児玉 清(こだまきよし)先生

本棚の隙間から世界を覗く~想像力こそ人生の大事!~

プロフィル

誕生  1934年1月1日(実際は1933年12月26日生)
出生地 東京都北区  血液型 O型 身長 179㎝
芸能界きっての読書家として知られる。NHKの書評番組『週間ブックレビュー』でも卓越した司会ぶりで好評を得ている。司会者としては、長寿番組「パネルクイズ アタック25」という人気クイズ番組の進行を1975年以来、30年以上つとめている。ラジオ出演は『テレフォン人生相談』のキャスターを務め、人気番組となっている。映画出演も数多くある。最近の「HERO」「スチームボーイ」から「日本の一番長い日」など話題作を始めとして、黒沢明監督の「悪い奴ほどよく眠る」にも出演。雑誌対談「PHP」では作家へのインタビューァー等もつとめている。TV出演も多数。最近では「鹿男あをによし」NHKの連続TV小説「ファイト」や、過去の大河ドラマ他にも数多く出演している。舞台は「サウンドオブミュージック」など。長い間、各分野・多方面わたり活躍をされており、現在に至る。

講座趣旨

最近の日本、どうも、いろんな面で怪しくなってきたように思えてならない。想像力の欠如から生じる不測の事態の頻発。智恵の至らなさから起こる破廉恥な商品偽装や欠陥隠し事件の続発。これらすべては、経済優先と考え、文学は役に立たないと決めつけて軽んじてしまったことにあると考えざるを得ない。
生きるとは。人生とは。死とは。こうした人間の大事を読書によって学ぶこともなく。知恵を養う知識を本から学び取ることなく。活字によって想像力を培うことなく。小説によって、つまり虚構を知ることによって真実を知ることなく、人間形成の大切な青少年期を過してしまった大人が溢れる日本。世の中が怪しくなってきたのは、リーダーシップを取る人たちの精神が怪しくなってきたからに他ならない。世のすべてのことは、それを行う人間の精神如何にかかっているのだから。
読書を通じて、これまでに得た知識と人生の体験を通じて、想像力の大切さを説きたい。

生徒の主な質問・感想

  • 本を読むことによって他人を知ることができるなら、これからもっと本を読もうと思う。自分で運命を選択することができるのなら、後悔しない道を選びたい。もしもあの時ああしていれば・・・と、思い返すことのないようにしたい。また、活字から想像できるような想像力をつけて、自分に責任を持ちたいと思います。さらに、第三者の目で自分を見られるようにしたいです。(中1 女子)
  • 児玉清さんは小学校4年生のときに講談本によって本の面白さを見つけたのはすごいと思いました。偉い人は小さいころから熱中したものがあるものなのだなと感心しました。講談本は語ったものなのでわかりやすいそうです。また、面白かった本はマイケル・クライトンという人の本だそうです。その人の「人間は科学で分析するとちっぽけなものになる。人は何かに生かされている」、という言葉はとても心に残りました。(中1 男子)
  • 最初に「教養は声に出る」と言っていたけれど、児玉さんの声はスルスルと耳に入ってきて気持ちよかった。俳優になるまでのエピソードや、読んだ本の話などが面白くて、あっという間に時がたってしまった気がする。いつもテレビで話しているだけあって話が上手かった!人生に問われているのは「勇気」だというのに感心した。(中2 女子)
  • とにかく先生に会えてすごく感動した。最近私はぜんぜん本を読んでいない。でも、本を読むと想像力が増し、何か人生の「かて」のようなものが得られるような、そんなことを今日の話を聞いて感じた。そして、児玉先生のように物知りで知的な、「教養」のある人になりたい。目の前で児玉先生が話されているということが、信じられなかった。多分絶対忘れないと思う。あの「アタックチャンス!」もやってくれた。すごく嬉しかった。(中2 女子)
  • 児玉さんはたくさんの本を読んでいてすごいと思った。たくさんの本を読んで、たくさんの体験をしているから想像力が豊かで、色々な考え方を持っている人だなと思った。児玉さんは芸能界に入りたくて入ったわけでもないし、どちらかというと入りたくはなかったのに、この世界に入っている。色々な偶然が重なってこの世界にいる。それはたくさんの経験をつんでいてスゴイと思うし、私もそうやって色々な経験をつめたらいいなと思った。(中3 女子)
  • 面白い具体例が多く実感が持てた。運命を決めるのは自分の性格ということに共感した。想像力がない日本人は説得力・説明力もない、読書の大事さが分かった。(中3 男子)
  • 夏目漱石の話から、声で本を書く話、チェスの男の話、それから児玉さん自身の話、語学関連の話などどれも面白かったので、あっという間に時間が過ぎていった。だめもとで抽選を受けてみてよかった。あと児玉さんの声がステキだった!!(高1 女子)
  • 話を聞いていて、決して楽な人生ではなく、むしろ苦難の連続の人生を生きてきたみたいだった。でも、そのような人生を生きてきたからなのか、ものすごい威厳を感じた。また、話し方が上手ですらすらと聞けた。人生はやはり、自分で決断しないといけない時があるということに、深い意味を感じた。(高1 男子)
  • 私も読書が好きですが、いつも同じようなジャンルを読んでいるので、「新しい世界を知る」という楽しみを忘れていた気がします。児玉さんの様々な本にまつわるエピソードを聞いて、活字から想像力を養う楽しみを知りました。また、これからの人生では、すべて自分の責任で運命を決めていかなくてはならず、その決断や人生を豊かにするために、自分の行動を他者の目で見る能力をどんどん養って行きたいと思いました。(高2 女子)
  • 児玉さんの話を聞いて、興味を持つこと、想像力を働かせることがとても重要なことだと改めて知った。児玉さんは本を読むことによって豊かな想像力を身に付けた。俳優も声優も作家も興味がなければ想像力は働かないし、興味があっても想像力がなければ、とてもできない仕事だと思う。また、本を書くのは人であり、その本を読むことによって色々な観点に立ち、考えを知ることで世界を広げることができることを知れてよかった。(高2 男子)
  • さまざまなジャンルから色々とためになる話を聞くことができました。児玉さんの教養の深さが話の随所にうかがえ、活字に親しむということが人生に与える大きさを感じました。活字を読み、目に見えないものを想像するということは、客観性を持つことであり、それにより人間は他者を知り理解できる。このことを心におき、本を読んでいこうと思いました。(高3女子)
  • 人生は勇気であり、そこには性格が出て、それにより運命が決まる。これは本当にそうだと思った。児玉さんの話にもあったように、「~だったら」と思うことはよくあるけど、結局は自分次第。今回は勉強になった。こんなこと学校では教えてくれない大事なことだ。(高3 男子)