144.幼稚園教育の重要性

17-8-31 なずなメッセージ2017年9月写真2017.9.1
市川学園理事長・学園長 古賀正一

長い夏休みの間、幼稚園、中学、高校の園児、生徒、教職員合わせて約3,000名が校内、校外、国内、海外で種々活動してきました。今年も安全第一、事故なく、元気で登校する姿を見るのが、何よりの喜びです。8月31日には、教職員全員出勤し、教職員会議、学年会議、教育経営会議など2学期への準備を整えました。

市川学園80年の歴史の中で、幼稚園の設立はかなり早くから計画されました。創立者古賀米吉は、小学校教諭も経験し、情操、よい習慣、意欲や関心、友達関係などは、幼児期からしっかり身につけさせ、伸ばしたいという考えを、強く持っていたからです。今で言う非認知能力の重要性です。

戦後間もない昭和28年、学園創立後16年目に市川学園幼稚園(市川市八幡)を設立し、幼稚園教育も教員の質が第一として、翌昭和29年には千葉大学の指導の下に、幼稚園教員養成所を幼稚園内に設置しています。その後昭和33年八千代台幼稚園(八千代市八千代台)、昭和39年第2幼稚園(市川市東菅野)を設置しています。さらに平成8年印西市西の原に西の原幼稚園を設置し、現在4園体制、教職員園児あわせて約500名です。

学園幼稚園の特色は、4園一体運営で、法人本部幼稚園統括担当がまとめ役です。
年に5~6回、各園の主任以上が参加しての4園会議で、課題討議、情報共有、年度方針施策と予算、入園状況、研修計画など審議決定します。小職も勿論毎回参加します。4園間の人事交流もあり、また互いに知見を交換しあう学びの共同体です。

夏休み中には、必ず終日かけ4園合同研修会を行います。午前中は、理事長の話、課題の研修・発表、午後は特定テーマの講演会を行います。

今年は、8月29日(火)に実施。午前は、AEDの実際の使用研修、各園の特色とPRのプレゼンテーションなど、午後は、女性ライフサイクル研究所フェリアンの副所長津村薫先生による『保護者支援について』の講演を伺い、活発な質疑応答があり、有意義な一日でした。

同じ建学の精神で同じ教育方針であっても、それぞれの園には特色があります。

市川学園幼稚園;住宅地にあり閑静で、駅に近く利便性が高い。ここ数年就労者のニーズも高まっており、就労支援型の預かり保育も実施している。

市川学園第2幼稚園;1学年1クラス編成の幼稚園。保育時間中は、隣接する広大な当学園第一グラウンドが利用でき、知徳体バランス良くのびのびと活動している。

八千代台幼稚園;1学年1クラス少人数幼稚園。少人数故に、降園時に担任から保護者全員に声をかけ、その日あった出来事を話した後、園児を引き渡している。

西の原幼稚園;4幼稚園の中で唯一園バスを使用。広範囲から通園が可能であり、課外教室も盛んである。(英語、サッカー・体操、ことば遊びなど国語教室、チアリーディング)

さらに市川学園の付属である特色は、

  1.  学園の諸施設が使えること;例)國枝記念国際ホールでの音楽会、第一グラウンドの諸施設での遊び・運動会、保護者のサークル活動
  2. 学園生徒との交流;高校生が、ボランティアとして園を訪問し、餅つきなどの行事支援、出張演奏さらには園児との遊びなどの活動をします。
  3. 4園卒園生の特典;市川中学校受験に際して優遇措置があります。
    ①小学校6年生体験授業の優先受け付け、卒園生限定の市川中学校の説明会実施(見学ツアー、校内授業見学を含む)
    ➁市川中学校入学試験のうち、12月帰国生入試又は1月20日の第一回入学試験のいずれか1回の受験料が免除されます。
    ※詳細は学園HP幼稚園サイト http://www.ichigaku.ac.jp/kindergarten/  をご覧下さい。

最後に、幼稚園も建学の精神の3本柱を、園長、教職員が率先実践しています。即ち第一に、『独自無双の人間観』は、一人ひとりかけがえのない園児、世界でたった一つの花であることを大切に教育しています。第二に、『なずな教育』として、一人ひとりの園児、皆違う個性をよく見て成長するよう教員が協力しています。目立たない園児にも目をかけることがなずな精神の基本です。

また第三に、第一教育(家庭教育)と近接する最初の第二教育(学校・集団の教育)である幼稚園から、自分で学ぶ『第三教育』がスタートしています。園児が元気に挨拶し、自分のことを自分で出来るよう、自分で工夫したり、園児同士教えあい分かち合う協調性を育む、疑問(?)をもったり感動(!)したり質問を活発にする自主性など、第三教育のはじまりになるよう尽力しています。

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