2024.10.29校長日記
He Said, He Said ~気象予報士 江原慶吾さん(24.10.29)

早いもので10月もあと3日。季節はあっという間にすぎていきます。学園では先週中間考査も終わり、2学期後半を迎え、来月には2年、3年、5年の校外研修・修学旅行が控えています。今年は1日から2年が京都、4日から5年が北海道・沖縄、20日から3年が北海道・北陸・長崎へ出発します。
今月も様々なイベントが行われ、多くの出会いがありました。
12日、千葉県の私学教育を考え、支援するため多く私学関係者や熊谷俊人千葉県知事をはじめとするご来賓出席のもと第21回 私学振興大会が幕張メッセで開催されました。ちょうど同じ日、今年3月に将棋プロ棋士となった卒業生の山川泰熙さん(高校69回卒業)が来校。我々と再会の挨拶もそこそこに後輩将棋部の練習にお付きあいいただきました。
19日に中学校説明会を、26日には高等学校説明会を実施。多くの受験生・保護者の皆様をお迎えしました。今回は各教科主任が登壇し、教科教育の方針や入試の出題ポリシーについてお話ししました。
20日は後援会主催の保護者交流会。今年も第1部は4名の卒業生によるパネル・ディスカッションを実施。務めていた会社を辞して今年司法試験に合格した方、大学病院薬剤師から大学院に戻り学び直しを選択した方、教員として本校に戻ってきた方、中にはノルウエーの大学からネットで参加いただいた方まで多士済々の皆さんが自らの学園生活、大学での研究、そして現在の職業にいたるまでしっかりと語っていただきました。どれもが興味深い話題ばかりでした。
さて、先週 学園HPでご紹介したとおり、このたび4年生の江原慶吾さんが気象予報士試験に合格しました。今回は江原さんのインタビューを紹介します。
-気象予報士に興味を持ったきっかけは?
「2年生の時、理科の授業で気象について学んだことです。先生の、“風って何”の問いかけに今まで身近すぎて考えもしなかったことに初めて興味を持ちました。また、授業では気象通報をもとに天気図をかきました。案外これも面白く、自宅でラジオを聴きながらかくようになりました。こうした小さなきっかけが積み重なって、気象予報士を目ざしてみようと思いました」
-気象予報士試験ってどんな勉強をするんですか?
「試験は大きく分けて2つ。気象に関する知識や法律について問われるマークシート形式のもの。天気図の読み取りなど自分の見解を述べる筆記形式のものがあります。まずは問題集や過去問集で幅広い知識を覚えることから始まり、様々な気象現象に対して自分の意見を持つところまで繰り返し勉強しました」
-学校の勉強やクラブ活動との両立は大変ですよね。※江原さんは現在かるた同好会の会長を務めています。
「試験は夏と冬に実施されるので、長期休みを利用して集中的に勉強しました。実は去年から受験しているので、今回3回目の受験で合格しました」
-今後はこの資格をどのようにいかしていきますか?
「気象予報士会に所属して、切磋琢磨できればと思っています。また、この経験をバネにしていろいろなことにチャレンジして行きたいです。将来の事はこれから考えます」
-最後にひと言、メッセージを。
「気象は生活に密着する、身近で大切なものです。地球温暖化や気候変動が問題になっている今、もっと気象予報に興味を持って備えることが大切です。そんなメッセージを発信できればと思っています」
-ありがとうございました。




