ナナイモ通信 第10号(最終回) 2012/8/7

9:00~12:00

 カナダ15日目です。今日も晴天です。登校して来た生徒たちに週末の3連休をどう過ごしたか聞きますと、「キャンプに行きました~」「ヴィクトリア行って、シャチ見ましたー!」「プール行きましたよ」などなど。いずれも楽しく過ごしたようです。

 さて、ナナイモ最後の授業は、ホストファミリーヘのお礼状を作るというもの。色画用紙や色ペンを使って、思い思いのカードが作られていきます。ホストファミリーの飼っているペットの似顔絵が描かれたカードや、飛び出す仕掛けのカード、色画用紙をカットしてカナダと日本の国旗をあしらったカードなど、どれを見ましても心なごむものばかりです。カード作りがひと段落しましたら、今度はダンスの練習です。ホールに移動して、先週末に覚えたダンスを仕上げます。見ておりまして、これがかなりハードな様子。生徒の中には汗がキラリと光る子も。ですが、その甲斐あって徐々にダンスは息が合って行きます。ホールの壇上で最終チェックをします。どうやら、ダンスの途中で個人もしくは数人での余興が加わる様子。本番が楽しみです。

 ダンスの練習が終了しましたら、一度全員集合しまして、午後の日程を説明。そして、お昼です。

12:30~15:30

 お昼の途中から、順次ホール舞台上での練習をしました。その間、ホールでは会場設営が進んで行きます。授業で作成しました等身大のポスターがズラリと壁に貼られ、カーウォッシュ用の呼び込み看板も貼られます。椅子が並べられますと、いよいよお別れ会も間近です。外にはホストファミリーが続々と集合。早い方は30分以上前に来ておりました。学校前の芝生で何やら作業をしているようでしたので声をかけてみますと、写真の選定をしているとのこと。日本へ帰る生徒のために、どの写真を持たせようか最後の最後まで選定に心を砕いているところでした。見れば、水辺での光景やゴルフの様子、ホストファミリーと並んでの写真など。そんな写真集をもらえる生徒がうらやましい限りです。 

16:00~17:30

 さぁ、時間となりましたのでお別れ会「フェアウェルパーティー」の開催です。司会は現地コーディネータのリアさん。今回、本当にご尽力くださいました。リアさんの司会進行で、先ずは全体の集合写真を撮ります。生徒たちはそれぞれのホストファミリーのところへ。カナディアンティーチャーやカナディアンスチューデントも全員参加でハイ、チーズ。気分はすっかり『ウォーリーを探せ』です。さぁ、お子さんがどこにおりますか、探してみてください。

 集合写真を撮りましたら着席します。先ずはリアさんからお礼の言葉、そしてホストファミリー総責任者の方が挨拶、次いでカナディアンスチューデントが挨拶と進みます。

 お礼の挨拶が終わりますと、生徒たちはカナディアンスチューデント・ティーチャーたちとともに舞台へ。いよいよダンスが始まります。16ビートの音楽がかかりますと、いやがうえにもテンションは上がって行きます。舞台左右から登場しますと、中央に集合、手拍子やダンスが続きましたら、ぐるりと巨大な半円に変形。さぁ、ここからは個別の出し物です。ラインダンスやコメディタッチの演出、個人で挑戦は大門くんがランチボックス片手に登場して、パントマイムを披露します。次いで豊田くんが側転からのカンフー蹴り。杁本くん・杉浦くんペアは人間跳び箱に挑戦。いずれも拍手喝采の大好評を博しておりました。

 ダンスの後は、市川中学からのお礼です。事前に準備して来ました出し物をいよいよ披露します。トップバッターは押村さん和田さんペアによります演奏です。押村さんがクラリネット、和田さんがフルートを持参。日本の四季に関する名曲メドレーということで、「春が来た」「茶摘み」「雪」など、聞けばお馴染みの名曲を演奏しました。もちろん、ホストファミリーへの配慮も忘れておりません。内容を英語で説明したプリントを配布しておりました。

 演奏が終わりますと、2人に加えて秋元さん、加納さん、佐藤さん、中尾さん、平井さん、鎗田さんが舞台に上がります。次は合唱の披露。歌いますのは、カナダ国歌「おお、カナダ」です。英語のスピーチで「皆さんもご一緒に歌ってください。それでは起立!」。カナダ国民はとにかくカナダを愛しております(滞在中、カナダ国旗にデザインされておりますサトウカエデを街の随所で見受けました)。国家も歌う気満々です。全員での大合唱は、心揺さぶられるものでした。

 3番手は大門くんによります「何でもバスケット」です。舞台上には椅子が円形に並べられますと、生徒とともにホストファミリーの子どもたちが椅子に座ります。大門くんが英語でルールを説明しましたら、ジャパニーズゲームのスタート。初めは要領を得ないのですが、そこは「習うより慣れろ」です。進むにつれて楽しそうにはしゃぐホストファミリーの子どもたち。ところが、おや?どうやら、なかなか席に座れない子どもがいる様子。見かねた相田くんがさりげなく席を譲ってあげますと、見ていた会場からは「なんていい子なんだ」と、盛大な拍手が起こっておりました。だんだんとゲームが進んで行きますと、またしてもなかなか座らない子どもが出てきます。どうしたのかと見ておりますと、どうやら自分が鬼になってみんなに指示を出したい様子。鬼になった子どもが嬉しそうにみんなへ指示を出している姿が印象的でした。

 4番手は、応援部(浅野さん、今井さん、木内さん、北川さん、竹嶋さん、村山さん、森角さん、山岸さん)によりますダンスです。司会のリアさんが「ダンス大会で日本一になった彼女たちの踊りをご覧ください!」と言いますと、会場からは「オォー」という歓声が上がります。日ごろ鍛えたダンスをカナダの方々に披露します。音楽がかかり、ダンスが進みますと、いつしか会場からは手拍子が。激しいならも息の合った動きに、会場からは惜しみない拍手が送られておりました。

 5番手はトリです。相田くん、杁本くん、産形くん、荻原くん、榊原くん、佐合くん、佐藤くん、杉浦くん、鈴木くん、武田くん、塚田くん、豊田くん、広政くん、福永くん、松山くん、横山くん、若林くん、赤澤さん、大槻さん、金丸さん、北村さん、田中さん、濱野さん、原田さん、平澤さん、向井さんの、総勢26名によります「よさこいソーラン節」です。このダンスは、中1のダンスの授業で習ったもので、それをカナダ用にアレンジしたものを用意して来ました。そして、揃いの法被を用意。気合を入れて靴と靴下を脱いでの登場です。先ずは生徒たちがダンスを披露します。腰を低くしたり回転したり、左右に動いたりの激しい動きが続きます。ひとしきりダンスの披露が終わりますと、「カモーン!」の声。一緒に舞台上で踊ろうと呼び掛けます。すると、カナディアンスチューデントやホストファミリーの子どもたちが壇上へ。ところ狭しとみんなが踊る光景に、会場からはトリにふさわしい、盛大な拍手が沸き起こっておりました。この演目は人数が多く、お別れ会の直前まで隊列を変更したり、振り付けを微調整したりと大変だったようです。取りまとめ役の杉浦くん、お疲れ様でした!

 いよいよパーティーも終盤です。今度は市川中学校からの挨拶です。生徒代表で産形くんがスピーチします。しっかりとした調子で、語学研修の成果が表れているような、とても気持ちがこもっている素晴らしいスピーチでした。次いで、引率教員を代表して上坂先生がスピーチしました。

 最後に、修了証を担任のカナディアンティーチャーから生徒たちに一人ひとり手渡しして行きます。生徒とカナディアンティーチャーが修了証を渡して抱き合う姿を見ますと、言い知れぬ感動とともに、語学研修ももう終わりなのかと一抹の寂寥感がこみ上げて来ます。

 修了証を渡し終えますと、フェアウェルパーティーは終了です。生徒たちはホストファミリーと談笑したり、カナディアンスチューデントと写真を撮り合ったりした後、各ホストファミリーの家へと帰って行きました。

 7月24日にカナダに来ましてから、今日で15日目となります。初めのころは異郷の地という心細さ、意思疎通がうまく行かないもどかしさ、保護者のもとから離れた寂しさを抱いていたことでしょう。

 初めてホストファミリーと会ったとき、ハグされかけて君は一歩身を引いたね。でも今日、君は自分からホストファミリーを紹介してくれたよ。そして一言、「日本に帰りたくないなぁ」って漏らしたね。

 個人面談をした時、あなたは「相手の言っていることは分かるんですけど、うまくこっちの思いを英語で伝えられないんです…」と漏らしていたね。でもあなたは、日追うごとにホストファミリーとの出来事を嬉しそうに語っていたよ。

 中学3年生の生徒たちにとって、この15日間はじつに多くのものを与えてくれました。そして、生徒たちはそれをじつに良く吸収しておりました。ナナイモ滞在日数が増えるにつれて変化していく生徒たちを目の当たりにしての、引率教員の率直な感想です。ナナイモでの日々は、語学力の向上をもたらしてくれたことはもちろんのこと、「生きる力」そのものを与えてくれたと思います。

 成田に戻りましたお子さんは、一回りも二回りも、大きく成長していることでしょう。ナナイモ通信はこれで終わりです。ぜひ、続きはお子さんからお聞きください。ながらくのご愛読、ありがとうございました。

ナナイモ通信 特別号 2012/8/4

 本日は土曜日で学校はお休みです。生徒たちはホストファミリーと最後の週末を満喫しています。そのため、通常のナナイモ通信はお休みです。そこで、先日行ったカーウォッシュの際に集められた募金を上坂先生がフードバンクの事務所に届けたときの様子を掲載いたします。

 まず、フードバンクという組織ですが、人々から集められた募金を元に、低賃金労働者、貧困にあえぐ人々に対し、食事を提供するものです。特に今のカナダでは、仕事をしていても満足な生活が送れない労働者が多く、社会問題になっているそうです。また、カナダではクリスマスを盛大に祝うので、その時には食べ物だけでなく、子どもたちへのプレゼントも提供しているそうです。代表の方にお話を伺うと、食べ物の提供は2週に1度、4千人を超える人が受け取りに来ます。ナナイモ市民の5%に相当する人数だそうです。事務所の脇には小さな家庭菜園があり、そこで作った野菜も提供するとのことでした。フードバンクへの寄付は現金だけでなく、食料そのものや衣料品もあるそうです。周辺の商店やスーパーマーケットからも寄付があるそうで、賞味期限が切れそうになり廃棄処分になる食材や物品がトラックで運ばれてきていました。その他にも、スーパーマーケットに寄付箱が設置されており、市民が商品を購入し、そのまま寄付箱に入れるシステムもあるそうです。社会にフードバンクが根付き、社会全体で支えあっているのだと感じました。

 今回、市川中学校から寄付した金額は120カナダドルでした。日本から来た子どもたちが、一生懸命汗を流して寄付金を用意してくれたことに対し、フードバンクの職員の方々はとても感謝してくれました。

ナナイモ通信 第9号 2012/8/3

9:00~12:00

 カナダ11日目です。今日も晴天です。

 来週は月曜日が祝日でお休みですので、土日と合わせまして3連休です。現地では早い段階から週末の予定を立てます。カナディアンティーチャーからも、「引率の先生たちはもう予定は立てたのか?」と週のはじめから聞かれました。登校してきた生徒たちに聞きますと、金曜日の夜、つまり今日の夜からキャンプに行くという生徒がいたり、ヴィクトリアという観光地に行くという生徒がいたり、バンクーバーに泊りがけで行くという生徒もいました。何とも楽しそうな週末です。

 さぁ、週末前の授業の始まりです。まずは単語を覚えます。「raccoon」「boat」「island」など、その数は10数種類。そして、その単語が指し示す写真が机上に置かましたら、ゲームの始まりです。2チームに分かれ、言われた単語の写真を先にハエ叩きで叩けば得点となります。カナディアンティーチャーが言うやいなや、ハエ叩き片手に走り出す生徒たち。とても楽しそうです。その後は、次のゲームへ。一人が座って写真を選び、その内容を英語で説明。先に答えた人が得点となります。「raccoon」が分からない引率教員。生徒の説明を聞きます。「可愛い(cute)けれど、実は可愛くなくて、動物で、ウォッシュする」さて、何か分かりますでしょうか?

 授業の最後は、ホールに集合してダンスの練習です。これは、週明けに行われますお別れ会「フェアウェルパーティー」用の出し物。各クラスが一列になって、16ビートのリズムに乗って、生徒たちがフォーメーションを作ります。激しい動きに、途中で上着を一枚脱ぐ生徒も。来週のファアウェルパーティーが楽しみです。

12:00~16:00

 午後のアクティビティーはニューキャッスル島での自然観察です。バスで港まで移動し、そこからさらに小型艇で島に渡ります。一クラスのメンバーが乗れば満員という可愛らしい小船です。島に着きましたら昼食です。大自然が広がる中での昼食は、さぞかし美味しいとこでしょう。すると、食べ終わった生徒がカナディアンスチューデントと一緒に、松ボックリを使っての野球を始めました。テレビゲームなどなくても、その場にあるもので楽しめます。ボールが松ぼっくりなら、バットは落ちていた木の棒。即席の野球大会はなかなか難しく、試行錯誤しておりました。

 林の中を歩いて行きますと、目の前に青い海が現れます。そこでしばしの磯遊び。流木に乗ってみたり、カニを追いかけてみたり。何をたくさん捕まえた生徒は、カナディアンティーチャーから「フィッシャーマン!」と呼ばれておりました。今日から君のあだ名はフィッシャーマンだ。そうかと思っておりますと、おや、なにやら美味しそうな顔をした生徒が、「先生、生ガキですよ、食べていいっすかね」。いや、ダメだから…(もちろん、食べておりません)。すると、別の所から歓声が。何かと思えば、巨大なヒトデに大はしゃぎをしておりました。この時、カナディアンティーチャーのご家族が島に来ておりまして、一緒にヒトデで盛り上がっていたのが忘れられません。

 ひと通り散策しましたら帰ります。学校に戻ってきましたら、正面の玄関前に集合。いよいよカナダも残りわずかであることを言いますと、生徒の顔もどことなく寂しい様子です。3連休はホストファミリーと過ごして、ホームステイの集大成となるよう、語学研修に来たという思いを強く持つよう語り、週明けのフェアウェルパーティーの注意事項などを話しました。解散すると、生徒も口々に「えー、もう終わりなんだぁ」「あたしなんてようやくホストファミリーと打ち解けてきたのに~」と、それぞれの思いが漏れて来ます。

 ホストファミリーを待つ間にミニバスケ大会が行われておりました。これはカナディアンスチューデントが企画したもの。

 その光景を見ておりまして、ここ数日思っていたことが確信にかわりました。それは、生徒が大きく成長したことです。カナディアンスチューデントと、実に良くとけ込んでおります。写真も、当初は生徒たちだけの写真というのが多かったのですが、今ではカナディアンスチューデントと一緒に写っている写真の多いこと。しかも、生徒自身が撮っている写真も、カナディアンスチューデントとのツーショットが増えておりました。

 生徒たちは年ごろの中学3年生です。男女の交流はどうなるかと見ておりましたが、そちらも杞憂に終わったようです。授業中に男女混合でゲームをしていたのはもちろんのこと、休憩中や午後のアクティビティーでも、一緒に遊んだり、チームとなって課題に挑戦したり、楽しそうにはしゃいでいる姿が見受けられました。語学研修に来た1つのチームとして、まとまっているという思いを強く抱きました。

 明日から3連休です。それぞれのウィークエンドを過ごすでしょうが、生徒たちが街中でばったり出会ったら、楽しいでしょうね。もちろん、その時もスピークイングリッシュ!

 それでは次回のナナイモ通信にて。

ナナイモ通信 第8号 2012/8/2

9:00~12:00

 カナダ10日目です。今日も晴天です。

 授業では、まずは宿題の確認が行われておりました。ホストファミリーについて英語で書いて先生に報告します。それをカナディアンティーチャーがチェックします。その次は、ファッションショーです。生徒たちはペアになり、交互に相手の服装を英語で紹介します。ですが、そこはファッションショーです。まずは紹介される生徒が教室の端から、モデルよろしく歩いて来ます。それに合わせて、ペアの子が英語で服の説明。パリコレならぬ、ナナイモコレの開催です。初めは恥ずかしがっていた生徒たちも徐々に慣れてくると、途中でポーズをとったりしておりました。

 10:30のブレイクタイムでは、ちょっとしたサプライズがプレゼントされました。カナダ語学研修中に誕生日を迎える、若林くん、大槻さん、平井さん、上坂先生をお祝いします。現地のコーディネーターが大きなケーキを2つ用意してくれました。そこにロウソクを立てまして、「Happy Birthday to you. Happy Birthday to you. Happy Birthday dear Yuki, Nori, Mayu, and Hitomi. Happy Birthday to you.」と皆で祝福。ケーキを切り分けてみんなで食べますが、生徒たちは口々に「甘~い!」「先生、これクリームかと思ったら練乳ですよ練乳!」と言いながら食べておりました。お誕生日おめでとう!

12:00~13:00

 お昼はミッションスタートです。今日の課題は、カナディアンスチューデントと一緒にお昼ご飯を食べること。もちろん、普段から一緒に食べている光景が見受けられるのですが、まだまだ交流が深まっておりません。ランチを食べながら英語でトークです。そして、もう一つ課題を課しました。それは、お昼ご飯を食べたら、カナディアンスチューデントとゲームをすること。日本のゲームを教える、もしくは、カナダのゲームを教えてもらうことを課しました。明日はバスでの移動ですので、ゆっくり学校でお昼を食べるのはこれが最後です。この機会に、より一層交流を深めようではありませんか。ある教室では、トランプを使ってのババ抜きをしておりました。初めは大富豪(大貧民)を教えていたのですが、さすがに説明が難しくババ抜きに。それでも、生徒は楽しんでおりました。またあるクラスではぐるりと輪になって指スマを説明しており、あるクラスでは楽しそうにおしゃべりをカナディアンスチューデントとしておりました。

13:00~16:00

 午後のアクティビティーは、まず近くの消防署の見学をします。ちょうど出動命令が出てしまい、戻ってくるまでしばらく待機。その間に生徒たちは伝言ゲームや牛タンゲーム、カナダのゲームなどをして盛り上がっておりました。消防署の方々が戻ってきましたので、いよいよ見学。勇ましいカナダ消防隊員に、生徒たちは釘づけです。目の前で出動用ポールを使って降りてくる隊員に「ワンモアプリーズ!」の声。それに応えて、隊員の方がもう一度降りてくださいました。次いで、消防服に着替える工程を見学です。上下の耐火服に酸素ボンベ、マスクとヘルメット、かなり重そうです。消防車とはしご車を見ましたが、はしご車はナナイモ一番大きいのだとか。たしかに大きかったです。

 そこから移動しまして、近くのショッピングモールでスカベンジャーハントをします。スカベンジャーハントは、直訳しますと「ゴミ拾い」となってしまいますが、ここでは違います。与えられた指示をクリアして行くオリエンテーリングの一種です。その指示は、「スーパーで一番安いものは何か?」などといったもの。カナディアンスチューデントと生徒4人が1チームとなり、ショッピングモール内を探索します。色々なお店を渡り歩き指示をクリアして行く生徒たち。早くクリアした生徒は、ショッピングモールで買い物をしておりました。

 その後、学校に戻るとホストファミリーが待っていてくれました。生徒たちはホストファミリーを見つけると、大きく手を振りながら走って行きます。すっかりホームステイにも慣れてきたようですね。

 それでは、次回のナナイモ通信にて。

ナナイモ通信 第7号 2012/8/1

9:00~12:00

 カナダ9日目です。今日の午前中は曇天でしたが、午後になって快晴。

 生徒は登校してホールに集合。授業が始まる前に引率者から話をしました。午後のカヤック体験に関する注意事項(水が冷たいので飛び込まない等)の説明とともに、カナダも後半に入ったこと。いま一度、語学研修という目的をもってカナダの地に来ていることを意識すること等を諭しました。生徒たちも自分なりに英語で話そうと努力しています。ですが、なかなかうまく行かずに、つい友だち同士で日本語での話をしてしまうという光景が見て取れました。ここは、引率者からのささやかな背中押しです。ということで、今日はSpeak only English ! 学校の中では日本語禁止です、日本人同士でも英語で話すこと。さらに、午後のカヤックまでにカナダの先生か生徒に10個以上質問して答えを貰うことを課しました。引率教員も英語に挑戦です。生徒たちへの説明も、途中からは英語にチェンジ。ホールでは、生徒たちの後ろにカナディアンスチューデントも集められていたのですが、初めは日本語での説明に「なぜ呼ばれたんだ?」と不思議そうな顔でした。ですが、途中から引率者が英語で話し始めると、「イエーイ!」と好反応。カナダの生徒たちも、英語でコミュニケーションとりたいですよね。さぁ、「Let’s start English day. Go to your classroom!」(引率者は英語科の教員ではありませんので、くれぐれも文法や単語も間違えはご容赦の程を)

 今日の授業は、様々なゲームを行い、体を動かしながら英語を学びます。

 教室の外に置いてあるレゴブロックで作られた物体。それを見て、教室に戻ってカナディアンスチューデントに英語で説明して、物体を復元します。生徒は両手を後ろにしているので、「Why?」(この時点で引率者も英語です)と聞くと、どうやら指で示さないためだとか。分かっているのにうまく使えない、今日の授業では一番難易度の高い内容です。

 英語で言われた通りに手を上げ下げしたり、ジャンプしたり、左へ、右へ。だんだん早口になって行きますと、生徒も必死について行きます。ツイスターゲームもしておりました。最後は、目隠しをして障害物(危険ではありませんのでご安心を)を避けながら進むゲームです。もちろん、目隠しの子を誘導するのは英語です。「レフトレフト!」「ストレート、ゴー、ストレート!」という笑顔交じりの声がかかります。

 朝の話のお蔭でしょうか、生徒たちは英語でなんとか会話しております。途中でポロッと日本語が出てしまいますが、「スピークイングリッシュ~」と友だちがにこやかにたしなめていたのが印象的でした。

12:00~16:00

 午後はカヤック体験です。時間短縮のため、移動しながらの車中でお昼ご飯を食べます。バスの中でも一意専心、英語で話をしております。近くのビーチに着きましたら、2グループに分かれて、カヤックとアドベンチャーハントを体験します。

 アドベンチャーハントは、出された10個の課題をクリアして行きます。地元の人と写真を撮るなど、ちょっとした運動です。

 カヤックは、一人乗りと二人乗りがありました。ライフジャケットを身に着けまして、カヤックへ乗り込みます。インストラクターが英語で説明して先導しますが、生徒たちはなかなか上手く漕げません。キャーキャー言いながらの離岸です。ですが、そこは若者の特権でしょう、すぐに慣れて来て、スイスイ漕ぐではありませんか。カヤックには舵がついておりまして、左足のペダルを踏むと左へ曲がり、右足のペダルを踏むと右へ曲がるとのこと。午前中のライト・レフトの学習がここで活かされます。しばらくしますと、インストラクターがおもむろに何かを水中に…。何かと思えば水鉄砲です。気が付けば生徒たちのカヤックにも同じアイテムがあります。カナディアンスチューデントもカヤックに乗っていますので、ちょっとした水鉄砲合戦でした。

 帰りのバスでは、「髪が海水でガサガサだわ」「早くシャワーを浴びたいね」といった女子トークが英語で交わされていました。カナディアンスチューデントを交えて牛タンゲームで盛り上がるという一幕も。

 今日は英語三昧の一日でした。明日はさらなる英語ミッションを用意しておきましょう。どのようなミッションかは次回のナナイモ通信にて。

ナナイモ通信 第6号 2012/7/31

9:00~12:00

 カナダ8日目です。今日は快晴。

 生徒は9時までに続々と登校して来ます。昨日のミニオリンピックが影響しているのでしょう、生徒の様子はやや疲れ気味です。

 今日の授業は、カナダの先住民族について学びます。授業では「日本のアイヌと同じだよ」と言っておりました。カナダには、First Nations、Inuit、Métisという3種の先住民がいるとのこと。Inuit(イヌイット)は、エスキモーといえばご存知の方の多いのではないでしょうか。先住民族のシンボルであるトーテムポールには、イーグル、ベアー、フロッグ、ホエールなど、彫刻された動物たちにはそれぞれの意味があることを学習しました。学習の後は実践です。生徒たちにはそれぞれ動物や太陽などが割り振られ、一列に並びます。顔を重ねて、ハイ、人間トーテムポールの完成です。

 続いて、エンブレムに4つのイラストを描いていきます。盾の形をした紋章が4つに区切られ、それぞれのブロックに英語で指定された絵を描きます。内容は日本の家族について。家族との思い出や家族構成、家族の趣味など、与えられた指示に従って描いておりました。さて、エンブレムの写真を1枚掲載しました。どの子が描いたか分かりますでしょうか?

 次いで、昔話について学びます。熊の尻尾が短い由来譚と、亀と鷲の話の2本。生徒とカナディアンスチューデントがチームになり、英語劇をします。クラスによっては、模造紙で動物の格好をしているところも。英語のセリフに悪戦苦闘しながらも、楽しそうに劇は進行しておりました。

 ですが、さすがにカナダ滞在の疲労からでしょうか、今日はあちこちで日本語でのやりとりが耳に入ってきます。時折、カナディアンの先生から「No, Japanese. Speak English.」と言われる場面も。カナダ語学研修も折り返し地点です。いま一度、語学研修の目的を意識して、授業中は英語を使うことはもちろん、生徒同士の会話でも積極的に英語に臨むよう、引率教員から促して行きたいと思います。

12:00~16:00

 午後は歴史村を訪問します。移動に1時間程かかりますので、今日のお昼は車内ですませます。生徒はきちんと食べるかなと見ておりますと、ホストファミリーから持参のランチを美味しそうに食べます。

 歴史村では、100年以上前のカナダ人の生活を垣間見ることができます。圧巻なのはトーテムポールでしょう。実際に目にしますと、その野趣あふれる威厳に満ちたたたずまいに、しばし時を忘れてしまいます。現地の方が英語で説明し、施設内を巡った後、クラフト作りを体験します。作るのは、「ドリームキャッチャー」。リングに蜘蛛の巣状の網目を施し、そこにビーズや羽で飾りつけをします。ベッドの傍や家の中に眠っている子どもを悪夢から守るというのがもともとの用途ですが、最近では夢を叶えるアイテムとしても扱われているようです。生徒たちは細かい作業に四苦八苦しながら、オリジナルのドリームキャッチャーを作製しておりました。その後、学校に戻ってホストファミリーの出迎えです。

 明日はいよいよシーカヤックを体験します。生徒たちも楽しみにしているようです。今夜は早めに就寝して、明日に備えるように伝達しました。

 それではまた、次回のナナイモ通信にて。

ナナイモ通信 第5号 2012/7/30

9:00~12:00

 カナダ7日目です。今まで晴天だったのですが、今日は曇天模様。

 まずは登校早々に土日をホストファミリーとどう過ごしたかを聞いてみます。「海に行った~」「バーベキューしましたよ」「知らない親戚とかがたくさん来て、もうわけ分かんないっすよ」などなど、それぞれの休日を過ごしたようです。引率の教員も、もしかしたら生徒に会えるのではないかと休日に市内を散策しました。結果はホストファミリーといる生徒と二人、遭遇しました。写真を撮ってもらったり、アイスクリームを食べたりと、楽しそうに過ごしておりましたね。

 さて、午前中の授業は穴埋め式の英語学習を行い、体の各部位の名称を覚えます。そして、巨大な模造紙が登場!そこに寝転がって、友だちに姿をマジックでなぞってもらいます。顔を自分に似せて描いたら、各部位の英単語を記入してできあがり。廊下に貼り出しましたが、その光景は圧巻でした。その後、スポーツの名称を用いたクロスワードを解いていました。

12:00~13:00 昼食・昼休み

 午後はミニオリンピックということで、恒例のバスケットボールにも熱が入ります。なかにはすでに汗だくの子も。そういえば、朝の段階で授業前にバスケットボールをしていた男子がおりましたっけ。

13:00~16:00

 午後のアクティビティーは、ミニオリンピックです。5クラス対抗で、バスケットボール・サッカー・ホッケーをします。まずは各クラスが自分たちの国を決めるのですが、カナダと日本以外という制限付き。結果はUSA・UK・ジャマイカ・イタリア・スペインの5か国。スポーツ大会なのでそれほど英語でのやり取りはないのではないかと思っておりましたら、そうではありませんでした。「今のはハンドだよ」「今のはフリーキックだろ」といった、ルールに関することを懸命に英語でアピールするではありませんか。また、カナダの生徒が上手なので、自然と「もう一点!」「もっともっと!」と英語で声援。ついにはハイタッチを交わすほど。アクティビティーという名にふさわしいひと時でした。

 最後は全員集合し、手押し車によるクラス対抗リレー。そして、靴を片方だけ脱いで持って来いという指示が出ます。何が始まるのかと思いきや、走って来て自分の靴を見つけて履いて戻って次の人に交代するというリレーでした。茶目っ気のあるカナダの先生たちです。なかには靴と靴の紐が結ばれているもの。生徒たちは「ほどけない~!」「あれ、俺の靴は?」と悪戦苦闘しながらも楽しんでおりました。

 競技が終わりましたら再び全員集合して、結果発表です。全員にメダルが渡されます。どうやら優勝や順位はない様子。ご褒美にアイスキャンデイーが配られ、みんなカラフルな色に驚きながらも美味しそうに食べておりました。

 放課後は、3件のホストファミリーを訪問しました。生徒がホストファミリーでどのように過ごしているのか、そもそもこちらの家がどういった構造になっているのか見てみたい、というのが発端です。コーディネータの車で連れて行かれてお宅拝見。1件目ではトランポリンがあり、女子生徒とホストファミリーの娘さんとが楽しそうに遊んでおり、2件目では男子生徒がホストファミリーの男の子とテレビゲームでダンジョンをクリアしておりました。3件目はやや遅くなってしまい、夕食時の訪問となってしまいましたが、快く迎えてくれまして、生徒を交えた夕食の光景を見ることが出来ました。どの家庭もすごく好意的で、また温かい雰囲気の家庭だったのが印象深かったです。

 明日のアクティビティーは1時間かけて移動し、歴史村を訪問します。車中でランチをとりますので、お弁当にスープやヌードルといった液体のものを持って来ないようにと生徒には伝達されています。さて、きちんとホストファミリーにそのことが英語で伝えられるでしょうか。

 それではまた、次回のナナイモ通信にて。

ナナイモ通信 第4号 2012/7/27

9:00~12:00

 カナダ4日目です。今日は一日、学校での活動。イースターやハロウィンなどカナダの主な祝祭日の祝い方を学びます。そのため、ホストファミリーからハロウィンの衣装を借りて来るよう、前日に課題が出されておりました。今朝はその話題で持ちきりです。「先生、これアイスホッケーのユニフォームですよ」「うちなんて、背広にチェーンだけですよ」などなど。生徒たちにとって驚きだったのは、日本ではハロウィンの衣装といえばカボチャのお化け「ジャックランタン」なのですが、こちらは何でも自由に仮装する点だったようです。ですので、生徒たちの衣装もクレオパトラや工事の作業着、海賊やトナカイなど、各人各様。先生方も思い思いの仮装で登場して、生徒たちに受けておりました。

 まずは教室で着替えを終えたらホールへ移動。教室ごとに集合写真を撮ります。ひとしきり衣装の品評会が行われましたら、列になって両手を前の人の両肩に載せます。ネイティブ先生の陽気な掛け声にあわせて出発進行!そのままホールを出て各教室に戻りました。

 その後、クリスマスやバレンタインなどについて英語学習です。カードゲームやパズルを使っての授業でした。

12:00~13:00

 お昼を食べたらバスケをするのが恒例になっている様子。今日も男女混じってバスケで体を動かします。なかには見事なダンクシュートを決める生徒も!と思いきや、どうやらトリックがあるようです(詳しくは写真ご覧ください)。

13:00~16:00

 午後のアクティビティーは、午前中に学習した祝日の祝い方を実践します。クリスマスコーナーでは、人の形をしたクッキーにバター状のものでグミやチョコなどをデコレーションします。そして、クリスマスプレゼントをクジで交換。イースターのコーナーでは殻付きのゆで卵にペインティングを施しておりました。ハロウィンのコーナーではミニお化け屋敷が教室に出現。ネイティブの生徒さんがお化け役をしてくれました。生徒たちはキャーキャー言いながらも、ニコニコしながら出てきます。セントパトリックのコーナーでは、ピンポン球を使ってのミニゲームです。セントパトリックは緑のものを身に着けたり、飲食したりするお祭り。ゲームでは緑色のジュースを、生徒たちはおっかなびっくり飲んでおりました。

 本日の午後は、生徒との個人面談を実施しました。カナダに来て数日が経ております。ホストファミリーとのやりとり、食事の内容、体調など、これまでも休憩中や登下校の際に聞いてはおります。ですが、みんなの前ではちょっと…という子もいるかもしれません。気になりますので、個別に聞いていきました。やはり多かったのは「英語がある程度聞き取れても、こちらの思いを英語で上手く伝えられない」というもどかしさです。語学研修としては当然の壁ではありますが、メンタル的なフォローもあります。誰しもが同じ思いを大なり小なり抱えていること。チャレンジは大切だけど、無理をしてまいってしまったら元も子もないことを伝えました。

 帰る前に、正門前にて全員集合して、連休前の諸注意と連絡をします。そろそろ気が緩んできている子がいること、いま一度語学研修に来ているのだということを自覚することなどを言い渡し、この連休で日本の家族にエアメールを出すことを伝えました。エアメールの宛名をどう書くかを教えて、出し方はホストファミリーに聞くことにしました。だいたい1週間前後で各ご家庭に届くかと思います。生徒が成田に戻るまでには届きますので、楽しみにしてください。

【ナナイモトピック】

 正門前で諸注意をしている間に施錠されてしまい、うっかりデジカメを1つ、校内に置いたままにしてしまいました(生徒は荷物を持って出ておりましたので大丈夫です)。教室ごとの集合写真は月曜日に掲載したいと思います。

 さぁ、初めての週末です。海へ山へ、バンクーバーへ、キャンプへ。聞くだけで楽しそうな予定が各ホストファミリーで立っております。どんな経験をしますことやら、月曜日が楽しみです。

 それではまた、次回のナナイモ通信にて。

ナナイモ通信 第3号 2012/7/26

9:00~12:00

 カナダ3日目です。生徒たちは9時に登校。昨夜の様子はどうだったかと生徒に聞きましたら、「プールで泳いだんです~」「山行って!海行って!」「もう先生、朝から子どもとWiiですよ、しかも強いんすよ!」「近くの池に泳ぎに行ったんですけど、濡れたまま車に乗るんですよ」「親戚の誕生日パーティーがあって、それに連れて行ってもらったんです!」などなど、楽しそうに語っております。おや?昨日までは「英語が出来なくて…」と暗い顔をしていたのに、ずいぶん楽しそうだね。

 昨日は学校の玄関前に集合していた生徒も、すでに教室の割り当てが分かっていますので、今日はそのまま各自の教室へ。まずはしっかりと英語学習です。昨日に課された「ホストファミリーへの質問」を文章化して、みんなの前で発表します。そして、日記を英語で書きます。「ホストファミリーへの質問」は、カナダ在住何年か、テレビは何時間見るのかなど複数の項目をホストファミリーに聞くというもの。生徒に聞きましたら、これがきっかけですごく話ができたとのこと。それをみんなの前で発表し、ネイティブ先生の指示で、他の生徒が発表の良かった点を英語で言います。「発音がよかった」「スピードがちょうどいい」など、なんとか英語で言おうという姿勢が見受けられました。

 その他、英語での寸劇では、簡単な設定が与えられてコンビを組んでセリフを考えて発表しておりました。「バスケットシューズを探そう」「バスケットを見つけたど、これじゃ履けないや」というコントのようなやり取りも。でも、ネテイィブの生徒はよく分かっていない様子。すかざす、「アンダースタンド?」と言いながら、コントの内容を説明しておりました。さらには、コインを使ってのビンゴゲームや、天候について学習した後にそれを活用した発表会など、盛りだくさんの内容です。

 休憩を挟みましたら、午後に行うカーウォッシュのプレート作りに取りかかります。模造紙に色ペンを使って「CAR WASH!!」と書いて、車の絵を描くなどして仕上げておりました。

【ナナイモトピック】

 やり取りが上手く行くと、先生からはグミのご褒美が。日本のグミよりも少し硬めです。独特の色と形状で、生徒の評価は分かれておりました。もちろん、そのやり取りも英語学習の一環です。

13:00~16:00

 午後のアクティビティーは、ガソリンスタンドで洗車をして募金をお願いします。募金先は複数の候補から生徒たちが選んで、フードバンクへ。フードバンクとは、生活困窮者に食料などを支給する活動です。午前中に作ったカードを持って生徒が道路脇に立ちます。大きな声で口々に「カーウォッシュ!!」「カーウォッシュ!!」と叫びます。でも、なかなか車は来てくれません。なかには「先生、心が折れそうです~」とへこむ子も。それでもめげずに「カーウォッシュ!」。すると、車が入ってくるではありませんか。待ちかまえていた生徒たちがスポンジで車体を洗います。ホストファミリーの方も、車で来てくださいました。嬉しいですね。生徒たちも楽しそうに活動しておりました。そして何よりも、ネイティブカナディアンとのコミュニケーションが、昨日に比べて増えていたのが印象的でした。

 その後、公園に移動して清掃活動です。それほどゴミが散乱しているわけではありませんので、細かなごみを拾っては、ビニール袋に入れていきます。学校に戻ると、さすがに生徒も疲れの色が見えておりました。ですが、ホストファミリーが迎えに来ますと、笑顔で駆け足になって寄って行く生徒もおりました。

 学校での関係も、ホストファミリーとの関係も、今日は格段の進展がみられました。生徒たちはどうやらその実感はないようですが、引率者としては相好崩れる一日でした。

 では、また次回のナナイモ通信にて。

ナナイモ通信 第2号 2012/7/25

9:00~13:00

 カナダ2日目です。生徒たちは9時に登校。生徒たちがホストファミリーの車に乗って続々と登校してきます。生徒たちにホストファミリーでの様子を聞きますと、「ピザをみんなで食べた」「もう疲れていたんで、ご飯食べてすぐ寝ちゃいました」「晩ご飯のあと、近くの海岸を散歩したんです~」などなど。なかには、「いや、もう全然何言ってるか分かんないっすよ…」と、弱気な発言の男の子も。その一方で、「いろいろ話しました~」と笑顔を見せる女の子もおりました。

 さぁ、いよいよ今日から授業スタートです。5クラスに分かれて各教室へ。自己紹介と簡単な英語の穴埋め文章の作成、そしてカナダの通貨について勉強しておりました。ホストファミリーへの質問状も作っておりました。

 12時のランチは、ホストファミリーが作ってくれたランチボックスを食べます。丸ごと一個のリンゴや、ドレッシングなしの野菜に驚きと戸惑いを隠せいない生徒たちでしたが、それでも、「先生、リンゴ丸々一個ですよ~」「先生、次はドレッシングプリーズって言ってみます」と、笑顔で食べておりました。

【ナナイモトピック】

 現地の方に聞いたところ、リンゴ一個というのは手抜きではなく、カットすると変色してしまうからという理由からだそうです。

13:00~16:00

 お昼を食べましたら、ナナイモ市内へ移動しての校外学習です。黄色のバスに乗るのですが、これがいかにも「アメリカのスクールバス」といった趣きです。30分かけてナナイモのダウンタウンに行き、徒歩で消防署・警察署・市役所などを見て回ります。市役所の前で集合写真を撮影しました。太陽光が移ってしまいスポットライトのようになっておりますが、ご愛嬌ということでご容赦ください。ちなみに、先生方は生徒の様子をデジカメで撮影しておりますが、なかには恥ずかしがってカメラから逃げる子も…。

 夏とはいえ、ナナイモは北海道よりも緯度が高いために気温が低く、生徒たちは肌寒さを感じておりました。慣れない環境と徒歩での移動のためでしょうか、やや疲れた表情を浮かべる生徒たち。ですが、途中でアイスクリーム屋さんに立ち寄って「好きな味(フレーバー)をひとつ、注文して食べていいよ~」と言われると、がぜん元気が出てきます。「冷たくて甘~い」「うわ、ガム味ってなんだよ~」と、楽しそうに味比べをしながらアイスを食べておりました。午後の時間になるとさすがに暑くなっておりましたので、冷たいアイスの味は格別だったでしょうね。

 その後、海浜をぐるりと歩いて移動し、バスに乗車。学校前まで戻ります。バスの揺れが心地よいのでしょう、振り返って生徒の様子を見ますと、気持ちよさそうに眠っておりました。

 学校に到着しますと、ホストファミリーがすでに待っております。下車とともにホストファミリーに連れられて各ご家庭へ。去り際に「先生、うまく英語でコミュニケーションできないんです」と言った子がおりました。でも、車までの移動を見ておりますと、しっかり受け答えしているじゃないですか(どうやら寿司が用意されるようで、それに笑顔+英語で答えていました)。君はもう大丈夫!