156.学園は市川市とともに発展…卒業生である村越祐民市長の誕生に思う

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英国ケンブリッジ大学研修より

2018.9.1
市川学園理事長・学園長 古賀正一

43日間の夏休みを終え、9月1日からの2学期は、中・高の始業式から始まりました。

前日8月31日は、恒例の教職員全員出勤日で、教職員会議、学年会、教職員全員研修会(なずなセミナー)、教科部会と続く2学期準備の一日です。教職員の状況はもとより、生徒の活躍の状況が大きく把握できる一日です。

今年の夏休みは、異常な酷暑、台風・豪雨など異常気象の中、3000人の生徒・園児、教職員が活動しましたが、大きな事故や大過なく、今日の始業式を迎えられたことは有難く、まさに『無事是貴人』です。常に教職員には、安全安心は全てに優先する、準備に万全を(備えよ常に)、現場での判断とともに、報告・連絡・相談の徹底を図ってきています。生徒の夏の活躍の報告も続々入ってきています。

さて、今年4月に新しい市川市の市長として第14代村越祐民市長が誕生しました。村越市長は、市川学園高等学校第44回の卒業生であり、初めての卒業生の市川市長誕生です。49万市民のために活躍してくれることを期待しています。

村越市長は、市川中学校を経て市川高等学校を平成4年3月卒業後、青山学院大学國際政治学部に進み、卒業後外資系コンピュータ会社、早稲田大学大学院法学研究科修士課程、千葉県議会議員、衆議院議員、外務大臣政務官などを歴任しました。

千葉県内の現職卒業生市長は、星野順一郎我孫子市長(高校28回卒)、伊沢史夫白井市長(高校26回卒)とともに3人になりました。また県議会議員も7人、市町村議会議員や行政の要職で活躍している卒業生も多く、うれしいことです。

県内で多くの卒業生が、政治・行政以外にも、教育、民間企業、医者、弁護士、自営業など各分野で地域の活性化に貢献・活躍しており、地域創生時代に地元を支えていることを誇りに思います。学園も、地域への貢献、地域との協力を常に考えています。

市川市は、昭和9年市川町、八幡町、大野村、行徳村が合併して誕生しました。学園はその3年後、昭和12年4月15日旧制市川中学校として創立しました。戦中戦後81年間にわたり、市川市とともに歩んできたと言っても過言ではありません。初代(5代、7代)市長の浮谷竹次郎氏をはじめ、歴代の市長には大変お世話になり、又中等教育が不十分だった市川市にとって、学園は歓迎され期待された存在だったと思います。学園創立当時の市川市には、公立私立ともに旧制中学校(5年制男子校)はなく、千葉県で市川市から通える中学校は、県立千葉中、県立佐倉中、私立成田中、私立関東中くらいであり、あとは東京の中学校である府立3中(現都立両国高校)、私立開成中などであったと思います。

今や文教都市といわれるほど、市川市には私立の教育施設が多く、私立大学2校、短大2校、高等学校7校、中学校5校、小学校3校、幼稚園28園があります。一方国公立は、大学短大0、国立高校1校、県立高校7校、市立中学校21校であり、まさに私立が、幼児教育、中等教育に果たしてきた役割は非常に大きいと思います。

千葉県全体をみても、例えば高等学校では、私立全日制54校、通信制5校、公立学校129校であり、生徒数では31%を私学が支え、私公協調して教育の向上に尽力しているところです。また、公立の先生が定年後、私立で再度教育に情熱を傾ける方が非常に多いことも大切です。

  小職は、昭和16年に市川市に移り住み、市川市在住75年以上になり、市川市を愛することには人後に落ちません。市川学園は、市川市にお世話になる学校として、地域を大切にするともに、常に未来を見据え國際的視野を持ったリーダーの育成、真の紳士・淑女の養成に尽力してまいります。

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