高校生国際シンポジウム

高校生国際シンポジウム

高校生国際シンポジウム

活動概要

  • 高校生国際シンポジウムは、全国で進められている課題研究・探究活動の発表会および審査会です。提出された研究要項をもとに書類審査が行われ、審査を通過した学生は毎年2月下旬に鹿児島県で開催される本選で、人文社会学の研究から自然科学や数学、ビジネスの分野までの幅広い分野の研究成果をスライド部門またはポスター部門にて発表します。その他、各界をけん引する方々による基調講演やパネルディスカッション、研修会、参加者対象の交流会など2日間のプログラムで多くの学びの場があります。
 

活動の感想

2023年度高校3年生 衛 千尋

  • 私は、SSHの取り組みで1年間行ってきた「バナナ繊維」に関する研究を外部の大会で発表したいと思い、高校生国際シンポジウムに参加しました。全国規模の発表会に参加するのは初めてで、発表や他校の生徒との交流の際はとても緊張しましたが、参加してよかったと思っています。
    全国各地から様々な分野の研究をしている生徒が集まり、どれも内容・発表方法ともにハイレベルなもので、それらから学ぶことも多かったです。基調講演では、教授本人の体験をもとに、これからの時代において重要になる「新たな科学技術をアート・デザインから生み出す」ということについて熱く語ってくださり、感銘を受けました。
    また他グループの研究発表を聞いて、「こんな考え方もあるのか!」と自分自身と異なる考え方を知ることができました。例えば、発表する時にただスライドを動かすのではなく、言葉で説明するのが難しい箇所を寸劇で表現していたグループは、斬新でわかりやすいと思いました。パネルディスカッションでは、普段お話を聞けないような方々の議論から刺激を受け、貴重な経験となりました。さらに、発表の際やその後の交流会では、審査員である各分野の専門家の方々からたくさんのアドバイスや質問をいただきました。特に「限られた発表時間内で話したい項目に優先順位をつけ、自分が一番伝えたいことを明確にすると、聴衆もよく理解できるようになる」というアドバイスに納得しました。発表して終わりではないことも、この活動の良さだと思います。今後の研究や発表に活かしていきたいです。
    私はこの大会に参加して、自分の研究に対する気持ちとこの分野に関する興味が一層深まったと実感しています。普段ならば交流のない相手と知り合うきっかけにもなりました。後輩の皆さんも部活動や委員会、課外活動などを通じて、ぜひ自分の好きなこと・興味のあることに積極的に挑戦してみてください!