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2023.05.18校長日記

Buds of Science (2)(23.05.18)

In The Forest~森の中の学び舎

以前、このコラムでも書いたとおり、本校のコンセプトは「In The Forest~森の中の学び舎」。移転から20年をかけて校内には緑が生い茂り、いよいよ「森」の様相を呈してきました。こうした立地のメリットをいかした実験・観察・巡検などの様々な取り組みを授業に組み入れています。

今日は中1の理科第Ⅱ分野(主に生物・地学を学びます)の授業で、校内観察会や学校周辺の巡検を行いました。
本校の中1理科授業は第Ⅰ分野(物理・化学)、第Ⅱ分野をそれぞれ週あたり2時間実施。特にⅡ分野は観察を多く取り入れているため2時間連続の時間割で行っています。また、課外でも市内の大町自然公園での観察会や富士山夏期学校などの巡検を取り入れています。

午前中に2クラスでⅡ分野の授業があり、一クラスは学校周辺巡検、もう一クラスは校内観察会を実施。
観察会は生物室でのオリエンテーションのあと、隣接する中庭や前庭でルーペや図鑑を片手に動植物をじっくり観察します。出入口前の「なずな池」には千匹余りのヒキガエルのオタマジャクシが泳ぎ、周辺の草むらにはカエルやカナヘビが出現。
そうした身近な動植物に“都会育ち”の生徒たちは“歓喜?”の声を上げながら観察を続けます。最後に、各自がセイヨウタンポポとサツキの花を摘み、生物室に戻ってスケッチをします。
植生やその特徴についてじっくりと学ぶ2時間の授業でした。