永井 和之先生 中央大学総長・学長

社会生活の仲間としての企業とファンド

昭和20年9月24日 生まれ
昭和43年3月 中央大学法学部法律学科卒業
昭和54年1月 米国スタンフォード大学ロースクール客員研究員
昭和56年4月 中央大学法学部教授
平成17年11月 中央大学学長
平成17年12月 学校法人中央大学総長
受賞学術賞 日本海法学会小町谷賞(平成3年

講座趣旨

私たちの社会生活における隣人には、個人の他に、企業などがいます。この隣人である企業との付き合い方は、個人と同じ付き合い方でいいのでしょうか。例えば、隣人である個人がある日うるさく騒ぐこともあるでしょう。しかし、たまに騒音を出すということであれば、これはお互い様です。個人間ではお互い様の時に、それをいちいち文句を言いますか。
それに対して、毎日騒音を出している企業が隣人の時には、どうしますか。その企業と地域の隣人である個人との間で、お互い様の関係がありますか。
このような場合に、企業との関係を個人の間の場合とは異なる取り扱いをしませんか。
また、社会における企業の中には、その存在自体が個人に比べて大変大きく、その存在感から、その影響力も個人とは比べようもないくらい大きい企業があります。その企業の行動や行儀が悪い場合に、社会に及ぼす迷惑は行儀が悪い個人の振る舞いの迷惑とは比べようもなく大きいでしょう。その被害は多くの人に及びます。そのようなときに、個人の場合と同じような取り扱いで大丈夫でしょうか。食品の偽装などはどうですか。
しかし、企業は私たちに商品やサービスを提供しています。それに対して、ファンドは私たちの社会生活に何を提供しているのでしょうか。ファンドは必要ですか。ファンドが提供するのは資金です。この相違点が隣人としての生活関係に、どのように影響するのでしょうか。

著書

『会社法』(有斐閣)
『ブリッジブック商法』(編著)(信山社)
『ベーシックラーニング@ロースクール会社法』(編著)(第一法規)
『実務解説会社法Q&A』(編著)(ぎょうせい)

生徒や保護者の主な感想

  • 「自分たちのルールは自分たちで決める」という言葉が印象的でした。法律はみんなが知ることが大切なんだと思いました。(中1)
  • 企業やファンドの本当の意義を聞けてとても参考になりました。自分の今までのイメージとずいぶん異なっていました。(中3)
  • ファンドに良いイメージはなかったのですが、そういう役割をはたしているんだと知って良かったです。(中3)
  • 企業やファンドが法律とどう結びつくのか疑問でしたが、聞いてみて納得できました。(高1)
  • 自分は理系コースですが、法学部について関心を持ちました。先生が法学部を志望する生徒に薦められた『ロビンソン・クルーソー』『ガリバー旅行記』を読んでみようと思いました。(高3)
  • 「社会のルールを自分たちで決める」という話には感動しました。法律という遠い話を身近に考えるチャンスになりました。(中1保護者)
  • 法律の適用についてのケーススタディや、企業と個人の関係等、とても分かりやすいお話を戴けたと思います。(中1保護者)
  • 特に、「無償の好意」と「有償の好意」の概念について、具体例を示しながら、論理的に説明いただいた部分は、興味深く聞かせていただきました。(中1保護者)
  • メモを取る生徒たちの真剣な表情に感銘を受けました。(高1保護者)