121.文武両道8か条と明るい挨拶

2015.10.1
市川学園理事長・学園長 古賀 正一

9月から10月は、なずな祭(学園祭)、中学の体育大会、高校の球技大会そして芸術鑑賞会など行事で盛り上がる季節です。行事の役割分担を通じての仕事と責任感、一つのことをチームワークで達成する喜びと自信は、生徒にとりかけがえの無い財産になります。

A.今月の話題・・・生活習慣と自己管理能力

9月13日(日)後援会主催の恒例行事の保護者懇談会を、今回から名称も変え『保護者交流会』として実施しました。全体会として、東海大学スポーツ医学研究所教授、医学博士小沢治夫先生の『学力・体力・気力の向上は生活習慣の立て直しから~一流スポーツ選手・タレント・作家・東大生に学ぶ8つの生活習慣』と題する基調講演が行われました。

国枝記念国際ホールの舞台上を活発に動き、数百枚のパワーポイントや写真を示し、1時間半ほどの話は、保護者を魅了しました。先生の長い実体験、各種のデータ、科学的根拠、成功事例を示し、極めて説得性のあるお話でした。

生徒の学業と運動や部活との両立である文武両道は、以下の8か条の実践こそが鍵であることを特に強調されました。

  1. 朝食を毎日しっかり食べる
  2. 毎日排便がある
  3. 遅刻しない
  4. 学校で眠くならない
  5. 身体をしっかり動かす
  6. 毎日勉強は2時間(携帯・ネットは1時間以内)
  7. 風呂(湯船に入る)
  8. 睡眠は8時間しっかりとる

当たり前のことですが、実行すること更に継続することは、そう簡単でなく強い意志が必要でしょう。結局できる人に共通しているのは、8項目を実践する『規則正しい生活習慣』と『自己管理能力の高さ』であること、実際に先生の高校教師時代(筑駒中高の体育科教師)に東大の現役合格率日本一(56%)のサッカー部を作り上げた事例など印象的でした。この8項目は、大人の我々も守るべき生活習慣であり、生徒の指導にも役立ちます。

小沢先生は5月に土曜講座で800人以上の生徒に対し、同様な講義をしていただき、大きなインパクトを与えてくださいました。人生は結局、毎日のよい習慣の積み重ねであり、『習慣は第二の天性』といわれます。人間教育に、生徒指導に、先生のお話を是非生かしたいと思っています。

全体会の講演ののち、保護者は19グループに別れ、各グループ別に教室で活発な情報交換、交流が行われました。理事長、校長、3副校長もそれぞれ分担をきめ、各教室をまわり、質疑応答と意見交換を行いました。学園として保護者の意見、課題、要望を直接聞くと同時に、家庭教育や生活習慣などへのアドバイスもできるよい機会でありました。巡回した折の主な話題は、通学に関すること、学校生活・行事に関すること、進路選択に関すること、スマホやラインの使用制限に関すること、勉強と部活の両立、家庭生活のことなどでした。

最後に学園の教育として、今リベラルアーツ教育をうたい、5つの力をつけることを推進しています。特に人間力の土台になるのは、まさによい生活習慣と自己管理能力でしょう。具体的には小沢先生の8ヶ条を実践すること、この8ヶ条に加えて、「明るい挨拶」「感謝の心」「整理・整頓・清潔・清掃」「約束を守る」「人に迷惑をかけない」の5項目がしっかり行える生徒は、当学園の人間教育の優等生であり、紳士淑女になる基本ができたと思います。

B.9月の主な学園行事・活動

  1. 1日(火) 始業式
  2. 5日(土) 土曜講座
    今回は京大の二人の教授の講座であり、興味深いものであり、生徒に大きな刺激となった。飯吉透教授『オープンエデュケーション…新しい勉学のあり方』、大野照文教授『三葉虫と地球の歴史(SSH講座)』。
  3. 12日(土)  SSH授業研究会
    市川学園SSHは課題研究と授業研究会が2本の柱である。3時限目と4時限目に10の授業を公開した。理科系の授業以外に、言語技術の授業、数学と社会のコラボ授業『経済学における微分法』など。午後は5つの分科会に分れ、外部から来校の先生方と討議。
    また全体会では、市川学園の紹介、市川サイエンス(SSH)紹介、大学の事例研究、他校の事例紹介など実施された。全国から約40名の大学、高校の先生に参加いただいた。
  4. 12日(土) 就活セミナー会(本校・同窓会主催)
    今回3回目で市川グランドホテルで実施。老壮青の社会人OBが、大学3年の同窓後輩に開くセミナー。基調講演経験豊かなOBの『働くということ』、直近のOBによる就活の体験のパネル討議、就職する業界の基礎情報提供などを行い、各業種ごとの小グループ座談会、その後懇親会と充実した半日。同窓生の先輩後輩のきずなが強くなり、また先輩が親身にアドバイスしていただき、本当に有難いことである。
  5. 14日(日) 保護者交流会・・・今月の話題で詳述
  6. 26日(土)、27日(日) なずな祭
    今年のテーマは和。文化祭実行委員長の下、種々工夫を凝らした。天候も両日とも開始直前に晴れ、2日間合計約13,000人の来校者であった。各文化系クラブや応援部、体操部のパフォーマンスや研究発表展示、学年・クラス単位の展示、コミュニティホールでの学芸ステージ、恒例の屋台村食品販売など来校者ともども楽しい2日間であった。口述発表会のプレゼンテーションが年々向上、また高2音楽授業選択生徒200人全員による初の混声合唱も圧巻。近年卒業生の来校が極めて多く、教職員との懐かしい対話や近況報告も各所ではずんだ。

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