90.学校における計画と実行、評価の大切さ…PDCAサイクルをまわせ

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学校における計画と実行、評価の大切さ
…PDCAサイクルをまわせ

理事長・学園長   
古 賀 正 一

2013.4. 1

 4月は、新入生をむかえ心新たなスタートの時期であり、また新たな出逢いの季節でもあります。今年は桜の開花がはやく、中学校の卒業式には学園周辺の染井吉野も咲き始め華やかでした。毎年のように年度末と新年度初めは多忙ですが、決してマンネリにならない新鮮な気持ち、前年度より進歩しようという心構え大切と思い、小職自身も老骨に鞭打っています。

 さて学園全体としての総括をすれば、24年度は大きな事故もなく、『無事是貴人』の1年でしたが、市川アカデメイア、グローバル時代に生きる特別連続講座、英国ケンブリッジ大学語学研修、高3の自習室午後8時まで利用、国際教育部新設など種々の新しい試みも為されました。

 また進学実績は、永年の目標の東大現役2桁合格を達成し、壁を破ったブレイクスルーの年でした。国公立大学、難関私大、医科系大学をふくめ第一希望を最後まであきらめず、初志貫徹の生徒が多く、生徒同士励ましあい、一歩向上した進学実績が出せました。西村高3学年主任始め学年団の教員の熱意と努力は勿論のこと、進路指導部、各教科はじめ教職員全体の団体戦でした。具体的には、東京大学13名内現役11名合格でした。東京工業大学は15名(内現役13名)、一橋大学6名(6名)、京都大学2名(0)、筑波大学15名(15名)、千葉大学26名(20名)、国公立大学合計155名(125名)、慶応大学100名(74名)、早稲田大学173名(138名)、上智大学59名(52名)、東京理科大学99名(79名)などです(3月31日現在)。全国高校別合格数ランキングでも、東工大、筑波大、慶応、早稲田、上智、理科大などが上位にランクされました。

 中学の入学者予定者数も、少子化、経済状況、公立何でもありの中、中学入学者数327名(定員320名)で、定員を上回り且つ極めて精度の高い入学者数で、優秀な新入生を迎えることが出来ました。受験者数も2943名で昨年よりやや上回り有難いことです。

  また高校入学予定者数は118名で、市川中学校よりの進学者(内進生)323名とあわせ441名(定員430名)で精度高く、受験者数は1500名で昨年よりやや減少しました。

 学園の3月から4月はじめの主な行事を並べてみますと、3月4日高校卒業式(482名卒業証書授与、高校65回、共学5回生)、5日~8日期末考査、16日SSH4年目の年度末報告会と小学生対象講座、18日学年・教科・部など各部門の年間総括報告会、19日学年成績判定会議、21日中学卒業式(325名卒業証書授与、中学66回)、23日の終業式・離任式・大掃除を持って年度が終わりました。

  一方新年度準備は、校内施設の補修・清掃を休業期間中に行い、3月30日が新年度準備のスタートになります。新任者紹介、教職員室整備と席替え、新任者・初任者研修(2日間)もスタートします。4月1日年度初め朝礼更に各部門打合せ、4日健康診断、5日各部門の年度施策計画発表会、さらに6日始業式、8日入学式、10日~12日の中学1年春期セミナー及び合宿と続きます。

 3月の年間総括報告会は、6学年、7教科、7部、SSH、国際教育部、研修委員会、事務経営企画室の24部門ごとに一年間の施策の実績、成果の自己評価及び今後の課題を個別に1頁にまとめ発表し、討議します。

 即ち前年4月の年度施策計画発表会で打ち出した計画(Plan)の1年間の実行(Do)、実績の評価(Check)を行い、課題等を次年度計画に盛り込み更なる実行(Action)に結び付けることが重要です。4月の新年度施策計画発表会は、常勤教職員全員参加で、情報共有も行い、学年・教科・部の間の連携と切磋琢磨や他部門からの良い事例の学びと移転にもつながります。計画には勿論予算の裏づけも行います。計画と実行、評価には、各主任や部門長のリーダーシップと参加教職員の改革意識と積極的行動が必要です。

 このPDCAサイクルは、当然学園ビジョン、中期計画、理事長、校長方針を具体化するもので、新しい施策の提案や具体化など、主任部長会議で討議され、教育経営会議で決定推進されます。学校という教育の場においても、物事の推進には、ビジョンと目標、具体的な実行の情熱が必要で、そのためPDCAが不可欠なのです。

『苟日新、日々新、又日新(まことに日に新たに、日々新たに、又日に新たなり)』(大学)