長友 正徳先生:独立行政法人宇宙航空研究開発機構システムズエンジニアリング室総括

『 宇宙への挑戦 ~人類の持続的な発展のために~ 』

先生のお話の主な内容

長友正徳先生は旧宇宙開発事業団に入団して以来,長年に渡りロケットや国際宇宙ステーションの開発に従事されてきました。
第一線の研究と豊富な経験からのお話は,説得力がありわかりやすくとても好評でした。
冷戦下で米国と旧ソ連の宇宙開発レースが繰り広げられたこと,ロケット開発のあゆみではスペースシャトルのチャレンジャーとコロムビアの乗組員が犠牲になったこと,国際宇宙ステーション計画では日本は大きな役割を担っていること,さらに月や火星にも活動領域を広げていく未来の展望が語られました。
H2Aロケットにより,地球温暖化の影響が宇宙からはっきりと観測され、北極海の万年氷やグリーンランドや南極大陸の氷床が溶け始めていることがわかりました。
改めて地球と宇宙について考えさせられた講演でした。

生徒や保護者の主な質問・感想

  • 国際宇宙ステーション計画に日本も関わっていたこと。日本人宇宙飛行士が長期滞在する予定が決まっていることを知り,改めて日本が世界に劣らないすごい国だと思いました。(中1)
  • 20年前までは宇宙開発なんて夢のような話だったが,今は宇宙ステーションに何ヶ月も滞在できるほど技術の進歩は目覚ましく,すごいと思った。今から20年後は,いったいどこまで宇宙が近いところまでくるのだろうか。すごく楽しみだ。(中2)
  • 命がけで飛行士が宇宙に行っていることをあらためて感じました。たくさんの技術の結晶であると思った。思っていたよりもたくさんのロケットや衛星を開発・打ち上げをしていて驚いた。飛行士は筋トレしている!!(中3)
  • いままで宇宙で無重力でいることは気分がいいものになるだろうと思っていましたが,自由落下している状態だと知って慣れるまではそんなに気分はいいものではないのかな,と思いました。火星に住めるようになれば,土地も多くなり,働き手も必要になるので,今地球がかかえている問題の解決にもつながると思いました。(高1)
  • 無重力の状態はフリーフォールの落下中の状態らしく,常にあの体が浮いた状態だというのはかなりいやだと思った。火星の赤は鉄さびとは知らなかった。いつか気軽に宇宙に行ける時代がきたらいいと思う。(高2) 
  • 難しい話をわかりやすく説明して下さったので,宇宙が身近に感じられました。Question Time という形で”いっしょに考える時間”があったのもよかったです。温暖化など,地球上の色々な問題を解決するために重要な役割を果たしているということを実感しました。とても興味深い貴重なお話を有難うございました。(保護者)