35.自学力(第三教育力)のすすめ~自学力のためのノウハウ

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自学力(第三教育力)のすすめ ~自学力のためのノウハウ

理事長・校長 古賀正一

2008 7.1

第三教育の力つまり自ら意欲を持って学ぶ自学力をつける方法、広く言えば学ぶ方法、勉学の方法についてお話したい。

学ぶことの上手な方法つまり技術は、非常に大切な技術だと思う。方法や技術というものは、ちょっとしたコツ(要領)を覚えそれを習慣化し、身体に覚えこませることができる。
先日も全校放送で生徒諸君に話したが、自学力をつけるための具体的方法の第一歩は、『自分で調べるくせを身につけよ』ということである。分からないことがあったら、まず辞書や本で調べることが大切である。世の成功者は全て若いときに自分なりの自学力の方法をあみだしている。

カール・ヒルティ(スイスの政治家、学者、歴史家。1833-1909)は、著書『幸福論』で、『仕事の上手な仕方は、あらゆる技術の中でもっとも大切な技術である。・・・仕事にも、あらゆる技術と同じく、そのコツがあり、それをのみこめば仕事はずっと楽になる。』といっている。生徒の仕事は、まさに勉学であり、自ら学ぶ力を高めることである。

私の経験とヒルティを参考にしながら、学び方、特に自学力を高める方法とそのコツについて、参考に供したい。

1.先ず始めること、行動すること~始めなければ何事も起こらない

人間は基本的には怠惰である。思い切って始めなければはじまらない。冬の朝、寝床から離れるつらさ、起きてしまえば問題ない。第一歩を踏み出すことが大切。準備に手間をかけ結局やらないことが多い。勉強のためのエンジンをかけ、アクセルを踏みスタートすることだ。興味のある本や好きな教科から始めるとよい。

2.ともかく毎日続けること~継続は力なり

はじめは短時間でも続けること。継続するとその蓄積はすごい大きさと力になる。仮に毎日30分余分に読書してみたまえ、年に180時間、30冊以上の本が読めるのだ。

3.勉強や読書を習慣化すること~よき習慣は素晴らしい第二の天性

よい習慣は人生においてとても大切。よい習慣が人生をきめ、悪い習慣が人間を堕落させる。毎日必ず自分の机に向かい自発的に学習・読書する習慣を身につけるのは、自学力の基礎であり、一生の宝である。

4.目標を持つこと~目標が自学力を大きく育てる

夢、目標、目的があれば、その目標に向かって努力しやすいし、自学力がつきやすい。どうしても医者になりたい、そのためには医学部のある大学に行きたい、そのためには・・・。目標のためには何をやらねばならぬかが分かり、嫌いな教科も好きになる。

5.時間の活用を工夫すること~人生は短いが充実して生きれば十分な時間がある(セネカ)

一日24時間は平等。時間の上手な使い方を知るかどうかで成否が分かれる。自分の好きな時間帯を見つける。通学や待ちの時間など細切れの時間を大切に。集中力がきめて。一日や一週間の計画を自分で立てる。朝7時から開く第三教育センターと自習室は、自学のための道場である。

6.なぜという疑問を持つこと~好奇心が自学力を高める

自学力は先ず疑問を持つことからはじまる。分からないことを先ず自分で調べること、特に辞書事典で調べること、自分用の辞書を常に手元に置き面倒くさがらぬこと。何でも見てみよう、チャレンジしてみようという好奇心が大切。感動も自学力のバネになる。

7.自ら主体的に学べば楽しい~われ以外皆わが師

自分の主体性、人に言われてやるより、自ら計画して学ぶのが本物で楽しい。
楽しければ、学びも苦痛でなく、余裕もできる。人生何からでも学べる。自学力の達人が結局は人生の成功者になる。

8.学びや知的活動と休息のバランスが重要~学びの中に休息を

集中した勉学の間に気分の転換が必要。疲れたら散歩や軽い運動をする。集中できるのは1-2時間。うまく休憩を入れたり、食事や散歩をいれる。十分に頑張ったときは自分で自分にご褒美を

自分なりの自分で学ぶ方法、コツをおぼえたらしめたもの。あとは自分の目標にチャレンジ。心に余裕を持てば、学園生活も楽しい。やはり勉強や読書は自分が主体的にやらなければ面白くない。