5.優れた教職員集団、学ぶ共同体をめざす

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優れた教職員集団、学ぶ共同体をめざす

理事長・校長 古賀正一

2006. 5. 1

学校の質は、教職員の質の総和できまる。勿論永年の伝統、よき校風、優れた設備、同窓生、何よりも生徒の資質など学校の良否をきめる要素は多々あるが、やはり教師力に負う所が大きい。私学の選択もまさに教職員の質に期待するところ大である。

市川学園も新人、経験者共に教職員の質の向上、切磋琢磨、研修などには最大の注力をしており、更に努力したい。

今般 教職員の心得、行動指針を明文化した。小職の序文を参考に供したい。

優れた教職員集団、学ぶ共同体をめざす
~『教職員の心得』発行によせて

組織は人なりという。学校も然り。学校の価値を決めるのは、優れた教職員集団である。当学園も教職員各位の不断の努力と切磋琢磨により、成果をあげてきているが、更なる卓越性を求めねばならない。

教職員としての専門的能力(プロフェショナル・スキル)を磨くとともに、生徒・保護者から信頼される人間的能力(ヒューマン・スキル)を更に磨かなければならない。

教職員自身の日常の姿勢、態度、行動は、生徒や保護者に敏感に写る。生徒はまさに教職員の鏡である。教職員がまずわが身を正す、率先垂範する、よきマナーで立派な紳士淑女であることを自ら示すなどは、生徒に対する最高の教えである。 よきマナーは究極相手への思いやり、聖書の黄金律「自分がしてほしいように相手に振舞う」であろう。

さて中期計画の市川学園ビジョン『教職員』の項において、【輝く個の集団としての卓越した教職員チーム】を目標とし、全教職員が実践すべき下記7項目(市川学園の価値)を規定した。

  1. 建学の精神の深い理解と具現化
  2. 顧客の声に耳傾け適切・親切な対応
  3. 倫理観に基づく行動
  4. 常に向上心をもつ
  5. 教育への限りない情熱
  6. 新しいことへのチャレンジ精神
  7. 他校や他業界に学ぶ謙虚な姿勢

今回の『心得』発行の第一の目的は、7項目一つ一つに具体的実践項目をあげ、目標をより明確化したことである。第二の目的は、ルール、マナー、美化など日常実践すべき事柄、管理業務、個人情報の取り扱いなど、より具体的な事項を規定した。 いままで暗黙知として了解されていたことを明確にしたこと、旧来の悪しき慣習を改善したことなど、本心得の意義は非常に大きい。

『心得』は座右に置き、常に確かめまた教職員同士が学びあってほしい。この『心得』は各位の意見により、更に優れたものにしたい。

なお心得はこれが全てでなく、最小限の範囲の共通事項である。個別問題では教職員自身の良識で判断すべきこと、組織体として判断し臨機応変に処理すべきものもあろう。

今回の『心得』には、あまり述べていないが、スピーディな報告、連絡、相談(=報連相)、情報の共有などは、組織の強さの要である。特に問題発生時に、報連相と情報の共有の良否は、生徒の安全を守り、組織の価値を左右し死命を制することさえある。

是非ともこの『心得』を最低の基準として実践し、質の高い仕事、雰囲気の良い職場、効率の良い組織体をめざしたい。毎日毎日の小さなことのつみ重ねが、結局は優れた教師集団、学ぶ共同体実現への確かな道である。