46.スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けて

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スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けて

理事長・学園長
    古 賀  正 一

2009.6.1

 4月初め文部科学省からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けました。指定期間は5年間(21年度から25年度)であります。SSHは、国の科学技術政策の重要施策であり、将来の国際的なすぐれた科学技術系人材の育成と卓越した理数教育の研究を目標としています。選ばれたモデル高校が、理数の卓越した教育の実践と研究開発を行うことを通じ、成果を公表し普及させることを目的としています。平成14年度より実施中で、21年度の新規指定校含め、全国106校が指定されています。

 当校の研究開発課題は、自発的に思考し研究できる人間を育成するカリキュラム・方法の開発(まさに第三教育の達人養成)、英語・日本語両面で自己表現できる人間育成カリキュラム開発、大学・産業界と高校の連携研究、国際的視点を育成する研究、学校周辺環境の多角的研究であります。是非とも校長、幹部教員、理科主任を中心に教職員・生徒が力をあわせ成功させる決意です。

 昨年より理科主任を中心に準備し応募をし、選定委員会のヒアリングを受けました。先行の各高校を訪問し種々知見を得て、満を持していました。初めての応募で合格しました。学内外多くの方々の協力支援、ご指導の賜物です。今回全国35校(国立1校、公立22校、私立12校)が応募し、指定されたのはわずかに9校(国立1校、公立7校、私立1校)で、文字どうり私学は市川学園1校であり激戦でした。また千葉県は、当校と県立船橋高校の2校が指定されました。

 すでに第二物理研究室をSSH本部に衣替えし、高校2年生76名がSSHプロジェクト(市川サイエンスと呼称)に参加し、毎週火曜日木曜日7時限、8時限には物理、生物、化学にわかれ、実験や論文作成、発表の準備に取り掛かっています。5月12日には、生徒の第1回発表会がおこなわれ、熱心に実験観察の結果を発表し、学内見学者との質疑応答も行われました。またSSHの統括指導支援窓口であるJST(科学技術機構)の来校視察もうけ、また先行他校の発表会にも多く参加しています。また今後の予定として、6月第二回発表、7月には英語による口頭発表、全体発表、夏休みには、各大学研究室訪問、企業訪問、白神山地自然学習会など目白押しです。

 実はSSHは、すでに本校の(第一次)中期計画書の理科中期実行プランに次のごとく記述されています。『SSHへの取り組みとして、SSH校10校を理科教員全員で視察、SSHのアイディアについて北海道大学と相談、理系クラブの論文コンテストに参加呼びかけ、高大連携(東京農工大夏期スクールへの参加奨励、東大SPPへの参加奨励)など』が記述されています。その後も理科教科のなかで、SSHへの志と思いを持って、着々構想を具体化し推進してきました。SSHは、理科を中心に実施されますが、数学、英語との関連も深く、当学園第二次中期計画の牽引車として推進して行きます。また国の大切な予算(税金)を使う事業ゆえ、サイエンスの市川といわれるよう、成果をだし、SSH指定他校とも切磋琢磨し、一般他校にも成果を役立ててもらえるよう努力したいと思います。

以上