坪田 一男先生:慶應義塾大学医学部眼科学教室教授

『ips細胞から目を作るぞ』

主な講義内容の紹介

 今回の講義では、ご専門である角膜移植に関した話だけでなく、人生の様々な分野におよぶ「人間としての生き方」を生徒に伝えて頂いたように思います。角膜移植を年間約

 2500人が希望しているが、手術を受けられるのはその1割程度であり、その主な要因として、アイバンクでの提供者が非常に少ないことがあげられます。これらの問題を克服するために、まずiPS細胞を作り、この細胞から角膜を作り出すことにより、将来アイバンクのいらない世界が実現可能であることを多くの映像を通じて説明して頂きました。また、世界初となる涙腺再生やパーツ移植など、近未来の角膜再生医療のお話も頂きました。これらを実現するためには意思の力やそれを支える知力や体力が必要なこと、そして、なによりも仲間の大切さを強調されていました。

生徒や保護者の主な質問・感想

○ 手術のことから、ips細胞についての講義、自分の生き方についても教えていただき、大変勉強になりました。(中1)

○ 一人の患者さんを治すために信じてしてきたことが、多くの人を救うことにつながるのだと思う。「出来るよ、絶対に!」と考えるだけでいろいろなことができるようになる、「自分から進もう」と思った。(中1)

○ 先生がips細胞から再生できると信じている、確信しているところが素晴らしいと思った。また、成功のためには、「人生設計が必要だ」との言葉になるほどと思った。(中2)

○ 再生医療は可能だと信じて、一生懸命研究している姿が素敵です。その信じる力のおかげで、涙腺再生の見込があることが分かってきていると知り、まっすぐ信じて研究することの素晴らしさを感じました。(中3)

○ 手術の映像を見せてもらい、めったに見られない映像なので感動しました。ips細胞はいろいろと作業していけば、どこの細胞にでもなるということを聞いて、人間の細胞たった一つで、ここまでできる技術は本当にすごいなと思いました。(高1)  

○ 「人生は信じていく」という言葉から、先生の気持ちが伝わってきました。(高1) 

○ 人生観を変えるような人との出会いは、大切なものなのだなと分かりました。先生の経験から見えた教訓は自分達にも通じるものでした。(高2)