飯塚 哲哉先生:(株)ザインエレクトロニクス代表取締役社長、(社)日本半導体ベンチャー協会会長、政府税制調査会特別委員

日本の国際競争力を回復させるために~ベンチャーの本来の役割~

                

プロフィール

1970年 東京大学工学部物理工学科卒業
1975年 東京大学大学院工学系研究科電子工学専門課程修了、工学博士
1975-91年 株式会社東芝勤務
1992年 ザインエレクトロニクス株式会社設立、代表取締役就任
1993年 東京大学先端研客員教授
2000年 「第10回ニュービジネス大賞」アントレプレナー大賞最優秀賞受賞
       日本半導体ベンチャー協会設立、会長就任
2004年   第6回企業家賞受賞、社団法人日本半導体ベンチャー協会設立、会長就任
2005年     HBS(ハーバードビジネススクール)アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー賞受賞
2006年     社団法人経済同友会 新事業創造推進フォーラム 委員長

政府税制調査会特別委員
藍綬褒章受章

講座趣旨

いま日本の産業は、海外との競争でなかなか勝てなくなりました。このままでは皆さんが社会に出る頃には、貧しい国になってしまうかもしれません。かつてアメリカも日本との競争に勝てなくなり、大学で博士号を取った優秀な人がタクシーの運転手をするなど苦労した時代がありました。このときアメリカでは「ベンチャー」という仕組みが広がり、再び世界での競争に勝てる力と豊かさを獲得しました。ベンチャーは、個人やチームが、世界に通用する新しい製品やサービスを提供し、さらに新しい企業や産業を育てることができる仕組みです。日本でベンチャーが広がれば、皆さんが社会に出て、海外の同年代の人たちと競争しなければならなくなる頃に、働きがいや生活力、国を育てる力など、豊かさを獲得するチャンスがたくさん巡ってくると思います。ベンチャーの役割と私の経験を皆さんに紹介し、日本の将来を明るくするために何をしたら良いか、一緒に考えたいと思います。

著書 

『時間を売るな!~実践と思考のシナジーを生み出す「1R2E3S」』(祥伝社)
『脱藩ベンチャーの挑戦~技術者よ殻を破ってみないか~』(PHP研究所総研出版)
『設計言語 Verilog-HDL 入門』(共訳)(培風館)
『CMOS 超LSIの設計』(編著)(培風館)

保護者と生徒の主な感想・意見

  • 安定した場所にとどまらず、よく目を見開いて世の中を見て、自分がどこで勝負に出るかを良く考えることが大切、というお話が子供達の心にも響き、残ってくれることを望みます。(中2保護者)
  • まさにグローバルな講演。時代の流れ、日本の国がどのような位置づけ、特徴があるか分かりやすく「ベンチャー」という生徒には難しい内容も、具体的でわかりやすかった。(中2保護者)
  • 将来は学問的な道へ進もうと思っているが、企業・会社への関心も高まった。(高1)
  • 社会人の生の話が聞けて面白かった。早く働いてみたいと思った。(高2)
  • 日本人が一人あたり670万円もの借金を抱えているなんてはじめて知りました。(高2)
  • 日本はまだまだ世界に通用するレベルに達していないことが分かった。国際競争力を回復させることが必要だと思った。(中2)
  • 飯塚先生はすごく自分の意見を持っていると思った。自分も社会に出たら常に自分の意見を主張していきたいと思った。(中2)
  • 配布資料がとても分かりやすく、またそれに沿って話が進められたので理解しやすかった。(中3)
  • 日本は保守的になっていると思いました。だからこそ、教育などを通じて国際化を進め、競争力を取り戻して欲しいと思いました。(中3)