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2025.11.28SSH

理科の散歩道 #6 「色の変化は化学の不思議を解き明かす?!」

今回は、市川学園の化学実験室を覗いてみます。

「酸とアルカリ」の単元を学んでいる中学2年生が実験をしています。

小学校でも習う「酸とアルカリ」ですが、中学校ではそれらの正体が何なのかを明らかにしていきます。

BTB溶液(最初は緑色)を含む寒天(※1)入りチューブに、塩酸を1滴たらして真ん中だけ黄色にした後、左右から電気を流します。

そうすると、真ん中の黄色の部分が少しずつマイナス極側に移動していく様子が観察されます。

一方、水酸化ナトリウムを1滴たらして真ん中だけ青色にした後、左右から電気を流すと、真ん中の青色の部分が少しずつプラス極側に移動していく様子が観察されます。

この実験からわかる「酸やアルカリ」の正体とは……?

この実験のように、目では見えない原子や分子の世界を、色の変化を使って調べることができます。

色の変化は化学の不思議を解き明かすヒントになるのです。

高校生では、色の変化を使って水溶液に含まれる物質の量を調べる『滴定(てきてい)実験』を行ったり、溶液に色が付くまでの時間を測定することで温度や濃度(濃さ)によって化学反応の速さがどのように変わるのかを調べる『時計反応』という実験を行ったりしています。

さらに、高校3年生では、「どうして物質に色がついて見えるのか」という本質的なことを学んでいきます。

身の回りにもいろいろな色が溢れています。

化学の不思議を解き明かしてくれるヒントをくれる“色”に注目してみましょう。

(※1)用いた寒天は実験用です。20%BTB溶液、0.2 mol/L硝酸カリウム、2%アガロースの混合溶液。

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