早川 琢郎先生:歯科医、ハヤカワ歯科医院院長

『きれいな息していますか? ~美と健康は、歯と口元から~ 』

主な講義内容の紹介

 中学生、高校生の口の中の病気で一番多いのは虫歯です。虫歯は、口の中に住んでいるミュータンス菌が、砂糖をえさにしてプラークを作り、その基地で酸を作り出します。唾液には、酸を中和させる働きがあります。酸によってとかされた歯は、唾液によって再石灰化され、歯を元に戻してくれます。このように、唾液は歯を守ってくれています。歯の表面は鉄より硬く、水晶と同じくらいです。講座の中で、実際にスポイトで自分の唾液を採取して、RDテストを行って虫歯になりやすいかどうかを確認してみました。

 アメリカでとったアンケート結果によると、「これがないと生きていけない発明品」の一位は歯ブラシでした。また、チューインガムをかむことで、垢(しこう)をとるのは無理であると言えます。特に、砂糖の入ったガムは、虫歯の原因となります。「くちびる力」を鍛えることで、口の中の乾燥を防ぎ、虫歯や歯周病や口臭の予防ができます。口唇閉鎖不全の問題点としては、歯列不正、ドライマウス、歯周病、虫歯、口臭などがあげられます。口唇閉鎖不全の原因としては、あごの力が弱まっていることが考えられます。対策として、口を閉じて鼻で息をすることが有効です。実験によると、スルメイカを鼻をつまみながら食べると息ができずとても苦しいこと、口を開けたまま飲み込むのはとても辛いことがわかりました。口の筋肉が弱いことは多くの苦労につながり、ものをおいしく食べられない原因の一つであることがわかりました。

生徒や保護者の主な質問・感想

  • 自分ではよく知らない口の中のことをたくさん学ぶことができ、とても勉強になりました。それに、口のことは、今からでも直していくことができることを知りました。(中1)
  • 自分ではくちびるを閉じる力をアップすると、表情を美しくし顔から首全体にかけて健康的な張りが出ると聞き、意識してみようと思った。(高3)