20.記念ホールの建設~ある卒業生の寄付による夢の実現

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記念ホールの建設
~ ある卒業生の寄付による夢の実現

理事長・校長 古賀正一

2007.6.1

新校舎建設計画の折、体育館と講堂/ホールの構築を考えたが、両方を建設することは予算的にも経営上も無理であった。そのため体育館と講堂を共用できる現在の古賀記念アリーナを計画した。
体育館としての利用とともに、芸術鑑賞会、映画鑑賞会、入学式、卒業式などの折は、椅子を並べ最大2400名が入れる講堂/ホールとして利用することとした。音響効果も十分に考慮した。
お蔭様でアリーナの使用頻度は高く、満足すべきものであったが、当然講堂としての利用には不便さは残った。

新校舎に十分の投資をしたので、これからはハードの投資よりソフトの投資、すなわち教育内容の更なる充実、教職員の研修の活性化による質の高い教育、生徒用の図書や各種コンテンツの充実に力をいれることとした。

2年前、本学園 高校7回卒業生、理事の國枝宏安氏から多額の寄付の申し出があった。
氏は国際的なビジネスで成功をおさめたが、今日あるは学園の古賀教育のおかげであるとの感謝の気持ちを強く持った。21世紀の主役であり、国際的に活躍する学園生徒の役に立ちたいとの有難いお話であった。

熟慮の結果寄付者の意向も十分考え、講堂兼音楽会もできる多目的ホールを建設することとした。新校舎との架橋や付帯設備は学園が負担することとした。
氏の願いを名称にこめ、『國枝記念国際ホール』とした。ホールの使用内容を事前に十分つめ、それにあった形でワンスロープ客席680席とし、舞台は100 人編成のオーケストラ演奏が可能なスペース、良質な音響効果、300インチのスクリーンと大プロジェクタ装備などを主な要求仕様とした。

昨年10月着工し、本年10月完成の見込みである。完成するホールは、オーケストラ、ブラスバンドの演奏会、大規模な土曜講座などの講演会、保護者総会、学校説明会、学年単位の集会、生徒集会、演劇などきわめて使用頻度が高く楽しみな施設となる。創立70周年記念式典の11月17日(土)にお披露目をすることとした。
休憩スペースのホワイエには、ステンドグラスやモザイクなど芸術家のデザインもとりいれ、寄付者から生徒へのメッセージも付加する予定である。

一方 創立70周年記念行事は、学校法人、後援会、同窓会の協賛で行われる。一般募金による事業は、第三教育を示す3本の塔によるモニュメントの建設、市川学園フィルハーモニー(音楽愛好者)のための楽器の整備、市川学園歴史センターの整備、古賀教育(建学の精神)センターの設置などである。
また法人事業として、市川学園70年史、教職員の研究誌(紀要)、生徒による研究誌、理事長メッセージ集の発行なども予定している。

祝賀の当日は、午前に来賓、旧教職員、同窓会代表、後援会代表、生徒代表、法人役員、教職員代表などが参列する記念式典が行われる。その後ホールでの市川学園オーケストラによる初演奏会、平行して同窓会各卒業年次ごとの教室での会(ホームカミング)など多彩な催しとなる。更に午後の祝賀会は、来賓、旧教職員、保護者、同窓生、法人役員、教職員が参加する。

記念行事としては國枝記念国際ホールで、11月24日(土)に土曜講座スペシャルとして小平桂一 総合研究大学院大学学長(スバル望遠鏡建設、元国立天文台長)による記念講演、11月27日・28日両日には芸術鑑賞会(2日間4回)として、日本フィルハーモニー交響楽団の演奏が行われる。

学園の70周年行事は、歴代の学園諸先輩およびお世話になった各界の方々への感謝の気持ちを新たにするとともに、卓越した教育と品格ある学校へ更に発展する決意の出発点でもあると考えている。

國枝記念国際ホール 内部 70周年記念モニュメント