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2025.02.03校長日記

She Said,  He Said ~科学の甲子園ジュニア(25.02.03)

本校は昨年4月にSSH(スーパーサイエンス・ハイスクール)に再指定されⅣ期・16年目の活動を行っています。「自立的に取り組みつつ、幅広い視野を備え、新しい領域を切り開く生徒の育成」をテーマにかかげ、地域の理数教育拠点校の一つとして、学際的な領域の研究、低学年からの課題研究の技能向上、それらをまとめた「市川モデル」の発信に取り組んでいます。
生徒の活動の中心は5年生の理系選択者が1年かけて行う課題研究ですが、それ以前に実験・観察、巡検(フィールドワーク)、アカデミックデイ、研究発表会、学外コンテスト・・・など、教科の枠組みを越えた探究活動を経験します。こうした多様な学びは、理系・文系の枠組みを越えて生徒の将来につながっていきます。

さて、昨年12月に姫路市で行われた「第12回科学の甲子園ジュニア全国大会」に中学1年生だけで編成した市川学園Bチームが出場。筆記競技1位、実技競技4位、総合2位の成績を収めました。
先週、本校に賞状や記念品が届き、校長室で授与式を行いました。今回はメンバーの辻巻さん、大久保さん、原さん、小野さん、白井さん、鈴木さんのインタビューをお届けします。

まずは大会の感想を訪ねると「今回が初めてなので、10位以内を目ざしていました。まさかこんな成績を収められるとは思っていませんでした」「県大会、全国大会と進むにつれて、何故か楽しくなっていきました」「私たち以上に先生方が喜んでくれ、嬉しかった」との返事が返ってきました。
応募のきっかけは「学年のフロアに掲示されたポスターがきっかけでしたが、先輩方の話を聞いたことが決め手となりました」とのこと。
筆記問題対策については「先輩からのアドバイスをもとに、(大会HPに掲載されている)過去問をたくさん解いた」「チームなので、いつもみんなで集まって解きあいました」とチームワークの良さを感じさせる答えが。
また、今年の製作課題は、スロープを滑り落ちる飛行物体の飛行距離を競うものでしたが、その準備については「学校の一角を借りて、放課後に集まって工作を進めていました」「毎日、何らかの工夫をこらし、進化した」「完成間際に何故か飛行距離が伸びました」とアツく語ってくれました。
最後に、これからの活動について聞くと「来年もこのメンバーで出場したい」との声が上がる中、「この経験をいかしてクラブ活動や興味があることに、もっとチャレンジしてみたい」との力強いコメント寄せられました。今後が楽しみです。