平成19年度 土曜講座の一覧










































































































2007年度講師一覧
08/2/9











  市川学園での生活とその後 ~「よく遊び、よく学べ」薬学研究者から後輩へのメッセージ~

   鎌滝 哲也 先生     

   北海道大学名誉教授、東京工業大学特任教授、理化学研究所客員主管研究員、埼玉医科大学客員教授

 昭和36年 3月    市川高等学校卒業

 昭和48年 2月    薬学博士(東京大学)

 昭和60年10月    北海道大学薬学部教授

 平成10年 4月      北海道大学大学院薬学研究所教授  

 平成18年 3月      北海道大学名誉教授

 平成18年 4月      埼玉医科大学臨床医学部門客員教授

 平成19年 4月      東京工業大学特任教授

 平成19年 4月      理化学研究所客員主管研究員

 平成19年11月      紫綬勲章 受章



 講座趣旨

 少し異例な講義になるかも知れませんが、市川学園の出身者として後輩の皆様のご参考になればと思い散文的なお話しになります。予めお許し頂きたいと思います。

 私が在籍していた頃の市川学園。当時経験したことを2つほどご紹介してみたいと思います。

   ① 同級生の林静一先生(受け持ち)へのご恩返し。

   ② 古賀米吉校長と第三教育。

 1.私の経歴:後輩諸君の進路選びのご参考までに。

 2.私の研究から

   ① くすりの効き過ぎを予知するための遺伝子解析の話

   ② 喫煙による肺がんリスクの個体差と遺伝子診断による予測













   「クラシック音楽へのいざない」

 

    松本 孝利 先生      アカデミーキャピタルインベストメンツ株式会社代表取締役



 北海道出身。1966年、法政大学工学部電気工学科卒業。1975年、日本ディジタル・イクイップメント株式会社(日本DEC)入社。横浜営業所所長、東京第一営業部長などを歴任。1984年に独立し、インサイト・インターナショナル株式会社を設立、社長に就任。
1986年、日本サン・マイクロシステムズ株式会社社長に就任。1990年、株式会社システム・ソフトウェア・アソシエイツを設立し、社長に就任。1992年には日本シスコシステムズ株式会社社長に就任。1998年10月、日本シスコシステムズ代表取締役会長に就任するなど、精力的に活動。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授を経て、現在はアカデミーキャピタルインベストメンツ代表取締役社長や法政大学の理事を務めている。



 講座趣旨

 二年前の2006年はモーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756~1791)が生まれて丁度250年にあたり、生誕地オーストリアのザルツブルグを始め世界各地でこの大天才の生誕を祝う催しが盛大に行われました。バッハ(J.S.Bach)を音楽の父とすればモーツァルトは音楽の母と言われるほど彼の音楽は今も世界中の人々に愛され続けています。私は学生時代に東京芸術大学の学生との交流を通じてクラシック音楽を知り現在まで40年以上に亘り最も大切な趣味の一つとして楽しんできました。多数の作曲家の中でも特にモーツァルトの天国的な美しい音楽は私の人生の特に悲しい時や辛い時に常に私を癒し力づけてくれています。

 

この講座では私の大好きなモーツァルトの短い生涯を年代順にたどり彼の人としての魅力とその自然で美しい音楽の一部を紹介し、皆さんに是非その素晴らしさを知って頂きたいと思っています。 


08/1/12











  「目で見えない証拠を見えるようにする法科学」 ~裁判員制度を前に~

  伊藤 聡美先生  千葉県警察本部 刑事部 科学捜査研究所

昭和63年4月  財団法人千葉県対がん協会入職(細胞検査士)

   平成 3年4月  千葉県警察入職

            9月  銚子警察署刑事課

   平成 5年4月  千葉県警察本部刑事部科学捜査研究所法医科

     現 在      科学捜査研究所法医科専門研究員として継続勤務中

                千葉大学理学部生態高分子価格研究室と共同研究中

 講座要旨



 「科学捜査研究所」は、各都道府県の警察本部の中にあり、刑事事件などの鑑定・検査・研究を行う専門機関です。新聞で見る大きな事件から、記事にならない小さな事件まで、千葉県内で発生した種々の事件の証拠が私たちの対象です。そして、「物」と対峙して、科学的に事実を探求していくのが、私たちの使命です。



 「どんな仕事をしているのだろう?」

 「鑑識との違いは?」

 「事件の起訴に向けて、どんな役割を果たすの?」

 「裁判にどう係わってくるのだろう?」・・・・など、いろいろな興味を持たれているのではないでしょうか。



 「法生物」・「法化学」・「法薬毒物」・「法工学」・「法心理」・「法文書」という特殊性の高い法科学分野ではありますが、私たちは実践科学者として、安全で安心できる街作りのために、日々縁の下の力持ちとして研鑽を積んでいます。

 皆さんに、科学捜査研究所の実際を知っていただければ幸いです。   













  「日本人に一番合った英語学習法Part2」

   斎藤 兆史 先生   

1958年 栃木県生まれ。東京大学文学部英語・英米文学科卒、同大学院人文科学研究科修士課程英文学専門課程修了、インディアナ大学英文科修士課程修了、ノッティンガム大学博士課程修了(Ph.D)修了、東京大学文学部助手、同大学教養学部専任講師を経て、現在同大学大学院総合文化研究科助教授。



著書

『英語達人列伝』、『英語達人塾』、『日本人に一番合った英語学習法』、『英語襲来と日本人』をはじめ多数。

講座要旨



 日本人は文法や読解の規則ばかり勉強するからいつまで経っても英語が使えない、と言う人がいます。日本人も、英語 圏の子供たちと同じように「英語のシャワー」を浴びながら楽しく英語を勉強すれば、自然に英語が使えるようになるはずだ、と。

 たしかに私たちだって、物心ついたときには日本語が話せるようになっていました。べつにどこかで誰かに日本語文法を仕込まれたわけでもなければ、自分で文法書を読んだわけでもありません。それを考えると、言葉を学ぶのに規則から勉強しはじめるのは、「本末転倒」に思えるかもしれません。

 しかしながら、私たちが一見「自然に」日本語が使えるようになった背景には、生まれてから物心つくまで、じつに何万時間もの間、四六時中正しい日本語に触れてきたという事実があります。ひたすら正しい日本語を聞き、自分たちもそれを口から出す練習をしてきたからこそ、そして私たちが間違った言葉づかいをしたときには親や先生が直してくれたからこそ、若い脳が一生懸命に日本語の規則性を割り出し、頭に刻み込んでくれたのです。

 すでに日本語話者となった人間にとって、英語は外国語です。そして、日本人にとって英語の習得は、ピアノやバレエの練習と同じく、一つの稽古科目です。したがって、その技術を習得するためには、まず規則を学び、地道な基礎訓練を意識的に行なう必要があります。本講座では、日本の英語受容・学習史のなかで実践されてきた英語学習法のなかから、とくに日本人に合っていると思われる基礎学習の方法をいくつか紹介します。

07/11/10











   「動物と人間の関係  ~獣医の仕事~」 

    井上 正亮先生       井上動物病院院長 獣医 (市川学園OB)

1974年7月23日生まれ

1987年市川中学入学

   相撲部に入部

1990年市川高校入学

   相撲部継続、高校3年でインターハイ出場、残念ながら予選敗退

1993年麻布大学獣医学部に入学

1999年麻布大学卒業、松戸市の日野動物病院に勤務

2002年井上動物病院を開院、現在に至る



講座趣旨



 獣医師の仕事は、実は人々の生活の多岐にわたり及んでいます。町の動物病院の獣医師以外に食品、薬品、公衆衛生などなどさまざまな方面で活躍しています。そんなことも少し知ってもらいながら、私の日常である小動物臨床の現場をご紹介しながら動物病院の日常を赤裸々にお話したいと思っています。



 町の獣医さんというと、動物を飼っていない人にはなじみがないでしょうし、飼っている人にとってもなかなか行きづらいのではないでしょうか。今回は私たち獣医師が日々心がけていること、やっていること、動物に接する気持ち、飼い主さんへの気持ち、仕事への情熱など難しい話し抜きで知ってもらいたいなと思っています。もし獣医師を志す方がいらっしゃいましたら僕の話が少しでもお役に立てばと思いますが・・・。













    「株式市場って?? ~株式市場をにぎわす主役たち~」

     多田 一昭先生  IS証券株式会社 代表取締役社長

1981年   明治大学政経学部卒業後、日興證券株式会社(現日興コーディアル証券)入社

1986年  メリルリンチ証券会社東京支店において、国内金融機関や海外機関投資家(主に政府系運用部門、ファンド等)の日本株運用部門に対するリサーチセールスに従事して以降、UBS(ユニオンバンク・オブ・スイスランド)証券会社において金融法人部長、ドイチェ証券(現ドイツ証券)において事業法人部長として、企業の資金運用・ヘッジ案件・資金調達等に関わるソリューションを提供。



 その後West LB証券会社(ドイツ・ノルトファーレン州政府系金融機関)において、日本企業の事業再編ニーズから派生する株式ブロック・トレードの業務フロー構築に力を注ぐなど、複数の外資系企業を拠点に活動。



2004年   ITG(米国Investment Technology Group, Inc./NY証券取引所上場の金融情報サービス企業)の日本進出に際し、米国本社取締役会、オーストラリア、香港、ロンドンの関係各部門をリードし、事業計画の立案、日本法人の設立登記、組織構築の要となる人員確保、日本における拠点の選定・構築、監督官庁との事務交渉等を担う。2005年9月には関東財務局より外証法による証券業務登録認可を得、国内外の機関投資家を対象とした株式電子売買システムの導入や、株式売買コストの予測・分析ツール普及の基盤を築く。



2007年   2月Inforservices & Star証券株式会社(現社名I S証券株式会社)設立。

      代表取締役社長

講座趣旨

90年代初頭から始まるバブル崩壊以降、日本の金融経済システムは大きな変革を余儀なくされ、結果としてその後さまざまなサプライズが起こりました。そしてそれらの底流では、オイル・マネーをはじめとする外国人投資家、ファンド、事業会社、個人投資家などの多種多様な意見や価値観を持つ複数の投資家が、株式市場の「主役」として登場し、わが国の株価(指数)に大きな影響を及ぼしてきました。

 本講座では、私のキャリアを通しながらそんな主役たちの横顔や、昨今の株式ブームについてお話しをさせていただく事で、跋扈する巨大資金、外国資本が絡むM&A(合併・買収)と、ますます目が離せなくなる「株式市場=経済」を知っていただく為のお手伝いをさせて頂ければと考えています。

07/10/13











   「発明と特許の話」 

    原 健司 先生     特許庁 審判長

1979年3月         東京工業大学大学院総合理工学部電子化学科修了

1979年4月         通商産業省(現経済産業省)特許庁入庁 

               審査第四部食品加工審査官補助官

1983年4月         審査第四部食品加工審査官

1986年1月           審査第二部応用光学   

1998年8月           特許審査第三部有機化学主任

2000年7月           特許審査第三部応用有機材料室長

2003年4月         特許審査第三部プラスチック工学審査長

2005年4月         審判部第23部門審判長



 講座趣旨



 現在、特許権や著作権を中心とする知的財産権が注目を集めています。そして、多くの特許出願が、企業の技術者・研究者がその企業の技術開発、製品開発のために研究を行った成果に基づいてなされています。



 それらの発明の具体的な内容については、どのようなものであるかを説明すれば、容易に理解できる場合もありますが、その発明をもとにして特許出願され、得られた特許権というものがどのようなものであるかを理解することは簡単なことではありません。特許出願をする際には、特許出願の願書に明細書、特許請求の範囲、必要な図面、要約書を添付する必要があります。明細書や特許請求の範囲に何が記載されているかは、特許分野で使用する用語が特殊なものであったり、明細書の記載方法が独特のものであったりするため理解しがたく、通常、中学生、高校生を対象とする講義では行われません。しかしながら、特許の本質は、「特許請求の範囲」にあると言っても過言ではなく、その内容を理解することは、技術者・研究者を目指す人を初めとして、将来、なんらかの形で特許に関係する人にとって役立つものであり、また、これを論理的な文章としてみた場合にも興味深いものがあります。



 今回の講座では、「アイデア活かそう未来へ」で発明・特許の概要を説明し、「特許制度の大発明、『特許請求の範囲』の話」で 「特許請求の範囲」がどのようなものであるかということを解りやすく説明したいと考えています。そして、最後に「最近の特許の動向」をお話しする予定です。



講義内容の項目

第1部 アイデア活かそう未来へ

 第1章 工夫したアイデアを特許に 

 第2章 特許のルーツを求めて

 第3章 日本の産業発展と特許制度 

 第4章 技術導入からグローバル競争の21世紀へ

 第5章 特許のとりかたを調べてみよう



第2部 特許制度の大発明、「特許請求の範囲」の話

 第1章 「特許請求の範囲」の必要性 

 第2章 「特許請求の範囲」とは何か

 第3章 特許を受けることができない発明とは

      ・発明ではないもの

     ・従来から知られていたもの(先行技術)

     ・先行技術から容易に発明できたもの

 第4章 特許権を「特許請求の範囲」で規定することの問題点



第3部    最近の特許の動向













   「かけがえのないエネルギー」 



   田井 一郎先生    ㈱東芝 執行役上席常務  研究開発センター所長



1976年3月 東京大学大学院工学系研究科 博士課程終了

1976年4月 東京芝浦電気株式会社(現 株式会社 東芝)入社

2000年3月 経営戦略部次長

2002年6月 電力・産業システム技術開発センター長

2003年6月 執行役常務

2004年4月 執行役常務 電力・社会システム社 統括技師長

2006年4月 執行役常務 研究開発センター所長

2007年6月 執行役上席常務

 太陽の恵みをうけて地球上に生存している人類は、同じく太陽の力で作られた地球上の貴重なエネルギー資源を使って生きています。しかし、産業革命以降の使い方は大変に激しいものがあり、地球温暖化などの影響も出てきています。かけがえのないこうした資源を大事に使い、また人類の存在を永遠のものにするためには、人類はどうしてくべきなのか、生徒諸君と共に考えてみたい。人間は自分で動くエネルギーは70ワット位なのに、例えば日本人が日常使っているエネルギーは5000ワットにもなります。これは70人分の召使を抱えていることと同じ計算になり、知らず知らずのうちに贅沢な消費を行っています。太陽が1平方メートルあたり800ワットの熱を地上に恵み、何十億年もかけて作ってくれた石油や石炭を、地球上の種のひとつである人間がわずか100年程度で使ってよいわけはありません。また地球誕生で作られた、周期律表に示される元素のうちの40種は、過度な消費により、枯渇の危機にも瀕しています、などなどのお話をしたいと思います。

07/06/30











 「高分子はすばらしい! 生命現象からエネルギー変換までを支える物質」

  大野 弘幸 先生  東京農工大学大学院共生科学技術研究院 教授 

                 (市川学園OB)

 1953年千葉県生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業後、81年、同大学大学院理工学研究科応用化学専攻博士課程修了。導電性高分子、分子集合などを研究。83年、米国ケースウエスタンリザーブ大学博士研究員。85年、早稲田大学助手。88年、東京農工大学助教授を経て、97年より現在に至る。著書に『ぼくもノーベル賞をとるぞ!!』など、発表論文多数。



 講座趣旨

 

 DNAやセルロースのように共有結合で長くつながった分子を高分子という。私たち自身の体内や、身の回りには様々な高分子がある。何故、生命は高分子を必要とするのだろうか? また、年間1億
5000万トンもの合成高分子を人類は何故必要とするのだろうか? 前者は情報維持のため、後者は優れた力学特性のためである。本講座では、高分子の概念から始まり、低分子では為しえない機能、生命を支える高分子の紹介、さらには最近のエネルギー技術に使われている高分子について述べる。最後に時間があれば、学校では教えない新材料“イオン液体”について紹介する。














 「道子社長のシュークリームのヒロタ再生物語とライフスタイル産業について」

   広野 道子 先生   21LADY株式会社

                   株式会社洋菓子のヒロタ 代表取締役社長



 1961年京都府生まれ。関西学院大学文学部卒業。コンサルティング会社ベンチャーリンク入社、その後プラザクリエイト社長室室長、三井物産グループのベンチャーキャピタルMVCの上級副社長、タリーズコーヒージャパン副社長、大戸屋の社外取締役などを務める。2000年3月、21LADY株式会社設立。2002年にはスポンサーとなった株式会社洋菓子のヒロタ(現100%子会社)の代表取締役社長に就任。2004年、関学同窓会東京支部で創設された「KG東京アウォード」にて、”時代を担う若手の代表”として奨励賞を受賞。



 講座趣旨

私たち21LADYは、「21世紀に生きる女性とその家族が、日常生活の中で心の豊かさを感じるライフスタイル産業の創造に貢献する」をモットーに、外食・中食・小売・サービスといった分野の企業をグループに迎え、成長支援を行っています。

07/06/16












    

       「源氏物語の天気 ~紫式部が教えてくれたこと~」

  石井 和子 先生      前気象予報士会会長 フリーアナウンサー

学習院大学文学部仏文科卒業後、1968年にTBSに入社。「土曜ワイドラジオ東京」「モーニングEYE」などのキャスターをはじめ、「お天気ママさん」「ウィークエンドウェザー」「週末探検隊」など、天気番組のキャスターも務める。1995年、2回目の気象予報士試験に合格。予報士キャスターの草分けとして活躍。気象学会評議員、気象庁気象審議会委員を歴任の後、2002年、気象予報士会会長になる。著書に「平安の気象予報士紫式部―『源氏物語』に隠された天気の科学」。



  講座趣旨



 今から千年ほど前に紫式部という一人の中年女性によって書かれた『源氏物語』には、たくさんの気象現象が描かれています。うっとおしい梅雨や、雷雨、台風、大雪などなど・・どれも、どきどきするような迫力や面白さで物語を展開させているのです。そしてそれらは、千年前の天気も人間も、根本的には何ひとつ今と変わっていないことを気付かせてくれます。恋、嫉妬、不倫、親子、昇進・・。また、物語のなかの天気現象を検証すると、科学という言葉のかけらさえなかった時代の天気の一つ一つが、何一つ違うことなく正確に描写されていることに驚かされます。『源氏物語』を書いてすぐ、まだ40才前後の若さで亡くなった天才・紫式部が私たちに残してくれた真実に迫りたいと思います。
















      「真実と感動を伝えたい! ~私のメディア体験~」

  鈴木 隆一 先生    株式会社ウイルアライアンス取締役社長(市川学園OB)

 1948年生まれ。「文藝春秋」記者を経て、新潮社入社、「FOCUS」創刊に携わり、主任編集委員。著者「スパイM」(文芸文庫)。米映画「イン・ザ・スープ」(サンダンス映画祭グランプリ)、邦画「ひとりね」製作総指揮。現在、BS・JFN番組審議委員をつとめる。(社)日本映画テレビプロデューサー協会会員。



 講座趣旨



● 文藝春秋時代

○『文藝春秋』記者、立花隆さんとの出会い。田中角栄、ロッキード事件、共産党の研究。

○『週刊文春』記者  主に社会問題担当記者。一方でノンフィクションライターを目指す。

○作家の道を断念。



● 新潮社時代 

○新しいコンセプトの週刊誌『FOCUS』の創刊。政治、経済、社会問題担当デスク。一方で、映画の脚本も書く。



● 独立・やりたい事があった

○映画製作の為、NYに行く。『イン・ザ・スープ』『秋桜』等。

○自立した映像制作全般を始める。『ガリレオチャンネル』等。

○出版を始める。ベストセラー『ソニーの自叙伝』等。

○雑誌『WiLL』発刊。総合雑誌でNo.2になる。

○現在、マルチメディア展開中。 style='font-size:10.0pt;font-family:"MS P明朝"'>

07/06/09












  

                 「失敗学のすすめ」

  畑村 洋太郎先生 工学院大学グローバルエンジニアリング学部教授

                東京大学名誉教授



 1942年、東京生まれ。東大大学院終了。東大大学工学系教授から現在、工学院大教授。

 科学技術分野の事故や失敗事例を分析、無料で情報公開している科学技術振興機構の「失敗知識データベース」のまとめ役。

著書はベストセラーである「失敗学のすすめ」の他、高校生向けの「直感でわかる数学」、小学生向けの「続直感でわかる数学」など多数。

 高校の教科書にも取り上げられている、ベストセラー本「失敗学のすすめ」の著者である畑村洋太郎先生の講演です。



 講座趣旨

思いもかけない失敗が多発しているが、失敗の負の面ばかりを見ているためではなかろうか。誰でも新しいことに挑戦すれば必ず失敗する。失敗を分析して新しい知識を樹立することによって、新しい技術が生まれ、社会を豊かにする。失敗をプラスに転化するための考え方と方法を取り扱うのが「失敗学」である。失敗の必要性や原因と結果の関係・失敗を生かす工夫などについて具体例を取り上げて学び、創造的な活動に必然的に付随する失敗にどう向き合うかについて提案する。













               「お札の偽造防止って何?」



   野中 秀樹 先生     独立行政法人 国立印刷局

                    滝野川工場 生産管理部 生産技術グループ

                    生産技術グループリーダー

                    (市川学園OB)



 講座趣旨

1.独立行政法人 国立印刷局の概要

独立行政法人 国立印刷局は何を行っているところなのかを説明します。なお説明にあたり、独立行政法人 造幣局との違いを簡潔に説明します。

2.お札の偽造防止って何?

平成13年頃から偽造券が増加し、その後も増加し続けました。最近の偽造券の傾向として自動販売機等を誤認させる事例が多く見られ、自販機等を狙った偽造券の傾向は統計にも表れております。

また、ITの急速な進歩により、スキャナ、パソコン、プリンタ等のデジタル機器の高性能化及び低価格化によって一般家庭への普及が広がりました。その結果、従来技術であった製版技術や印刷技術でなく、最新のデジタル機器を使用した若年層を始めとする素人の犯行による安易な偽造券が増加してきたこと等により、新偽造防止技術を盛り込んだ日本銀行券の改刷(平成16年11月1日、新日本銀行券の発行)が行われました。



以上のことを踏まえて下記に示す項目で説明します。

(1)新日本銀行券の発行(なぜ、改刷を行ったのか?)

 (2)偽造券の動向及び変化

 (3)偽造防止技術の分類

 (4)新日本銀行券の各種偽造防止技術

 (5)外国銀行券の偽造防止技術(ユーロ券等)

 (6)国立印刷局のセキュリティ技術の紹介



3.印刷インキの概要について

 (1)版式による分類(凸版、平版、凹版、孔版)

 (2)印刷インキとは

 (3)印刷インキに使用する諸材料(顔料、ワニス等)

 (4)印刷インキのレオロジー



4.業界団体、各種学会等の紹介



 業界団体:印刷インキ工業連合会

 各種学会:日本化学会、高分子学会、色材協会、日本印刷学会、日本色彩学会、日本塗料工業会等



5.どのような学科を勉強すればよいのか

 化学、応用化学、高分子学、有機合成化学、流体力学、画像処理工学等 以上の内容について講演させて頂きます。なお内容によっては変更させて頂くこともありますので、ご了承願います。 style='font-size:10.0pt;font-family:"MS P明朝"'> lang=EN-US>

               

07/05/26












  

  「人生が前向きになる楽しい面接力アップの秘訣」

                   ~アナウンサー生活30年から得たもの~

   桝井 論平先生    元TBSアナウンサー

1939年11月15日生まれ   東京都江戸川区小岩町出身

1958年                           私立開成高校 卒業

1962年                           学習院大学政経学部卒業

1963年                           東京放送(TBS)入社

 アナウンサーとして、テレビ・ラジオで活躍。テレビのモーニングショー、歌番組、舞台中継など、主に芸能番組に出演。1970年代の深夜番組ブームで一躍人気DJとなる。以来ラジオのパーソナリティとして「ロンペンのお昼にしましょう」などを担当。

 その後、アナウンスセンター専任部長として三雲孝江、生島ヒロシ、渡辺真理など後輩の育成に尽力。

 1999年独立して(有)桝井論平事務所を設立。フリーアナウンサーとして各地で講習会や講演活動を行っている。



 講座趣旨

 

 放送の最前線で長年仕事をしてきた経験から、人生を前向きに生きるには何が大切かを語ります。













  「即断即決の経営」  ~意思決定の透明さが企業の元気を生む~

   吉越 浩一郎先生 元トリンプ・インターナショナル・ジャパン代表取締役社長

1947年千葉県生まれ。ドイツ・ハイデルブルク大学留学後、72年に上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。極東ドイツ農産物振興会、メリタジャパン、メリタカフェを経て83年にトリンプ・インターナショナル(香港)に入社、プロダクトマネージャー、リージョナル・マーケティングマネージャーを歴任。86年よりトリンプ・インターナショナル・ジャパン㈱のマーケティング本部長に転じる。87年代表取締役副社長、92年に代表取締役社長に就任し、2006年に退任。同社は毎日開催されるMS会議(早朝会議)での即断即決経営を武器に19年連続増収増益を達成。2004年には「平成の名経営者100人」(日本経済新聞社)の一人に選出された。

 現、吉越事務所代表。「業務効率化などに関する企業向け講演活動」を行う。

 著書に『2分以内で仕事は決断しなさい』(かんき出版)、『革命社長』(日本実業出版社)がある。

■公職  日本ショッピングセンター協会理事

■所属団体  東京南ロータリークラブ

■他 ㈱ラ・パルレ エグゼクティブ・アドバイザー

 

 講座趣旨

女性下着メーカー・トリンプで19年連続・増収増益を成し遂げた、吉越氏。毎日開かれる早朝会議で50にも及ぶ案件をすべて2分以内で即断即決し、その場で社員に経営方針と仕事の軌道修正を徹底する他、デッドラインの設定、残業禁止、私語・電話一切禁止の「がんばるタイム」など、スピード重視の斬新な発想と仕組みを取り入れた、実践的経営ノウハウを紹介。  

               

07/05/12














    「世界の中の日本 -海外生活体験からの提言-」

      大原 寛先生  



      元三井物産専務 元日本国際通信(株)代表取締役社長



 講座趣旨

 日本は資源に乏しく、輸出入に頼らざるを得ない国であるから、国際社会において積極的に相互交流を深め、他国からの信頼を得る必要がある。

 そのためには何が必要かということを、私のささやかな海外生活体験を通じて得た実感に基づいて次の三点にまとめてみた。ちなみに、私の海外勤務は通算15年間になり、勤務地はミャンマー(かつてのビルマ)、イギリス、インドネシア、アメリカ合衆国、バーレーンの5カ国で、先進国と発展途上国の割合は約半々になる。



 1) 世界人類の多様性についての認識

 

 2) 自国の独自の文化についての知識と誇りを持ち、同時に他国の文化についての理解を深めること



 3)相互理解の基礎である他国の言語習得、つまり、いわゆる語学の勉強の重要性
















  「真の国際人について考える ~平和を実現するために~」

   湊 晶子先生   東京女子大学 学長

1955年  東京女子大学文学部社会学科卒業

フルブライト留学生としてホイートン大学大学院終了

ハーバード大学客員研究員、NHK英語会話中級講師、東京基督教大学教授、

東京女子大学教授を歴任

2002年  東京女子大学 学長 (現職)

東京基督教大学名誉教授、ワールド・ビジョン・ジャパン(NGO)理事

 


 講座趣旨

 「何気なく使っている「国際人」という言葉ですが、英語では何と言いますか。アメリカ人、イギリス人、フランス人、中国人、韓国人、日本人がいて国際人がいるのではありません。国際空港International
airport、国際会議International conferenceとは言いますが、International manとは言いませんね。

 国際人という言葉の魔術に引っかかって、「国際人」と使うだけで進んでる!と思いがちですが、国際人が英語にならないところに日本人の国際感覚の弱さが表わされています。英語が話せるだけが国際人の条件ではありません。

 数年前まで5000円札の人であり、「われ太平洋の橋とならん」と言われた新渡戸稲造を紹介し、また私の留学時代の経験も交えながら、「真の国際人とは」について考えて見ましょう。平和はどこかからやって来るものではありません。私たち一人ひとりがつくり出すものです!

07/04/28













「ボーイスカウト100年、2800万人の友情の環・輪・和!」 



  鈴木 国夫 先生    日本ボーイスカウト千葉県連盟 理事長



 「ボーイスカウト」は、イギリス人のベーデン-パウエルという人が、1907年、20人の少年たちと共に実験キャンプを行ったのが始まりで、現在では世界216の国と地域に2,800万人が参加しています。本年は創始100周年に当たります。

「スカウト」とは、「先駆者」という意味で「自ら率先して社会に貢献する人」作りを目指す世界的な青少年教育運動です。異年齢による小グループ活動、進歩制度、野外活動、行うことによって学ぶ、「ちかい・おきて」の実践という特色ある教育方法を有し、各年齢層に応じ5つの部門により構成しています。女子も加入できます。

 青少年は一人ひとりが個性豊かな可能性を秘めています。成長にあわせ、個性を伸ばし、社会人として必要な資質を自発活動に基づく特色ある活動を通して身につけていきます。土曜講座では、お話ばかりではなくビデオやゲーム、生活に役立つロープ結びなどを通して楽しく紹介します。  



[講座場所=生徒:多目的ホール(ライブ)、保護者:視聴覚室(放送)]
















  

  「現代ニッポンの職事情 -さまざまな視点-」

 工代 将章先生

1988年   東京工業大学修士課程終了。
同年(株)リクルート入社。人事部配属。
人事部マネジャーとして自社の人事組織変革プロジェクトに一貫して従事。
(人事処遇システム、報酬制度、雇用形態設計、全社要員設計など)

2005年   ワークス研究所に異動。
「Works」誌 編集長。

*現在の所属 : ワークス研究所主幹研究員 Works編集長

       ワークス研究所のHP : http://www.works-i.com/

       『Works』誌のHP  : http://www.works-i.com/flow/works/list.html



 講座趣旨

 これからのキャリア・人生を考え始める鳥羽口にたった高校3年生に、また、どのような考え方があるのか、等を提供することで自身の将来を検討する広い視野・柔軟なスタンスの形成をサポートする。(対象は、高校生本人+父兄)     [講座場所=アリーナ]



 職業と学部の関係は?(その1)

 「○○になるには、どの学部が有利ですか?」という質問をよく受けます。

 しかし、おおざっぱに言ってしまえば、資格が必要な職業に就きたい場合以外は、職業と出身学部は必ずしも直接関係があるわけではありません。「どの学部で学んだか」よりも「何を、どのように学んできたか」が社会では重要になるのです。

 資格のいらない職業においては、出身学部は関係ない。

 乱暴な言い方に聞こえるかもしれませんが、資格・免許が必要な職業や研究職以外は、どの職業、業種に就けるかは、どの学部を出たかということと直接の関係はありません。

 もちろん 「広告代理店に就職したいならマーケティングを学んでおいた方がよい」とか、「海外で働くことを考えれば国際関係学部や外国語学部で学んでおいた方がよい」など、「~しておいた方がよい。~の方が役立つ」という意味ではある程度出身学部が関係してきますし、そういう観点で学部・学科を選ぶということは重要なポイントの一つではあります。



 職業と学部の関係は?(その2)



 大学は、学問もさまぎまな経験も含めた学びの場。

 でも、それではなりたい職業が決まっていない人はどうやって大学・学部を選ぶのか、決まっていないと大学に行く意味はないのか、ということになってしまいますね。さまざまな職業を知る機会が少ない高校生の段階で、将来の職業や夢をハッキリと定めるのは難しいことですし、定めてしまう必要もありません。ですから興味のあるものが学べそうな学部・学科という観点で大学に入り、そこから自分のやりたいこと、なりたいものの具体的なイメージをつかんでいく、という人の方が実は多いのです。編集にあたって、様々な職種の方のお話を伺ってきましたが、工学部出身のコピーライターや薬学部出身の小説家、文学部出身のシステムエンジニア、その他、あらゆる職に就く人たちが自分の出身学部の専攻のみならず、そこで経験し、身につけてきた個性や能力を生かして働いています。

 大学は職業訓練の場ではなく、自分の持つ興味や能力を引き出し、それを学問として形にしていく「学びの場」です。興味のあること、得意なことを入り口として、それを探求していく場なのです。

 きっかけは意外に身近なところにある。

 しかし、何かのきっかけで子どもの頃から、あるいは高校生になってなりたい職業に出会い進路が固まってきた、という人も少なからずいるでしょう。例えば小学生の頃に新聞記者にインタビューされて答えた内容が、紙面に掲載された経験が強く印象に残り、記者を目指すようになったと言う人もいます。他にも、家族の中に闘病生活を送る人がいて、医師や看護士を目指すようになったとか、ボランティア活動から介護に興味を抱いた、など、ちょっとした経験が進路の方向性を決めるきっかけになった、という話はよく聞かれます。意識して生活していると、意外に身近にそのきっかけはあるものなのです。

 さて、そうして興味を抱いた職業が、医師や教師など、資格や免許がないと就けない職業であるなら、最初に述べた通り、学部・学科選びが重要になってきます。

 そこで、各大学が出している「大学案内」や、市販の学部学科ガイド、インターネットの各大学のホームページなどで大学ごとの雰囲気をつかみ、自分に合った校風・条件の大学を選べばよいでしょう。

 最後に、職業には、プロ野球の選手や芸術家・職人のように、実技能力(運動能力や芸術的な技能)が問われるものがありますが、これについては、それこそ出身学部などには関係ないため、「なるには」ルールは特定できません。

 どの学部で学んだかではなく、そこで何をやってきたか、これから何をやりたいか。――どんな職業に就くかはその一点にかかっているのです。



 受験用語の基礎知識Part1

 【高学歴志向】 受験人口の減少の割には大学の入学難易はそれほど落ちていません。90年度に26・4%に過ぎなかった「大学(学部)進学率」が02年度は40・5%と飛躍的に上昇しているためです。一方、短大の進学率は低下の傾向にあります。大学入学者のうち女子の割合は4割を占め、この10年で10ポイント以上も上昇しました。女子の「高学歴志向」が進学率上昇の原動力になっていると言えます。大学への新規高卒者の志願者の比率(現役志願率)も前年より0・9ポイント上昇して、47・3%と過去最高を記鎖しました。高卒者の2人に1人が大学への進学を希望していることになります。

 お薦めの本

『AERA Mook 新版 経済学がわかる。』(朝日新聞社出版部)

『AERA Mook 勉強のやり方がわかる。』(朝日新聞社出版部) 近刊予定



 受験用語の基礎知識Part2

 【国公立大志向】 大学への進学熱が高まる中、ここ数年、高まりをみせているのが「国公立大志向」です。長引く不況のため、学費の安い国公立大へ入学を希望するのは当然のことです。過去5年間の国公立大の出願者数は、56万人前後と安定した人気を集めています。