137.時間を上手に使うこと・・・タイムマネージメントの重要性

0416_3802017.2.1
市川学園理事長・学園長 古賀正一

生徒が学園生活を通じて、心身ともに大きく成長し自分の本当にやりたいことを見つけ、思い出に残る意義ある学園生活をおくることを常に念願しています。生徒一人ひとりが自分の才能を目一杯伸ばせるよう、誰もがどこかで主役になれることを期待し、日々努力しています。

授業・課題研究・ゼミなどの学業とともに、研修旅行・なずな祭・体育大会、校外コンテストなど数々の行事に積極的に参加すること、更にクラブ活動を通じて他学年の先輩後輩と目標に向かって切磋琢磨し、対外試合などで全力を尽くすこと、これらは全て生徒の青春を豊かにします。

学業、行事、部活動の3本の柱を充実させることこそが、学園生活をかけがえのないものにします。

学業と部活動の両立は、生徒にとり保護者にとり大きな関心事です。うまく両立させている多くの生徒は、時間の使い方(タイムマネージメント)がうまいのです。時間は万人に平等に与えられており、1日24時間をどう使うかで、学園生活の楽しさと満足度は決まります。勿論睡眠、食事時間はしっかりとり、健康でなければなりません。

学園の生徒・教職員の活動時間は、学校システムとしても重要であり、改善を考えてきました。今般2017年度より日々の活動時間帯を変え、生徒も教職員も時間を更に有効に使えるよう計画しています。

即ち時間割として高校の登校時間を10分早め(中学は変わりません)、1時間目のスタートを早くします(8時35分)。これにより6時間目を早く終え(15時)、高校は帰りのホームルームを原則行わず、クラブをはじめとした課外時間をこれまでと同等に確保しつつ、生徒の最終下校時刻を早めます。最終下校時刻は中学が通年で17時45分、高校は18時30分です。家での家族との時間、自ら学ぶ時間をとるためです。

あわせて教職員の最終退勤時刻を早くし、我々も学びの時間を確保します。

また原則、部活の休養日をしっかりとり、日曜の練習日数も月当たり上限を決め、部活の効率的・良識的運営を目指します。夏期休暇期間中も活動日数の上限をきめ、過度に部活動に明け暮れることのないよう、夏休みでなければ経験できないことがやれるよう配慮します。生徒・教職員の自ら学ぶ時間の確保と健康管理は、社会的視点、教育的視点、また経営の視点からも重要です。そのためには、生徒・教職員ともに時間の効率的使い方、活動の密度と質の向上が不可欠です。

せっかく新しい時間を生み出しても、それを有効に使わなければ意味がありません。スマホの過度な利用や下校時の立ち寄り、無益無駄な時間が多くならないよう注意が必要です。学業・行事・部活動の3本柱を存分に行いつつ、いかに生きるかを考え、自分の将来の道を発見することこそが大切なのです。

全ての人に平等な24時間をいかに使うか、タイムマネージメントは、生徒とともに我々教職員にとっても大切なスキルです。時間の使い方については、古今東西多くの人が試み工夫し、多くの書物が出ています。タイムマネージメントのうまい人は、人生の成功者です。タイムマネージメントは、自分流を生み出すものなのですが、有効なヒントをいくつかあげます。

1. 予定をたて実行すること
日々、週、月、年間など手帳やスマホの予定表の活用。一方予定は実行のためにあり、計画倒れにならぬよう。無計画行き当たりばったりの行動は時間の無駄をつくる。

2. やるべきことのリスト(アクションアイテム)を作る
優先度を決め実行。準備が実行をスムーズにする。期限(生徒では提出書類の期限など)を守る、約束を守る努力は信用のもと。時間を守らない人は、他人の時間を奪い、信用されぬ。

3. まずやり始める
ぐずぐずせず、まず始める。目が覚めたら布団からでる。ともかく机に向かう。最初の1行を書き始める。準備の儀式が長く結局始めない愚をさける。千里の道も一里より。時間の活用でよいことは、習慣にしたい。習慣は第二の天性である。

4. 断片(細切れ)の時間を大切にする
電車・バス・部活の待ち時間。朝の10分間読書など10分は大切、年間実に60時間にもなる。『塵も積もれば山となる』、『積小為大』である

5. 効率的に時間を使う
能率の上がる朝の時間帯は貴重(夜型の人は別)。疲れたときは、仮眠またはあまり頭を使わないことや気分転換に時間を使う。ITの有効活用は必須である。

6. 整理・整頓・清掃
探し物の時間の無駄をなくせる。人生、何かを探している無駄な時間は非常に多い。

生み出した時間は、更なる学び、本当にやりたいこと、健康増進、家族との団欒など有効に使えます。勿論 自分が本当にやりたいこと、親しい友との語らい、面白い本などには、時間を忘れ没頭することは大切です。時間ばかり気にするのはよくないが、タイムマネージメントは、真に有意義なゆとりある時間を生み出すための有効なスキルなのだと思います。

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