理科実験室前の廊下では、3Dプリンターで作った手作り実験教材の開発・展示を行っています!

これらはすべて、「ただ見るだけ」では終わらせず、“さわって確かめる” ことで物理の世界を体験してもらうために開発したオリジナル教材です。

「電車の中でものを落下させるとどうなる?」や「電気回路を水路を使ってどう考える?」など、“教科書で見たことはあるけどイメージしにくい” 実験や図を、実際に手で触って動かすことができます。

中には、これまで教員による演示実験ですら難しかった現象を、台車の上にミニ装置をのせて再現しているものもあり、まさに、「教科書の中身を手にとって眺める」感覚です!

また、生徒が手にとって扱う教材だからこそ、安全性や耐久性にもこだわっています。角を丸くしたり、パーツをできるだけシンプルにしたり、「壊れにくくてわかりやすい」を目指して作られています。

物理が好きな人も、ちょっと苦手…という人も、「おっ?」と思える工夫が詰まった教材になっています。

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理科の散歩道#3「学校周辺フィールドワーク」

中学1年生理科II(地学)の授業では,観察力と図や文章による表現力を養うことを目的に講義や実習を構成しています。

初回の授業では学校周辺の巡検(フィールドワーク)を行い,学校周辺の地形観察を行っています。

市川学園の立地する千葉県市川市北部は,東京低地と下総台地の地形境界にあり,学校周辺に出かけると低地・台地の土地利用や,段丘崖,湧水などを,1時間半ほどの行程の中で観察することができます。

2回目以降の講義では高度段彩図や断面図の作成を行い,視点を変えて現象を観察する目を養っています。

また,中学1年生の国語の授業では,地元市川の民話について扱うこともあります。

市川は万葉集にも登場する歴史ある街で,多くの和歌や文学に登場します。そこで,国語教員と一緒に国語×地学のコラボ巡検を行うこともあります。

このように色々な視点で地元の街を捉えさせるような試みも行っています。

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理科の散歩道#2「なずな池の四季」

本校の北館中庭に、「なずな池」と呼ばれる小さな池があります。
人工の池ではありますが、ここには、自然の時間がやさしく、ゆっくりと流れています。

春の風が、そっと吹き抜ける頃。

近くの調節池から、ヒキガエルの夫婦がやってきて、
今年もまた、たくさんの命をこの池に預けていきました。

千を超えるちいさな命は、
水の中でしずかに育ち、五月の終わりに、立派に育って、しずかに旅立ってゆきました。

カエルたちの季節が終わるころ、空のうえからトンボが舞い降りてきます。

産卵の水面をさがしながら、空と池とを結ぶ、細い橋のように飛び交います。

夏。

セミの声が、一斉に鳴り響き、
中庭には抜け殻が点々と、宝探しの景品のように残されています。

青く茂った葉は、やがて人工の庇(ひさし)となり、
まぶしい夏の光をやわらかく和らげてくれます。

秋の訪れは、カツラの香りから。

ふと鼻をくすぐるのは、どこか懐かしい、キャラメルの匂い。

生物室の窓からのぞけば、黄金色に染まるカツラと、緑の常緑樹が織りなす風景が、
まるで一枚の絵画のように、心をそっと染めてくれます。

そして、冬。

木々が葉を落とし、空はぐんと高く、広くなります。

なずな池のまわりはしんと静まりかえり、
中庭は息をひそめるように、その広さを見せてくれる季節となります。

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理科の散歩道#1「ICHIGaK 科学館」

本校北館1階の理科フロアには「ICHIGaK(イチガク)科学館」と題したミニ展示スペースがあります。

元素の実物や岩石などの標本,理科に関する書籍,そしてときには生き物が展示されています。

実物を観察することで,写真や動画だけでは気づけない新たな発見があるはずです。

この展示スペースは定期的に展示物が更新され,現在は「エネルギー」を題材にした特別展を開催中!

エネルギーは科学のさまざまな領域・分野をつなげるキーワードです。

物理,化学,地学,生物それぞれの分野理解を深めるのはもちろん,分野を横断した幅広い視野で自然を観察し現象を考察する力をつけてほしいとの思いから情報発信をしていきます。