150.創立80周年を含む4年間を振り返る …新しい中期計画の推進に向けて

YOU_0477(外/第三教育塔ロゴ)2018.3.1
市川学園理事長・学園長 古賀正一

お蔭様で創立80周年行事・事業もほぼ終わり、3月のアカデミック・デイ(生徒の発表会、SSHを含む)を残すのみとなりました。皆様のご協力ご支援に心から感謝いたします。

17年度は、創立80周年の節目であると共に、第70期、共学10期目の卒業生をおくりだす節目でもあります。また学園の第三次中期計画(2014年度~17年度)が終了し、2018年度から新たなステップ即ち第四次中期計画に入ります。この4年間を振り返り、80周年を改革の牽引力に、新たに実施した特色ある施策、目標達成状況を挙げてみたいと思います。(*印は80周年記念事業)

  1. 学校システム
    入試のインターネット出願、期末考査の答案返却方法変更、クラブ活動ガイドライン改訂、組織新設(教育研究部、生徒行事部、法人本部)、新デザインの体操着、新しい生徒発表の場アカデミックデイ、市川学園奨学金制度
  2.  
    総合グラウンド*、ALICE教室(メインルーム、マルチルーム)*、中学全教室にプロジェクタ配備*、歴史センター・古賀教育センターの更新*、寄付者銘板*、北門守衛室設置、学園正門前バスターミナルの屋根設置
  3. 入試制度
    中学12月帰国生入試導入及び中学第一回に英語選択入試導入、高校5教科入試導入
  4. 進学実績
    着実な学力向上(センター試験の高得点者数倍増)、難関大学現役合格者数も着実に増加、17年3月現役合格東大16名、東工大10名、一橋大17名など。
  5.  
    中3個人用iPad活用、アクティブ・ラーニング授業の拡大(デジタル教科書活用)、全教室に「まなボード」配備、高2リベラルアーツ・ゼミ、プレミアム講座、高3寺島実郎講演とゼミ(ゼミは18年度から)
  6. 国際研修および行事
    英国イートンカレッジ研修、米国ボストン・ダートマス大学研修、エンパワメントプログラム、中1西湖・富士山夏期学校など新規研修、17年高校生冬のふくしま研修を実施
  7. 刊行物*
    『80年の歩み』、『日々新たなり(理事長メッセージ集)』、『われらの研究(生徒研究論文集)』、『研究紀要(教員)』
  8. 教職員の研修・研究の充実
    オープンクラスによる公開授業の日常化、教科主催の研究会・教科横断研究会開催、外部の教員研究会への積極参加、文部科学省英語教育推進リーダ研修参加
  9. 同窓会との連携
    卒業生就活セミナー、中高生へのキャリアセミナー
  10. 生徒の自由応募の海外留学、国内・海外コンテスト参加への指導充実
    トビタテ!留学JAPAN通算15名合格(15~17年度、全国5位)、国内・海外コンテスト優勝、入賞多数(SSHを含む)。この4年間、外部での活動特に自分の意志でコンテストや研修にチャレンジする生徒が多くなりうれしいことです。やってみることで、自分の特色を発見することでしょう。はじめること、行動することが肝心です。生徒諸君の可能性は無限、新しいことを学ぶことを忘れなければ、AI時代を恐れることはありません。保護者の皆様と教職員の役割は、やってみようと生徒の背中を押し、激励してあげることでしょう。

さて本年4月から、第四次中期計画(2018年度~21年度)をスタートします。当学園は、2003年度から学園方針(理事長、校長)に基づいて中期計画(マスタースケジュール)をたて、各年度計画にブレークダウンし、PDCA(PLAN;計画、DO;実行、CHECK;評価、ACTION;次の計画・実行へ)を回し、改革を推進してきました。

第一次、第二次中期計画の頃は、トップダウンで大きな方針を決め、一部をワーキング・グループで計画を具体化して来ましたが、第三次中期計画からは、各部門が学園方針及び大綱に基づき、主体的に中期計画をたて各年度の実行計画に具体化し、PDCAを回してきました。

第四次中期計画は、すでに昨年の12月の教職員会議で、理事長・校長から中期の目標と基本方針を述べスタートしました。各部門の長(学年主任、教科主任、各部長、委員会の長など27部門)が、定例および臨時の各部門長の集まりである主任・部長合同会議等で討議し、各部門の中期計画、18年度実行計画(方針、重点施策、予算)にまとめます。方針と重点施策は、全常勤教職員が参加する恒例の4月はじめの「年度方針発表会」で1日かけ発表し、情報共有と質疑応答を行います。これがPLANの段階ですが、この計画を更に具体化し、実行DOすることで改革が進みます。

重要な施策は、教育経営会議(理事長、校長、副校長、法人本部長他幹部がメンバー)に提案、熟議し方針決定しますし、各部門にまたがることは、主任・部長会議または課題別会議で審議し、成案にまとめ、教育経営会議に提案します。年度末には、各部門の個別成果報告会として幹部と審議、評価CHECKし、ACTIONとして次年度の年度実行計画(P)につなげます。

一番大切なのは、DOであり、夏休み前までの施策の具体化が成果を上げるポイントです。第四次中期計画は、次の90周年に向かう最初の中期計画です。またこの数年間は、高校・大学・入試一体改革、大学入学共通テスト、新しい学習指導要領、アクティブ・ラーニング、教職員の働き方改革、クラブ活動の改善など、日本全体の教育改革が推進される大切な時期でもあります。建学の精神を守りつつ、更に卓越した教育を目指し、世の中の動きを先取りし、一歩先行しなければと思っています。

『新しいことをはじめることを忘れない限り、人はいつまでも若く生きられる』
(マルチン・ブーバ―;オーストリア宗教哲学者、1878-1965)

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