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2022.05.17校長日記

But,Act Local !(22.05.17)

But,Act Local !

前回のタイトルは「Think Global,Act Global !」でしたが、もちろん地に足をつけた地道な活動あってこそのグローバル活動です。
市川中学校の活動指針に 「地域(市川・千葉)を知り、日本を知り、世界を知る」 のコンセプトがあります。コロナ禍で校外活動には制限がありますが、縁あって市川の地で中学・高校時代を過ごす生徒の視線を、まず地元市川市に向け、そして日本・世界へと広げていきます。
例えば、中学1年では1学期に市内巡検(フィールドワーク)を行い、7月末に富士山夏期学校、中学2年では京都・奈良宿泊研修、そして中学3年のシンガポール修学旅行へと続いています。(コロナの影響で、今年の中3修学旅行は広島・長崎・北陸方面への分散旅行に変更します)

さて、今週 中学1年の理科第2分野(生物・地学)の授業では、2時間をかけて学校周辺の巡検実習を行いました。SSH指定校である本校では中学1年から週に1回程度の実験・実習の授業を行っています。特に、生物・地学分野では “郊外型学校” の利点をいかし、校内や学校周辺での観察実習を多く取り入れています。

縄文時代、一部が海であった市川市には、その名残りとして海食崖の特徴をもつ地形を確認することができます。巡検では近隣の丘の上にある「子之神神社」の境内から市川市を一望し、海食崖・崖錐・低地の確認をします。また、道中、普段はあまり気にとめることがない 「海抜表示板」 の見方や団地の給水塔の仕組みなど、教師の問いかけや解説を受けながら2時間の巡検はあっという間に過ぎていきます。

中間試験後は生物分野を中心とする「大町自然観察会」が行われ、夏の富士山に続きます。