119.教育の環境と通学アクセス

終業式で校長から修了証を受け取る特別聴講生

終業式で校長から修了証を受け取る特別聴講生

2015.8.1
市川学園理事長・学園長 古賀 正一

猛暑の夏休み、学園全体(中学・高校・4幼稚園)で、教職員、生徒、園児約3,000名が思い思いの活動をしています。有意義で楽しい、健康で事故のない45日間であることを祈っています。安全はすべてに優先、スピーデイな報告・連絡・相談と情報共有が重要であることを教職員に徹底しています。

A.今月の話題・・・教育環境の大切さ

東京はじめ首都圏の学校の方々が本校に視察にこられると、校舎が広々としてうらやましいとよくいわれます。特に教室の多様さ、廊下の広さ、国枝記念国際ホールの舞台の大きさ、古賀記念アリーナの広さ、図書館(第三教育センター)の充実、人口芝の新総合グラウンドの素晴らしさなどです。

一方私どもは、都心の学校に行くと、電車や地下鉄など通学アクセスが容易でうらやましいといいます。両方を両立させるのは理想ですが、都心で広い敷地を求めるのは不可能です。生徒が学びやすく、教職員が教えやすい校舎であること、更に教室以外の施設、グラウンド・体育館、校庭などキャンパス全体の環境が良いことは、中学高校の生徒の身心の発達時に、特に大切です。

本学園は、2003年共学スタートと同時に新校舎に移転し、創立の旧校舎のあった第一グラウンドに比べ、駅から遠くなりました。しかし新天地に思いきって新しい校舎をたてることができ、広いスペースをとることができました。今回校舎敷地と一体化した総合グラウンドが完成し、敷地総面積が44,362㎡となり、今までの1.57倍の校地となりました。将来の校舎の増設など拡張についても十分可能です。勿論、第一グラウンド、第二グラウンド、野球の大野グラウンドはそのままで、4つのグラウンドを保有しています。

一方アクセスの面では、旧校舎時代は徒歩通学が中心でしたが、現校舎では、通学方法は路線バス、スクールバス、自転車、徒歩と多様です。このアクセスの改善については、当該バス会社と不断の改善をしており、また多様な通学方法を通じて、バスマナーや自転車のルール遵守など教育的な見地での人間教育も実施しています。今般、全校生徒が通学方法別にグループ集会を行い、生徒同士討議し、マナーの改善、通学方法の改善、自転車の安全運転など有意義な討議をしました。自らを省み、自分で考え解決策を見出すことは、きわめて大切です。

今回総合グラウンドの完成と周辺環境整備で、学園正門前にバスプールと停留所をつくり、本八幡、市川大野の一部路線バスが直接学園の正門前まで来ることになりました。また西船橋のバス路線は全部学園正門前往復となり、大型バスも投入され利便性は大幅に高まりました。また9月からは京成東中山駅前始発のバスも投入され、京成路線の利便性が更に高まります。また帰校時は、スクールバスがあり、更にイベント開催時など、臨時路線バス、スクールバスなどにより、保護者や外部の方々の利便性を向上させています。

よい環境の中で、もっと良い教育をしたいという思いは、市川学園の教職員の共通の思いです。教員の研究・研修、教科を超えた学びあいを通じ、新しい能動的学修(アクテイブ・ラーニング)にむけ、生徒の自ら学ぶ第三教育力を高め、更なる教育環境の整備に尽力してまいります。

B.7月の主な学園行事・活動

  1. 2日(木)~7日(火)学期末試験
    今年度から採点答案返却日を2日間にし、各試験の結果解説、生徒の採点確認を行うこととした。
  2. 2日(木)教職員会議
    学園創立80周年記念事業と行事の方針およびアクテイブ・ラーニング環境の整備に関してのプレゼンテーションを実施し、共通理解を得た。また夏休み期間中の安全管理、熱中症対策等につき徹底した。
  3. 6日(火)帰国子女編入試験(中1、中2、高1)
  4. 8日(木)中3テーブルマナー講習と歌舞伎鑑賞会
    期末試験後の恒例行事である。本年度は、テーブルマナー講習はホテルアーク半蔵門で実施。創立者が非常に大切にした行事で、ホテルでの会食など思いもよらぬ時代にスタートし、当時は校内で実施した。それでもスープ、肉屋のとんかつとキャベツ、パンとフォーク、スプーンが用意され、基本マナーの指導を受け、社会に出て非常に役立ったという卒業生が多い。大切なのは、基本の作法をきちんと守りつつ、回りの人への心配りと良識である。隣の人との対話、楽しい雰囲気、食事のスピードを周りに合わせるなど心がけたい。歌舞伎鑑賞会(国立劇場;大劇場)は、歌舞伎の見方解説の後、2時間に渡る『義経千本桜渡海屋・大物浦の場(一幕二場)』を鑑賞した。尾上菊之助他が出演。
  5. 8日(水)、9日(木)中1水泳実習(第一グラウンド・プール)
    中1夏期学校(一宮学舎他)の事前研修として、水泳や海岸での集団行動・安全確認を指導した。また夏期学校事前準備として通常の体育授業中に救急救命やAED使用についての実習を行っている。また、現地では国際武道大学の学生ライフセイバーの皆さんに見守っていただいている。
  6. 11日(土) SSH中間発表会
    午前恒例の高校生による小学生対象の実験講座を開催し、約200名の小学生、保護者が来校。午後は課題研究の中間ポスター発表、口述発表、運営委員会など実施。
  7. 13日(月)中3全学年のクラス対抗ドッチボール大会
    予選リーグ戦後、決勝トーナメント実施した。猛暑の中、水分を取りながら心地よい汗をかいた半日。
  8. 14日(火)、15日(水)答案返却・解説の特別時間割
    今学期からの新しい試みで2日間を使い、国、数、理、社、英の5教科の担任教師が直接解説、指導しながら答案返却をした。生徒にとり、弱点を知る復習の機会となった。1限30分、一日(半日)6時限の特別時間割を編成した。
  9. 15日(水)-19日(日)SSH交流のタイ国教師、生徒来日
    SSHで交流の深いプリンセス・チュラボーン・チョンブリ校(PCCC)の校長を含む3名の教員と男女7名の生徒来校。ホームステイと敬和寮宿泊。漢方薬と生薬の研修およびプレゼン。終業式参加、IT先端技術(顔認証)実習、科学未来館見学など。12月には本校教師・生徒12名がPCCCを訪問予定。
  10. 17日(金)終業式
    校長より自己管理能力の向上と生活習慣の大切さを強調した。また、市川警察署員の方々から、自転車の運転に関する「改正・道路交通法」などについてお話をいただいた。更に高校終業式では、6月より特別聴講生として本校に通っていたスペイン人男子高校生とアメリカ人の女子高校生よりお別れの挨拶があった。
  11. 20日(月)中2関西夏期学校
    恒例の中2の2泊3日京都・奈良の関西夏期学校。中学校では、1年で市川市~千葉県と身近な地域を知り、2年で横浜・鎌倉~京都・奈良と日本の歴史文化を知り、3年のシンガポール修学旅行でアジアを知るという一連のコンセプトで行っている体験学習の一環である。
  12. 21日(火)から8月2日(日)中1夏期学校(千葉県長生郡一宮町)
    恒例の4期にわけ2クラスずつ3泊4日の一宮学舎宿泊研修。
  13. 21日(火)から新しいターム制による夏期講習
    5日を1タームとして110分授業。タームごとに完結した講座を選択する。欠席者へは、資料等懇切に提供する。7月に2ターム、8月下旬1タームの計3ターム。

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