2024.11.1
市川学園理事長・学園長 古賀正一

 9月のなずな祭、10月の高校の球技大会が終わり、11月には高2修学旅行、中3修学旅行、中2京都研修など続き、2学期はまさに生徒が青春を謳歌し、学園での思い出を育む時期です。同窓会も各支部での総会が続き、11月にはコロナ禍で中断したホームカミングデイ(HCD)を迎えます。また後援会も各委員会が活発で10月20 日には、卒業生4人の講演を含む保護者交流会が行われました。
 学園に付属幼稚園があることはご存じと思います。創立者は早くから幼児教育特に0才からの教育に着目し、1953年市川学園幼稚園(通称第1幼稚園)を設立し、その後順次八千代台幼稚園(1958年~2020閉園)、第2幼稚園(1964~)、西の原幼稚園(1996~)を設立しました。現在3園共通の基盤・理念のもとに、それぞれの園の特色を伸ばしつつ、学園幼稚園統括者のもとに運営されています。3園合同教職員研修会、3園連絡会議、人事交流など闊達に行われています。また中高の施設を使った行事(運動会、発表会など)、中高の生徒や教職員の幼稚園訪問などが行われています。園児が中学受験者になったときには、先輩卒園生の生徒が説明を行うスクールツアーや、入試検定料免除などの特典もあります。
 学園が幼児教育をはじめたのは、創立者古賀米吉の人間に対する深い洞察と幼児教育こそが教育および人生の原点であり、教育は0歳からはじまるという強い信念でありました。現在少子化の中、幼児教育も多様化し保育との一体化など、子育てに光が当たっており、社会も政治も幼児教育・保育に強い関心をもち支援していることは、幼稚園創設時とは隔世の感があります。
 最初の幼稚園である市川学園幼稚園設立趣意書は、広い識見から幼児教育の重要性をのべています。
「前略 ・・・幼児教育は、後に続く学校教育の基盤をなし、そのあり方は各人の生涯を強力に宿命づけるものである。オリンピック制覇の基礎は、幼児教育から始められなければなるまい。十二歳といわれる国民の政治年齢の成長も、此所から始められなければなるまい。近時幼児の教育を希望する家庭の声が高い。然るにこの幼児教育に対して、国も地方自治体も極めて冷淡であるのは、どうしたことであろうか。・・・後略」。幼児の時代からオリンピック選手の養成、国民の政治年齢など、当時ではあまり考えない先進的なことを述べています。
 また学園の建学の精神は、幼稚園からスタートします。一人一人かけがえのない特色をもつ「人間観」は現在の多様性重視であり、一人一人を大切によく見る「なずな教育」は、現在の個別教育重視であり、自主性、個性、創造性を伸ばす「第三教育」は、現在の能動的教育で、いずれも幼児教育・保育にこそ重視されなければなりません。
 さて今年は第2幼稚園が創立60周年を迎えました。第1幼稚園、八千代台幼稚園に続く3園目の幼稚園として、前述のように1964年東京オリンピック開催の年4月に開園しました。当時学園旧校舎(第一グラウンド)の周辺が住宅地になる頃で、中高のバレー、テニスコート跡地に園舎を建設しました。最初の園長は創立者古賀米吉、園児62名でスタートし、園児数が100名を越えるのは4年後でした。その後、6人の園長が歴任し現在8代目です。創立10周年である1974年には園児数が155名となり、新園舎の増築を行い、その後も施設、設備等改築増強を行ってきました。第一グラウンドに近く、保護者の駐車場、体育館の活用、自然活用等も行える地の利のある幼稚園です。
 現在第2幼稚園の特色としているところは、
・3年間同じクラスのため、園児が互いにクラス全員の個性を認めあえる環境 
・徒歩・自転車通園が基本で毎日保護者と教員が対話し、アットホームな関係
・隣接する広大な第一グラウンドで伸び伸び遊ぶことができること
(四季折々の「自然あそび」やビオトープを作り、自然観察・体験活動)
・絵本・読書を重視し、親子で絵本に興味関心を持てる取組と環境
(「100冊の絵本」、700冊以上の絵本の貸し出し、絵本作家の原画を常設展示、都内の絵本専門店で「年長・絵本遠足」の実施など)
最後に第2幼稚園の未来ですが、幼児教育・保育の一体化のため、幼稚園型認定こども園として、1~5歳児まで一貫したものとすべく、そのための準備を整えているところです。第一グラウンド内に1~2歳児の園舎、給食施設など緑の中の園舎として現園舎との連帯ある施設を建設する予定です。
今後とも3幼稚園のそれぞれの特色を伸ばし連携し、幼児教育に尽力して参ります。
「幼児教育は、後に続く学校教育の基盤をなし、そのあり方は各人の生涯を強力に宿命づけるものである。」(1953年市川学園幼稚園設立趣意書)

2024.9.1
市川学園理事長・学園長 古賀正一

 24年度2学期がスタートしました。酷暑、地震、台風が日本列島をおそった夏休みでしたが、活動はコロナ前に戻り国内外ともに極めて活発でした。常日頃から「安全は全てに優先」としてきましたが、大きな事故もなく、生徒は大きく成長したと思います。

 国内活動は部活動・合宿、夏期講習、校内外での課題探求活動が活発で、主なものだけでも、中1富士山研修、SSHによるタイ国プリンセスチュラボーン・チョンブリ高校との交流・三宅島研修、恒例の白神山地研修などでした。国際活動は、直接海外のプログラム(ボストン・ダートマス大学研修、ケンブリッジ大学研修、中3シンガポール研修)およびWSCをはじめ多数の個人・チームでの海外研修・課外活動が行われました。さらに海外の先生の招聘などによるグローバル研修(神田外語大との連携のグローバルイシュー探究、市川・鴎友学園連携DHプログラム、ISAグローバルスタデイズプログラム)とあわせて約300名、全生徒の15%が国際的体験をしたことになります。

 国内外の多くの顕著な活動は、9月のなずな祭や3月のアカデミックデイで発表されます。また毎年教育研究部より「課外活動の手引き」が発刊され、年間の顕著な課外活動、卒業生へのインタビュー、年度実施予定の課外活動などが紹介され、全生徒に配布されています。

 夏の部活動で顕著な成績の一端を示すと、ハンドボール部が、千葉県1位でインターハイ出場、パリオリンピックには、ハンドボール日本代表として高校65回の吉野樹君が出場、また陸上部の高1女子が200mで千葉県大会と関東大会優勝、インターハイに出場し全国6位でした。また科学の甲子園ジュニア千葉県大会で中1チームが総合かつ完全優勝し、12月の全国大会に出場します。面白いところでは、かるたの全国高校選手権大会で、創部2年目の同好会チームが初出場で8強に進みました。

 今年は市川市市制施行90周年の年です。学園はその3年後、1936年旧制市川中学校として創立しました。戦中戦後87年間にわたり、市川市とともに歩んできたといっても過言ではありません。又中等教育が不十分だった市川市から、学園は歓迎され期待をされた存在でした。学園創立当時の市川市には、公立私立ともに旧制中学校(5年制男子校)はありませんでした。県立千葉中、佐倉中、私立成田中、府立3中、私立開成中などしか通える中学校はなかったのです。また敷地・施設としても旧校舎(現第一グラウンド)、第二グラウンド、野球グラウンド(現新校舎)などと拡大し、21世紀にはいり、更に大野グラウンド、総合グラウンド、バス停敷地と拡大してきました。

 今や文教都市といわれるほど、市川市には教育施設や文化施設も多く、特に私立が幼児教育、中等教育に果たしてきた役割は非常に大きいと思います。現在市川市には、私立学校が大学・短期大学5校、高校7校、中学校5校、小学校3校、幼稚園・こども園32校あり、市川市の教育を支えています。

 学園の柱は、4万人を超える同窓生と同窓会の力です。今同窓会は直接生徒への支援活動、各支部活動が非常に活発です。同窓生は、各業界・分野で活躍されています。高校生、大学生のキャリアーセミナーでも若手からシニアまでOB・OGが多数参加支援し、年々充実しています。また地元市川市への貢献も、市川支部を中心に同窓生が活躍しています。創立者の設立した善行会、江戸川を守る会は市の協力で今に続き、同窓生が支えています。これから90周年は勿論のこと100、120、150周年と続く学園を支え発展させるのは同窓生の皆さんです。

 学園の建学の精神は、これからの日本の新しい教育の基本です。独自無双の人間尊重の人間観は、今の多様性重視です。なずな教育は、今後重視される個別教育です。第三教育は、自ら自発的に学び考える能動的教育(Active Learning)や生涯学ぶ学び直し教育・リスキリングです。これに基づき学園はリベラルアーツ教育を発展させ、5つの力即ち学力、教養力、国際力、科学力、人間力の向上に注力しています。更に生徒・教職員が日々学園に来ることが楽しく、自分の力を自由に創造的に発揮できる「楽しい学園」であり続けます。

 最後に私は今年腰の痛みで人生初めて手術をし、今リハビリ中です。そのため数ヶ月このなずなメッセージもお休みしました。人生100年時代の超高齢社会、大切なのは真の健康、高齢でも自分のことを自分でできること、特に身体は若いうちから筋力をつけ健康増進の工夫とウェルビーイング向上が大切であることを痛感しました。 皆様も健康第一にご活躍ください。

WHO憲章前文(1948年) 健康の定義;
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

2024.5.1
市川学園理事長・学園長 古賀正一

 早くも24年度がスタートし、1ヶ月が経過しました。学園は毎年同じように見えても、新入生を迎え、生徒は学年・クラスが変わり、教職員も校務分掌が変わり、みな初心にかえります。また新任の教職員を迎え、多数のやるべきことがあり、4月は多忙で密度の濃い1ヶ月です。
 4月1日から2日間の新任教員研修、学年会・教科会・部会毎の打合せ、更に理事長・校長以下27部門の24年度方針発表会(PDCAのP)と続き、6日に始業式、8日に入学式が行われました。更に中学の春期セミナー、高校のオリエンテーションが行われ、その後逐次授業が開始されました。また各学年の保護者会、新入生へのクラブ紹介、生徒の健康診断、外部講師による高1年生向け特別ゼミのグローバル講座(講義と課題研究発表)が行われました。
 新入生へのメッセージは、やはり当学園の建学の精神であり、その中でも、第三教育が重要です。あらためて中学入学式の挨拶で話したことの一部を敷衍して記します。
 本学園は1937年4月15日、今から87年前、旧制市川中学校(男子5年制)として開校しました。創立者古賀米吉を含め教職員5名と生徒32名の苦難のスタートでした。英国イートン校などパブリックスクールの自由と規律、紳士の精神を模範とし、品格あるリーダーを育成しようという高い志でした。創立以来4万人以上の卒業生を輩出し、多くの分野で活躍しています。
  建学の精神は、第一に人間は一人一人皆違うオンリーワンの存在であるという「人間観」、これは現代の多様性重視に通じるものです。第二に生徒一人ひとりの特色をよく見て、伸ばそうという「なずな教育」です。これは現代の個別の教育です。なずなは春の七草の一つ、目立たないがきれいな白い花です。大輪の菊や満開の桜は勿論きれいですが、なずなのような小さな花の美しさも特色があり、人間も一人一人違った特色を持っており、よく見る教育として、本学園ではなずな教育、なずな精神といっています。芭蕉の「よく見ればなずな花咲く垣根かな」の句を、創立者が教育の神髄として、人間を花にたとえたものです。第三に生徒が自ら考え学び生涯学び続ける「第三教育」です。第三教育は、家庭での第一教育、学校での第二教育と並行して行われ、自分で学び考える自分自身による教育で、いわば教育の王道です。現代の能動的学習や学び直し教育(リカレント教育)、リスキリングは実は第三教育の一部です。これから人間は先端の生成AIやICTという知の道具を使いこなし、常に新しいことを学び、人間にしか出来ない判断力、創造力、感動する心、思いやりなどが大切になります。また科学技術が急速に進歩し、国内外の政治・経済が共に不安定・不確実な時代こそまさに第三教育が不可欠なのです。
 その上で3つのことをお願いしたい。 第一は、まずは楽しい学園生活をおくってください。楽しい学園生活とは何か?授業は勿論、行事やクラブ活動・課外活動に積極的に参加し楽しむことです。多くの友達と友情を深めてください。皆さんが自主的に選べるメニュが沢山あります。土曜講座や多くのゼミ・特別講座、なずな祭などの行事、成果を発表するアカデミックデイ、学年単位の集会やイベントなど積極的に参加してください。クラブ活動は、他のクラス、先輩と交流できる絶好の機会です。また学外のイベントに参加し他校生と他流試合をすることも大切です。大事なことは、「何でも見てみよう、やってみよう」という前向きな心です。やってみて、新しいことを発見し、毎日自分が進歩向上していることを実感することが、楽しい学園となる基本です。
 第二に、第三教育の優等生、更に達人をめざしてください。そのためには一にも二にも読書です。本学園では、図書館を第三教育センターと命名し、知の拠点として、学園の一番良い場所に快適な空間を用意しています。朝7時から開館し、12万冊の本が皆さんを待っています。学園推薦の「100冊の本」、自然科学、人文・社会科学に関する初心者向けの本から専門書まで各段階の本、岩波文庫全巻など多数の文庫本、多くの英語書籍、電子書籍など多彩です。テーマ毎の展示や図書館での国語や社会の授業もあります。読書は時間的にも空間的にも体験できないことが学べます。フランスの哲学者、数学者・科学者でもあったルネ・デカルトは、その著「方法序説」で、「良き書物を読むことは、過去の最も優れた人々と会話を交わすようなものである」と述べています。一日に何時間かは、スマホを遠くに置いて、活字の本を読む、体を動かす、ご家族との時間を過ごすリアルの世界で過ごすことが、皆さんの大切な脳のためにもが極めて重要です。
 第三に、人間としての基本のマナーを身につけ、立派な教養ある人間、将来の紳士淑女を目指すことです。きちんと挨拶をする。挨拶はコミュニケーションの基本です。またルールや約束を守る、人に迷惑をかけない、感謝の気持ちを持つ、人に親切にするなどごく当たり前なことの実行が大切です。
市川学園という舞台の主役は皆さんです。皆さんがそれぞれ存分に学園生活を楽しみつつ第三教育の優等生から達人を目指して下さい。

                           『われ以外皆わが師』(吉川英治)

2024.4.1
市川学園理事長・学園長 古賀正一

23年度を無事終える事ができました。昨年5月コロナ感染症が5類指定になって以降、通常の学園生活となり、各種の行事もコロナ前の平常に戻りました。内外共に多事多難な折に、こうして平和平穏に新年度を迎えられることは、本当に有難いことです。国内では、能登半島地震災害地域、海外ではウクライナやガザ地区などの生徒・学校のことを思うと胸が痛みます。

 今年は中学329名、高校422名の卒業生を送り、また中学327名、高校435名(内進生326名、高入生109名)の新しい生徒を迎えることになりました。
 年度末に行う恒例の年間総括報告会(PDCAのC)で、学年、教科、部・委員会など25部門の報告が行われましたが、非常に充実した1年の報告でした。以下目に見えるアウトプットのいくつかをあげます。
➀ 進路としての目標の一つであった東京大学現役合格者数20名以上に対し、27名を達成し、既卒者含め31名となりました。勿論他の国公立、私立、医学部等希望の進路にも数多く合格しました。一方思い通りに行かなかった生徒への激励・支援が重要で、長い人生では、回り道・やり直しも大切です。
② 文科省の2024年度SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校として47校が公表され、本校が4期目の指定を受ける吉報がありました。2024年度から2028年度まで5年間、引き続きSSH校として活動します。4期目の本校の研究課題は「自立的に取り組みつつ、幅広い視野を備え、新しい領域を切り開く生徒の育成」とし、学際的領域の研究の推進と本校の科学技術人材育成プログラム「市川モデル」を外部に発信し広めてゆくことです。
➂ 入試において、中学・高校合わせて志願者数が4585名で昨年に続き4500名を越え、中学・高校ともに入学者が定員(中学320名、高校430名)に極めて近い形で決まったことです。少子化の中、常に志願者が安定し、受験生および保護者から信頼されるよう、数多くきめ細かい説明会や学校見学など広報活動を続けてまいります。

 さて市川中学校卒業生のほとんどが市川高校に進学(内進生:今年は329名中326名)するので、中学の卒業式は修了式として、3月23日に学内関係者のみで実施しました。理事長挨拶、卒業証書授与、賞状賞品授与、校長式辞、卒業生より記念品目録贈呈の次第で、簡素に心をこめて行われました。小職から、次の要旨の挨拶を述べました。
 『皆さんのほとんどは市川高校へ進むので、卒業という実感がないかも知れないが、今日は義務教育課程を修了する節目の日であり、新たな出発の日です。皆さんは入学以来コロナ感染症の影響を大きく受けてきましたが、よく頑張り、5類に指定されて以降、コロナ前に近い学園生活を楽しんだと思います。校外学習、国内修学旅行、なずな祭、演劇祭、芸術鑑賞会、合唱祭、更に部活や課外活動などを通じ、大切な青春の思い出を紡いだことでしょう。
 高校では、自ら学び考える第三教育の力を更に磨いて下さい。学業は勿論のことあらゆる活動、人・物・自然との出会いや出来事など全ての出会いが、みな自分の先生と思い自発的に学んで下さい、私の好きな言葉、作家吉川英治氏の「われ以外みなわが師」の気持ちで学ぶことが大切です。また高校では、自分の本当に好きなこと、やりたいこと、将来の進路や職業などを考える時期です。更に人生いかに生きるか、幸福とは何か、社会へ如何に貢献すべきかなどを深く考える期間でもあります。「君は君 我は我なり されど仲良き」(武者小路実篤)、人と違う自分の特色を見つけてください。
 さて民法では18才を成人としており、あと3年後ですが、昔は15才はすでに元服という式を終え、成人でした。幕末の福井藩に橋本左内という立派な人物がいました。15才の時に書いた「啓発録」の中で、自分の決意として「稚心を去れ」と述べています。稚心とは幼稚な心、つまり子供っぽい心を捨てよう、甘える、勉強や練習を怠ける、わがままや人に迷惑をかけるなどから脱却しようということです。そのあとに立志、志を立てよと言っています。如何に人生の目標を立てるか、如何に生きるかということです。「稚心を去れ、志を立てよ」15才の自分への誓いであり、皆さんにもふさわしい誓いと思います。
 今世界は戦争や紛争が絶えず、先行き不透明不確実な時代です。歴史、地域、人種、宗教の違いをどう乗り越え真の平和な地球がつくれるか、ホモサピエンス(賢いひと)と命名された我々人間の知性や文化とリーダーの資質が問われています。
近年人間は生成AIや生命科学の発達で何でもできると思い込む傲慢な風潮があります。急速に発達する科学と技術の問題点や倫理性を人間が把握し、支配し制御しつつ、活用しなければなりません。AIはいくら発達しても「いきもの」ではなく、人間の感情や意識は持てません。一方人間は一人では何もできず、他の人やあらゆる他力(たりき)のお蔭で生きられるのです。自然や他の生きものと共に生き、生かされているという謙虚な感覚が大切です。』

                    『若さの持つ最高のものは「未来と可能性」である。』