尾本 圭子先生:仏・国立ギメ美術館 館長付顧問

『ギメ美術館を通しての日仏文化交流』

 

主な講義内容の紹介

 尾本先生は、ギメ美術館の研究員として永年ヨーロッパの人々に日本の芸術工芸品をはじめ、伝統文化の解説と紹介に尽力されています。

 ギメ美術館はパリの中心部にありながら、日本人観光客にそれほどなじみがないのは、展示品の全てが東洋のものだからかもしれません。

 実はこの「ギメ美術館」は世界一の東洋美術館だと言われていて、中近東からインド、中国、インドシナそして日本に至る広い地域に及ぶ膨大なコレクションを誇っています。

 お話しは、設立の立役者であるエミール・ギメ氏が日本に滞在した期間のことが中心で、その際に見た日本人のなりふり構わず西洋文化を必死に取り入れようとしている滑稽さや、それとは反対に、西洋に染まらない日本の文化の美しさに感動したことなどが、当時の手記に残されていることを説明してくださいました。

 また、現在のフランスの若者たちが、日本のアニメに夢中になる姿がスクリーンを通して紹介され、生徒達も異国の彼らに親近感を覚えた様子でした。

生徒や保護者の主な質問・感想

  • フランスは文化をとても重んじる国だと思った。そういう国に日本の文化が認められるのは嬉しいと思った。(中1)
  • フランスに行きたくなるような内容で興味深かった。(中2)
  • フランスに東洋の美術館があることに驚いた。浮世絵に影響されたモネの絵は興味深かった。ギメはとても勉強家だと思った。(中3)
  • ギメ達が日本の文化を高く評価してくれたことを日本人として嬉しく思う一方、それらが廃れていってしまったことが非常に残念である。(高1)           
  • 日本文化がこれほど外国で知られていることに驚いた。(高2)
  • 日本とフランスが古くから交流をしていることを知って驚いた。国際化が進む現代の、そのルーツのようなことについて話を聞くことができてよかった。(高3)
  • 大変興味深く聴きました。ギメの日本旅行のお話しがおもしろかったです。(中1保護者)
  • 受験指導も大切ですが、本日のような講座は多くの高校生に聴いて欲しい。(高1保護者)