池田 健二先生:中世美術史研究家・上智大学講師

『中世フランスの芸術~ロマネスクとゴシック~』

 

主な講義内容の紹介

中公新書の新刊の『フランス・ロマネスクへの旅』と『イタリア・ロマネスクへの旅』は、学会の研究者から一般のヨーロッパ旅行者にいたるまで、幅広い層の人気を集めています。

今回は著者である池田健二先生のお話が、スクリーンいっぱいの建築・彫刻・絵画などとともに味わえる、たいへん幸せな機会に恵まれました。ロマネスクとともにヨーロッパを代表する芸術様式であるゴシック美術。両者の対比をとおして、中世フランスの壮大なキリスト教世界を再現していただけました。よどみなく流れる奥深いお話と映し出された美しい芸術や風景が、私たちを一瞬にしてヨーロッパ旅行へ連れ出してくれたうえに1000年も昔にタイムスリップさせてくれました。

生徒や保護者の主な質問・感想

○教会は当時の技術・芸術の集大成ではないだろうか。見た目が美しいだけでなく、実用性も考えられた素晴らしい建築物であると思う。ぜひ一生に一度は本物を見に行ってみたい。(高2)

○現在、世界史でフランス中世の歴史を学んでいることもあって、人物名や地名に親しみながらお話を聞くことができました。将来、旅がしたいです。(高2)

○お話を聞いたり映像を見たりすることで興味が深まった。同時にフランスの芸術に深く関わっているキリスト教にも以前より興味が湧いた。このテーマは1時間半で論ずるには奥が深すぎると思った。お話をお聞きする時間がもっとあったらよいのにと思った。あと、映像で見たようなステンドグラスのきれいな教会に一度行ってみたいと思った。(中3)

○ロマネスクは自然の中にあり、調和した多様性を持った芸術であり、ゴシックの教会は光を使いステンドグラスを用いる建築だと、知った。日本人にはなじみのない文化で私の知らないものばかりだったが、とてもわかりやすい説明で理解できました。(高2)

○横浜から約2時間(片道)かけて伺った甲斐がありました。普段の授業とは別にこのような専門的な時間は教養を深めるよい機会ですね。(中1保護者)

○大変良い機会をありがとうございました。仕事にてスイスへ出張する機会が多く、教会などを見る際にその背景・歴史を知っていればより興味深く見ることができるだろうと思っていました。(中3保護者)