第1回 古典との対話へ Why don’t we have a dialogue?

【対話を終えて ~感想集より~】 

第1セッション  オルテガ『大衆の反逆』

テキスト : 『大衆の反逆』 神吉敬三訳 ちくま学芸文庫 11~22頁

☆AグループIMG_8830

  • 初回ということもあって、皆手探りな感じだった。自分もいろいろ考えていたが、怖じ気づいてしまい、言い出せずに終わった。また、先生方からの指摘によって、文章を読む際は、単語一つ一つの使い方に注目すべきだとわかり、次からは、その文章の書かれた時代背景、当人の環境について踏まえた上で読もうと思いました。
  • 現代の政治とこの文章を結びつけて意見を言う人がいるなど、たくさんの意見を聞くことができてよかった。最初だったので、少し発言するときに戸惑ったが、「正解は一つではない」という言葉を聞いた後だったので、少し安心できた。
  • 一番最初の対話で、全然発言できなかった。ただ、周りの対話を聞いていて、オルテガが考える「大衆」「少数者」の意味について、自分で家で読んだ時、疑問に感じたことや、それについて思ったことを考え直したり、広げたりすることができて、嬉しかった。

☆Bグループ

  • 本文を初めて読んだ時は、人間は大衆と少数者に二分しているのだと感じたが、今回対話を通して人間にはもっと別の枠組みもあるのではないかと思った。話すことにより考えが変わることが楽しかった。
  • 最初の対話ということで、とても緊張しました。私にも大体理解できる内容で発表したいこともいくつかまとめていたのですが、あまり主張できなかったことが残念です。「大衆」や「少数者」などの言葉ひとつひとつの意味をもっと考えたほうがよかったと思います。
  • 全員活発に意見を出していて良い空気だったと思います。初めてのアカデメイアだけにいろいろ分からず大変でしたが、今後は語句の定義などに気をつけようと思います。

第2セッション  ルソー『人間不平等起源論』

テキスト : 『人間不平等起源論』 中山元訳 光文社古典新訳文庫 114~121頁、140~157頁

 ☆Aグループ

  • ルソーの考え方が、現代人の考えからとてもかけ離れたものだったので、とても刺激を受け、また参考になった。
  • 『社会契約論』へとつながる話だったので、非常におもしろかった。前回(オルテガの対話)の教訓もあってか、比較的注意すべきところに注意し、文章に沿った答えを考えることができた。
  • 野生(自然)と文明の違いについてのルソーの考察は、今まで出会ったことのない書き方だったので、面白かった。また、皆の対話形式が質問と応答になっている時間が多く、前半(オルテガの対話)より飲みこみやすかった。

☆BグループIMG_8804

  • 正直読み込みが浅かったように思うが、その分『大衆の反逆』の時よりテキストに即した解釈が述べられたと思う。「自然法」の定義については、曖昧な状態だったが、言葉の意味それ自体に迫る良いきっかけだったと思う。
  • 『大衆の反逆』での失敗を踏まえ、わずかな時間ではあったが、もう一度対話の前に読み直した。すると、昨日までと違う見方ができ、ルソーが言いたかったことにより近づくことができた。また、「支えあいと従属の違い」に関わる様々な意見を聞くことができて楽しかった。
  • 「野生人」が文明を得ることへの是非、富のしがらみ、法が人に何をもたらしたかと様々な意見が展開されるのは見ていてとても感嘆しました。私たちがこれらの現状にどう立ち向かえばいいのか、ルソーがどんな答えを出しているのか学びたいため、『社会契約論』も近いうちに読みたいと思います。