神作 光一先生 :歌人・国文学者・元東洋大学学長

『若者たちの感性と表現 ~「学生百人一首」を具体例として~』

主な講義内容の紹介

現在79歳になられる神作先生は大変お元気で予定の90分以上、滑らかにお話くださいました。

そのほとんどは、東洋大学百周年を記念して先生が1998年から始められた「現代学生百人一首」の作品紹介でした。

毎年約六万首が全国から応募され、その中から選ばれる百首は600倍の競争を勝ち抜いたまさに珠玉の作品ぞろいです。

さらにこの23年間の作品から、100首を資料として配布され、紹介・解説してくださいました。

短歌創作の基本は、 ①読んでくれる人の心に感動の伝わる歌を。②キレがあって(素材のつかみ方)しかもコク(余情)のある歌を。であり、「最初から名作をお手本とするより、同時代同世代の人の作品にふれることから始めて、歌を詠んでみればどうか。」「市川学園百人一首の誕生を。」というメッセージや、俵万智さんとの交流、毎日8キロ離れた小学校まで山道を歩いて通っていた箱根駅伝のエースのエピソードも交えて語られた充実したひとときでした。

生徒や保護者の主な質問・感想

○ 何気なく見過ごしてしまう一瞬で短歌ってできるんだな、と思いました。(中1)

○ 自分と同じ年の人が作った歌には、とても共感できる部分が多かった。(中1)

○ 説明が丁寧で、とてもわかりやすかった。(中3)

○ 歌の見方がわかった。いつもぼーっと何も考えずに歩いているが、周りの景色を見てみようと思う。(高1)

○ 私も中学生のときに応募したことがあったが、そのときはあまり身近なことに目を向けず、特別な題材を探しすぎていた。同世代の人たちの短歌のおかげで、学生である今のうちに青春を楽しみたいなと思えた。(高2)

○ 自分の思いのままに短歌を書けばいいんだと思った。(高2)

○ 自分と同世代の若者が等身大の言葉を使って、感情や人生の機微をありのままに表現した作品が並んでいて壮観だった。先生の解説とともに、そのひとつひとつを咀嚼して味わうことで、新鮮な刺激を感じた。(高3)

○ 忘れていたハイティーンの頃を思い出し、離れつつある娘の気持ちに触れたような気がしました。(保護者)

○ 楽しみにしている「学生百人一首」について神作先生から直接講義していただき、より身近なものになりました。今日は本当にありがとうございました。(保護者)