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2023.01.24校長日記

Open Class ~生徒も学ぶ、教師も学ぶ(23.01.24)

本校の方針のひとつに「学ぶ共同体」があります。学校が学びの場であることは言うまでもありませんが、それは生徒だけではなく教師にとっても同様です。これまで、このコラムでも生徒たちの課外活動(他流試合)にまつわる様々な取り組みについて取り上げてきましたが、その源は授業で培った基礎学力、知識にほかなりません。そうした土台の上に教養が育まれ、興味や関心が生まれ “他流試合” に繰り出すのです。
勿論、我々教師もより良い授業づくりに向けて常に学びを続け、学年・教科のチームで議論し、新たな教材や教授法をさぐり、生徒へのアプローチを試みています。

そうした取り組みのひとつに「オープン・クラス(自主的授業公開)」があります。各教師がこれはと思う授業を公開し、教科の枠を超えて多くの教師が参観します。「学習指導案」や「合評会」などの堅苦しい手続きは抜きで、気軽にオープンし、空き時間に感想を述べあい、その成果が担当者本人や参観者の授業に落とし込まれていきます。生徒にとっても新しい学びのカタチは新鮮で、学ぶ楽しさや新たな気づきに満ちています。

昨日(1月23日)は中2「古典」授業がオープンされました。テーマはショート・ショート(超短編小説)。「国語」とのコラボ授業です。和歌を小説の原型(骨組み)を極限までそぎ落としたと古典詩ととらえ、いくつかの歌を題材に「情(心情)」と「景(風物)」を見いだします。
こうした視点をもとに、続いて行われる国語の授業では自ら選んだ和歌を題材にショート・ショートを書き始めます。恋心を読んだ和歌に、男子生徒がすこぶる良い反応をしていた事が印象的でした。
今後の授業の行方が楽しみです。

また、23日は放課後に2つの表彰式を行いました。ひとつは高1「情報Ⅰ」の授業で画像処理実習の一環として作品を制作・出品した『第18回 IPA情報モラル・セキュリティーコンクール2022』(情報処理推進機構主催)で優秀作品賞を受賞した生徒にむけて千葉県警察本部から賞状が贈られました。
その後には昨年12月に行われた『第10回科学の甲子園ジュニア全国大会・千葉県代表チーム』のメンバーに表彰状と記念品が贈られました。
これも他流試合。