過去のカナダ・ナナイモ通信 2008年度版

7/31(木) カナダ・ナナイモ通信 第7号

本日のナナイモは雨模様です。1日小雨がぱらついていました。しかし、こちらで傘を指している人は1人も見かけませんでした。聞いてみると雨が降っていてもあまり傘はささないとのことです。こんなところにも国の違いがあるのだなあと思いました。

さて、今日の授業は
・昨日行ったミニオリンピックで気に入った競技は何か。
について聞かれ、それを発表するところから始まりました。生徒たちのレポートを見るとラクロス、ホッケーなどなどいろいろな競技に興味を盛ったようです。

午後のアクティビティはスカベンジャー・ハントです。8チームのグループに分け、ショッピングモールの中で与えられた課題を解決していくゲームです。
課題を解決するためにお店の方に英語で尋ねたり、聞かなければならないので英語の練習になるのです。課題をクリアーしMr. Scott を見つけたら、ゲーム終了です。終了したチームから自由時間が与えられるのでみんな必死になって課題に取り組んでいました。はずかしいという気持ちもどこかへ飛んでしまったようです。

ところで、午前中、我々教員とMr. Scott はボランティア体験で行った Car Wash の収益金193ドルを「Loaves & Fishes」という恵まれない人たちを支援する団体に寄付をしにいきました。そこではある決まった日時に配給を行っていて、今日の午後からも配給があるということでした。添付した写真のように大きなビニールの袋に詰められたパン、使い古しの子供服、靴などが置いてあり、壁には「1人3品以内。もし、それ以上必要な場合はお尋ねください」という張り紙がしてありました。

193ドルを渡したとき、「チーズとポークが買えます」と言われ、その言葉がとても胸に刺さりました。今、生徒たちがホームステイしている家庭は中流以上の恵まれた家庭で、日本に帰っても恵まれた生活をしています。その一方でこのような現実があり、Car Wash で得られた収益金はこのような活動にこれから使われます。また、カナダも日本と同様に格差が広がっているらしく、大きな問題となっているそうです。スタッフの方に大変感謝されて嬉しい反面少し複雑な気持ちでした。生徒たちはCar Wash を行っていてもアクティビティの1つ程度にしか感じていない子も多いと思いますので、明日は私たちが持った感想を生徒に話したいと思います。

今日は生徒以上に私たちが考えさせられる1日でした。

(菅屋、鈴木)
 

 

 

 

 

 

 

 

 


8/1(金) カナダ・ナナイモ通信 第8号

今日は皆が楽しみにしていたシーカヤック体験です。人数の関係から午前と午後の2グループに別れ実施されました。

最初にライフジャケットのつけ方を説明され、皆きちんと装着します。次にインストラクターからオールのこぎ方、カヤックの方向のとり方などを説明されました。英語で説明された後日本語に訳されましたが、英語で十分に理解できている生徒も多かったようです。説明後いよいよ海に入ります。事故のないようにインストラクターが先頭、横、後ろについて海の散歩を楽しみました。遅れそうな生徒に対してはインストラクターが助けてくれるので安心です。多くが初めての体験でしたが操作にもすぐに慣れ、あっという間に時間が経ってしまいました。生徒たちは「また、乗りたい」と大好評のアクティビティでした。

残りの半日は授業です。
・Tell me about your Kayaking trip.
・Did you find Kayaking hard or easy? Why?
に対して生徒たちが各々答えた後、
方向についての勉強です。

・turn left ・turn right ・straight ahead ・turn around
・go forward ・go backwards

について次のようなゲームをして体で覚えます。

2人1組になって、1人が目隠しをします。目隠しをした生徒を、もう1人が「turn left」、「turn right」などと指示をして障害物のある経路を無事にゴールまで誘導するというものです。簡単な英語ですが、すぐに反応するのは意外と難しいものです。みんなぎこちない動きをして、大変盛り上がっていました。その後は、ダンスです。3グループに別れ、アシスタントの高校生が先生となって行いました。男子の中には照れている生徒もいましたが、そのうち照れも消えて動作が大きくなってきました。最後には息のあったダンスとなっていました。

ところで、昨日「Loaves & fishes」に行った後、自分たちが得た収益がどのように使われるのか、どのような現実があるのかを生徒たちが知ることは大切だと我々は思い、今日の午前中に生徒を連れて行くことになりました。全員を連れて行きたかったのですが、人数が多すぎるので2人が代表することになりました。多忙な中、スタッフの方は丁寧に説明してくださいました。生徒2人とって大変大きな衝撃だったようです。将来の社会をつくっていく生徒たちにとってこの経験はきっと良いものとなったことと思います。

(菅屋、鈴木)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


8/4(月) カナダ・ナナイモ通信 第9号

今日は3連休の最終日です。この3連休中、生徒たちはそれぞれの家庭でそれぞれ違った週末を過ごしていたようです。我々も生徒たちに会えそうな場所に行きました。

学校から車で30分ほどの所にシュメイナスという観光地があります。もともとは森林産業で栄えていた町だったそうですが、今は壁画で有名な観光スポットです。土曜日に我々が行くと、すぐにホストファミリーと一緒の男子生徒に会いました。まるで本当の家族のようです。楽しげに話をしながら、写真をとったりショッピングを楽しんでいました。また、日曜日には近くのモールでホストファミリーの小さな子供と2人で食事をしている生徒に会いました。ホストファミリーと来たらしいのですが、ちょうどそのとき親は席をはずしていたのでお会いすることはできませんでした。とてもほほえましい光景でした。

このように外出して家族で連休を過ごす家庭もありましたが、ホストファミリーの親戚と一緒に過ごしていた家族もあるようです。明日、学校では「連休中、私は、僕は~~をして過ごしていたよ」という話がでることでしょう。そこで生徒たちは家族による週末の過ごし方の違いを感じると思います。

ナナイモは東京などと比べると本当に小さな町ですが、様々な文化を背景にした人たちが暮らしていて生徒たちがホームステイしているご家庭も実に様々です。週末の過ごし方1つとってみても家庭ごとに全く違います。生徒たちはつい他人と比較してうらやましがったりしてしまいますが、違っていて当たり前、比較しても意味がないということを知る良い機会と受け止めてもらいたいと思います。さらに、このことが人に対する思いやりへとつながっていくような気がします。

話が大きくなってしまいましたが、様々なことを学ぶ機会に恵まれている生徒たちは本当に幸せだと思います。

鈴木卓
  

8/5(火) カナダ・ナナイモ通信 第10号

今朝は天気に恵まれ雲1つない快晴となりました。先週の寒さが嘘のようです。学校に行くまで10分間がとてもすがすがしい気分です。

今日の午前中の授業はフェアウエルパーティーで披露するダンスの練習です。フェアウエルパーティーでは生徒たちを2グループに分けてそれぞれ違うダンスを披露します。今まで1グループのダンスは見たことがあるのですが、もう1グループのダンスを見るのは初めてでした。先生やアシスタントが熱心に指導されていましたので、なかなかの出来栄えです。明日、フェアウエルパーティーということもあり寂しい思いもありますが、ダンスの披露は今から楽しみです。

午後のアクティビティーはNewcastle Island(ニューキャッスル島)の散策です。学校からバスで30分ほどの港からかわいらしい船で5分ほど揺られて到着です。今日の午後も30°を超え快晴でした。陽射しが強く日向は暑いのですが、木陰に入ると涼しく暑苦しいという感じはしません。ナナイモでは夏でも30°を超えるような日は数えるほどしかありませんのでビーチで遊ぶには絶好の日です。島のあちこちでバーベキューをしたり、磯遊びをしたり、ナナイモの人たちも短い夏を楽しんでいました。生徒たちも島のビーチではヒトデやカニを見つけては大はしゃぎ。楽しいひとときを過ごしました。

明日はフェアウエルパーティーです。生徒たちも寂しい気持ちで一杯だと思いますが、それだけにみんな思い出に残るパーティにしたいと考えております。

鈴木卓