65.青春とは心の若さ

なずなメッセージ

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青春とは心の若さ

理事長・学園長
    古 賀  正 一

2011.3.1

 保護者の皆様、お子様の卒業おめでとうございます。卒業は英語でコメンスメントというように、新たなスタートです。お子様がいかに生きるか自問しつつ、自分の目標、やりたい学問や希望の職業にチャレンジしつづけるよう念願しています。皆様にとりましても、子育てという大きな仕事を成し遂げられました。本当にご苦労様でした。お子様は、精神的にも肉体的にも、もう大人です。自立と自助の精神を持ち自分で考え、責任をもち行動できるよう、今までとは違って、やや遠くから見守り、求められてアドバイスする支援をお願いします。将に巣立ちの時です。

 お子様は市川学園で3つの素晴らしい宝物を得たと思います。第一の宝はクラス担任、教科、クラブ活動でそれぞれ個性的な先生と出会ったことです。苦難の時など先生方のことばや教えを思い出し、勇気を得ることでしょう。第二の宝は、真の生涯の友です。学園生活でともに切磋琢磨し、ともに汗を流し喜び悲しみ、時に議論口論した仲間、多くの行事で助け合った思い出などです。中学・高校時代の友人は大学卒業後も一生付き合う生涯の仲間です。第三の宝は、在学中に読書の習慣をもち感銘深い本に出会ったことでしょう。読書は生涯学び続けるための強力なツールであり人生の伴侶です。更に言えば、本学園の目指す第三教育の力、自ら学ぶ力を得たことでしょう。よき教師との出会い、一生付き合う生涯の友、読書習慣と第三教育の力は、何者にも変えられぬ宝物です。

 さて世界は今グローバル時代です。資源のない日本は人材こそが資源です。技術革新や知恵で世界に貢献しリードすることが、日本の生きる道です。第三の開国と言われるように、お子様の活躍する分野は世界に広がります。それぞれの道で大きく羽ばたいていってほしいと念願しています。『君は君、我は我、されど仲良き(武者小路実篤)』それぞれの違った道、それぞれオンリーワンの人生を貫いてほしいと思います。

 長い人生つらいことがあっても、目標を持ちそれに向かってゆく勇気と努力を続ければ必ず成し遂げられます。苦難に負けない打たれ強さも必要です。大切なことは、希望を失わないこと、好奇心をいつも持ち続けることです。お子様は年齢的にも肉体的にも青春真っ只中です。しかし、米国の詩人サムエル・ウルマンは、青春(Youth)という詩の中で、青春とは、年齢でなく心の若さだと書いています。ウルマンは、『青春とは人生のある期間をいうのではなく、心のもちかたを言うのだ。たくましい意志、ゆたかな想像力、燃える情熱をさすのだ。また臆病を退ける勇気、安易を振り捨てる冒険心を意味する。年を重ねただけでは人は老いない。理想を失うとき、人は老いる。』といっています。お子様のみならず私共にも励まされる言葉です。

 今後とも学園に対し保護者の皆様の変わらぬご指導、ご支援をお願いします。門出を祝し、お子様の将来が希望に満ち輝くことを心からお祈りいたします。