JAXAエアロスペーススクール

JAXAエアロスペーススクール

JAXAエアロスペーススクール

活動概要

JAXAエアロスペーススクールは全国のJAXAの事業所(筑波・種子島など)で毎年高校生向けに行われている宇宙航空の教育プログラムです。各事業所によってその場所の特色ある体験ができます。私は高校1年時に、ロケットエンジンの研究開発をしている宮城県の角田宇宙センターに参加しました。2泊3日でロケットエンジンについての講義、施設見学や今後の宇宙開発についてのディベートを行いました。さらに、全国から集まった同じような興味を持つ高校生や現地で働く方との交流をしました。

活動の感想

筑波大学理工学群 萩原 瑞生(2020年度卒業生)

  • プログラムに参加する前から宇宙開発に関わりたいという目標がありました。しかし残念なことに理系科目がとても苦手で文系科目が得意なため、自分は向いていないのかもしれないと考えることもありました。でも、好きだから諦めたくないという葛藤がある。そんな時に参加しました。

    一番心に残ったのが、ある技術者の方に「JAXAに入るにはどうしたらいいですか」という質問をした時の答えです。きっと頭が良くないと入れないから「今やっている勉強をしっかりしよう」などという答えを予想していましたが、違いました。その方は笑って「元気、やる気、好きっていう気持ちが大事だね」と。(もちろん勉強も大事だと思いますが)。確かに、3日間で色々な方のお話を聞く中で、責任や重圧がある中でも宇宙開発に携わるということが本当に楽しいのだろうなということが伝わってきました。そして自分もこんな仕事に就けたら幸せだろうなと思い、理系への進路を諦めないことにしました。
    たった3日間でしたが、全国から集まった同じような目標を持つ同年代や実際に働く方と直接関わることができたことは、学校生活だけでは体験することのできないかけがえのないものとなり、自分の目標を再確認できました。

    市川学園には、先生方からの情報や自分で見つけたものまで、イベントに参加するきっかけはたくさんあります。進路がある程度決まっていてもいなくても、気になったら参加してみましょう。自分で体験することが大切だと思います。