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2023.03.13校長日記

語れ、学園生! ~2023市川アカデミックデイ(23.03.13)

3月11日は、今年の市川アカデミックデイです。
2017年度より始まったこの行事は、この一年間生徒が取り組んだ様々な活動や日頃の研究成果の発表会を終日行います。以前は文化祭(なずな祭)で「口述研究発表会」と銘打ち行われてきた伝統行事でしたが、聴講できるのは一般来校者が中心となり肝心の生徒にプレゼンが届きづらいといった欠点がありました。
それを補うため毎年3月、学年末考査終了後の1日を市川アカデミックデイと定め、終日発表会を行っています。(もちろん、なずな祭の口述研究発表会は現在も続いています)

さらに、この日はSSHの最終発表会(ポスター発表会)も実施しており、まさに校内が生徒のプレゼンテーション一色に染まるアカデミックな1日です。SSHの方は過去2年間、コロナ禍で発表会場の縮小や発表形式などに制限を設けて行ってきましたが、今年から感染対策に留意しながら古賀記念アリーナでの発表に戻すことが出来ました。

さて、今年は中1~高1の4部構成で行った発表会に85組のエバンジェリスト(伝道師=発表者)が登壇しました。その内容は「科学の甲子園ジュニア」「イートンカレッジ研修」「地学部」「鉄道研究会」といった学校での取り組みから、「LGBT」「ボーカロイド」「吾妻鏡」「アトラクトプレゼンテーション」といった日頃の個人研究、そして学園が長年取り組んでいる「福島学宿」まで多岐に亘る聴きごたえのあるものばかりです。
各部の終了後は、発表者も聴講者もアリーナに移動。各発表者のポスター・ブースの前でじっくりと質疑応答がくり広げられます。そして、そんなやり取りの中で聴講者もヒントを得て、次年度は自分自身がエバンジェリストとなるのです。
市川アカデミックデイはこうしたルーティンを生みだし続けています。

SSHの方も177組の取り組みの発表がありました。
これまで構想発表会(6月)、中間発表会(11月)で得たアドバイスを参考に創意工夫を重ねポスターを作成。それぞれが見学者に対して熱心に語り、議論する光景が会場のあちらこちらで見られました。

Those that know, do. Those that understand, teach. (Aristotle)